明日の函館競馬場のメインレースはサマー2000シリーズ・函館記念です。
2014年函館記念優勝馬ラブイズブーシェ
父マンハッタンカフェ
母ローリエ
(メジロマックイーン)
黒鹿毛・牡馬
32戦6勝
主な成績
優勝2014年函館記念(GⅢ)
2着2014年目黒記念(GⅡ)
代表産駒
コパノライダー
優勝2019年2歳未勝利
※レース名・格付けは当時の表記です。
発走は15:25です。
ハンデ戦です。
サマー2000シリーズ第2戦・函館記念。
サマー2000シリーズ対象競走ではあるものの、長く競馬ファンをしている人からすると、大波乱が幾度となく繰り返されて来た夏の名物重賞ですね。
荒れる傾向があるのは近年でも変わりは無く、昨年は15番人気アドマイヤジャスタ→13番人気ドゥオーモ→3人気バイオスパークで決着、三連単は340万超えの大波乱になりました。
人気薄、二桁人気の超人気薄の食い込みが非常に目立つレースで、過去10年で1番人気が勝利したのは2019年のマイスタイル(単勝5.0倍)1頭のみ。
枠順的には大きな有利不利は少ないコースですが、小回り形態、短い直線という事もあり、穴馬を狙うならやはりインコースをロス無く立ち回った馬でしょうか。
本日土曜日のレースを見る限り、高速馬場の札幌とは変わり、函館は力を要する馬場で、各馬の持ち時計はそこまで気にする必要は無いでしょう。
今年は昨年の1~3着馬、更にはダートGⅠ馬カフェファラオが参戦するなど、非常に難解なGⅢ函館記念ですが、白毛の桜花賞馬ソダシを初め豪華メンバーが揃いそうな真夏の祭典・GⅡ札幌記念への前哨戦の意味合いも強いレースだけに、馬券はもちろん、各馬のレース振りにも注目したいですね。
それでは函館記念の予想を紹介します。
評価順で。
◎10マイネルウィルトス
◯2ハナズレジェンド
▲3ワールドウインズ
△5ジェットモーション
△14マイネルファンロン
△11ディアマンミノル
△8トーセンスーリヤ
△6タイセイトレイル
本命はマイネルウィルトス。
デビュー3戦目で初勝利をあげ、1勝クラスでは後のオープン馬・重賞好走馬相手に接戦、早くから能力の高さを見せてきたマイネルウィルトス。
デビュー当初、3歳時の成績を思えば2勝目は昨年の4月と期間を要したが、以降はレースを使い続けながらも力を付け、今年の春にようやくオープン入り。
初のオープンクラスでのレースになった前走新潟競馬場でのL福島民報杯では、雨が降る不良馬場で様々な部分が上手く噛み合った感じはするも、好位追走から上がり最速39秒3の脚で2着馬に1秒8差、大差を付けて楽勝。
力の要る馬場に高い適性があるのは間違いないが、元々良馬場でも速い脚を使った事もある馬だし、好戦して来た相手を考えれば重賞タイトルも十分に狙える力はある。
それでも雨が降るに越した事は無く、その高い重馬場適性から陣営はフランス・GⅠ凱旋門賞へ登録。
重賞実績が無いだけで適性を考えれば無謀な挑戦とは思わないが、遠征するならここで重賞タイトルは手にしておきたいところだろう。
対抗はハナズレジェンド。
デビューしてからは非常に堅実な走りを見せ、昨年夏の札幌でようやくオープン入りを果たしたハナズレジェンド。
オープン入り後の2戦は敗れたが、初ダートになったカノープスステークスで上がり最速をマークし差し切り勝ち。
地方でのダートグレード競走では3戦して3着止まり、久々の芝になった前走のL都大路ステークスでは最後方から直線だけの競馬で勝ち馬から0秒3差の5着とまずまずの内容。
函館では2戦してともに着外に終わっているが、昨年の準オープン戦・五稜郭ステークスで上がり最速タイの脚で0秒2差の6着と全く適性が無い訳ではない。
脚質的に展開に左右される面はあるが、これまでのレースから確実に終いは脚を使う馬で、あまり相手関係を問わず走って来るタイプ。
脚を溜めやすい内枠は歓迎で、後は勝負どころからインコースをロス無く上がって来れれば。
ワールドウインズはデビュー前から去勢されている馬だが、母がGⅠウイナーで血統面の魅力はもちろん、オープン勝ちを決めているように今年は更なる飛躍が期待される。
L六甲ステークス、GⅡマイラーズカップは案外な結果に終わったが、前哨戦の巴賞で1番人気5着に敗れるも、勝ち馬に0秒2差と僅差で、内容は決して悪くは無かった。
函館コースでも優勝経験があるし、前哨戦に続いての鞍上も魅力的。
馬券はマイネルウィルトス中心の馬単、三連複で買いたいですね。

