明日、園田競馬場で兵庫所属2歳馬の重賞競走、兵庫若駒賞が行われます。
昨年の兵庫若駒賞はエキサイターが優勝。
兵庫若駒賞の前身はJpnⅡ兵庫ジュニアグランプリ(当時GⅢ)のトライアル競走として1999年に創設されたプリンスリートロフィー。
その後、2008年にプリンスリートロフィーを引き継ぐ形で新たな重賞競走として昇格。
現在の兵庫若駒賞はJpnⅡ兵庫ジュニアグランプリへの前哨戦である他、地方競馬2歳重賞シリーズ・未来優駿指定競走、JRA認定競走、更に今年は門別競馬場で行われるJpnⅢJBC2歳優駿の指定競走になるなど、今後を担う兵庫所属2歳馬にとって非常に重要なレースです。
発走は15:55です。
優勝馬には11月3日門別競馬場で行われるJpnⅢJBC2歳優駿出走選考対象馬として大きなアドバンテージが得られます。
今年はJBC2歳部門のJpnⅢJBC2歳優駿指定競走になりましたが、JBCは今年異例となる門別・大井2場での開催となるので、兵庫若駒賞が継続してJBC指定競走になるのか来年以降は分かりません。
本分はやはり、同じコース・距離で行われるJpnⅡ兵庫ジュニアグランプリへの前哨戦ですね。
昨年は1番人気のエキサイターが優勝するなど、歴代の優勝馬は当時の兵庫を代表する馬が多く名を連ねていますが、今年は今のところ抜けた存在はいない印象の2歳戦線。
今後どんな馬が台頭してくるか分かりませんが、ここを優勝した馬は、とりあえずは兵庫2歳戦線で一歩リードする存在になります。
出来ればここからJpnⅡ兵庫ジュニアグランプリでも活躍が見込めそうな馬の登場を期待したいですね。
それでは兵庫若駒賞の予想を紹介します。
評価順で。
◎10アイルビーゼア
○7マルカフォルトゥナ
▲9シェナキング
△4ツムタイザン
△2フセノチェリー
△5ナットグレースワン
本命はアイルビーゼア。
2歳戦のレベルが高いホッカイドウ競馬で1勝を上げて兵庫・新子厩舎に転入してきたアイルビーゼア。
転入初戦のJRA認定アッパートライで1着、続く前走の園田プリンセスカップではホッカイドウ競馬のラジアントエンティには完敗も、他の遠征馬は押さえての2着。
レース振りに非常に安定感があり、脚質の融通が効くタイプで、現時点での完成度の高さも伺える。
抜けた存在とは思わないが、実績・完成度はメンバー中では少し上で、前走はインコースからの競馬だったが、外目からスムーズに好位追走なら今回も大きくは崩れないとみる。
対抗はマルカフォルトゥナ。
2連勝で挑んだ前走はハナを切って厳しい展開の中、最後はツムタイザンには少し放されたが2着。
今回は前走の1230mから2連勝した1400mに戻るのはこの馬にとってプラスと思われ、無理にハナを切りたいような馬もおらず、しっかり自分のペースで競馬が出来そう。
番手からでも競馬は出来る馬だが、メンバー的に今回もハナを取った方が良さそうだし、玉砕覚悟で他が行くようなら控えたら良いだろう。
能力差がほとんど無さそうなメンバーなので、展開利を味方にした馬が非常に優勢になると思われ、その展開利を一番味方に付けやすい存在がこの馬だろう。
シェナキングの前走は少し放された3着に終わったが、これまでのレースを見る限り、相手なりに走り、ラストは確実に自分の脚を使ってくる馬な印象。
2、3走前はフセノチェリー、マルカフォルトゥナ辺りと差の無い競馬をしているし、ここも無欲の差しで上位進出を期待したい。
馬券はアイルビーゼア中心の三連単で買いたいですね。

