本日、東京競馬場では芝3400m、長距離ハンデの重賞競走、ダイヤモンドステークスが行われます。
2006年のダイヤモンドステークスはマッキーマックスが優勝。
マッキーマックスは父ダンスインザダーク、母クリアーチャンスという血統の牡馬。
マッキーマックスは2002年12月にデビュー。
デビュー戦を勝利し、2戦目で重賞GⅢシンザン記念に出走し、サイレントディールの2着、続くGⅢきさらぎ賞では後の二冠馬ネオユニヴァースが優勝、2着に前走で敗れたサイレントディール、それらに次ぐ3着に終わったが、早くからクラシックを意識させる走りを見せる。
GⅢ毎日杯では1番人気に支持されるが4着に敗れ、マッキーマックスは休養に入る。
しかし、秋のGⅡ神戸新聞杯7着、GⅠ菊花賞5着ともうひとつの結果に終わった。
2004年に準オープン戦を勝つが、以降は堅実に走るも中々勝ち切れないレースが続いて2006年を向かえる。
2月の長距離重賞GⅢダイヤモンドステークスでは混戦メンバーで54キロの比較的軽い斤量だったが見事優勝、早くから素質を見せていたマッキーマックスだが、6歳にしてようやく初の重賞制覇を飾った。
続くGⅡ大阪杯(現GⅠ)は後のGⅠ馬カンパニーの2着、目標にしていたGⅠ天皇賞・春では3番人気に支持されるがディープインパクトの圧倒的強さの前に7着に終わり、これがラストランになりました。
19戦3勝。主な勝ち鞍、GⅢダイヤモンドステークス、GⅡ大阪杯2着、GⅢシンザン記念2着。
発走は15:45です。
ハンデ戦です。
12月のGⅡステイヤーズステークスと並ぶ伝統の長距離重賞。
一時はフェイムゲームやアルバートなど、長距離戦の常連馬がいつも顔を揃えて出走してきたレースだが、この路線の新顔と言うべき馬達が今年は登場と、長距離戦線は世代交代しつつある感じ。
一応は3400mの重賞という事で、3200mのGⅠ天皇賞・春に向けてのステップレースの位置付けではあるんですが、現実的には年間でステイヤーズステークスとダイヤモンドステークスの2競走を最大目標に置いている馬もいるはずで、馬券的にはそういった馬を中心に考えたいですね。
それではダイヤモンドステークスの予想を評価順で紹介します。
◎3ポポカテペトル
○11タイセイトレイル
▲1オセアグレイト
△7タガノディアマンテ
△6レノヴァール
△5リッジマン
△14メイショウテンゲン
△16ミライヘノツバサ
本命はポポカテペトル。
前走のGⅡアルゼンチン共和国杯は持ち味が生きない上がりの競馬での敗戦、それでも勝ち馬から0秒4差の6着とそこまで悪くは無いレースだった。
近3走の重賞レースではパンチ不足な感じはあるが、3歳時にはGⅠ菊花賞で13番人気ながら優勝したキセキから0秒3差の3着がある実力馬で、今回はその菊花賞以来となる3000m超えのレースという事で一変が期待出来る。
ハンデ55キロは想定内、持久力は豊富な馬で、折り合いが重要な長距離戦で脚を溜めやすい内枠は魅力的。
対抗はタイセイトレイル。
デビュー当初は目立たない成績だったが、徐々に力を付けて昨年オープン入り、初の重賞挑戦だったGⅡアルゼンチン共和国杯で2着に好走し、GⅠジャパンカップ(15着)に出走するまでに成長した。
ここ最近の成績から大きく崩れたのはGⅠジャパンカップのみで、今年初戦のGⅡ日経新春杯でも4着とまとめたあたり、相手なりに堅実に走る馬なのだろう。
3000m超えのレースは初めてになるが、力の要る札幌の洋芝2600mなどで好走している事からスタミナ豊富な馬なので問題無さそう。
今回は全4勝中3勝を上げている中谷雄太騎手に戻るのはこの馬にとってはプラスで、同じ矢作厩舎のステイフーリッシュを降板させられた直後の同厩舎所属馬だけに鞍上にとってはかなり力が入る一戦になる。
オセアグレイトはデビューから一貫して2000m以上を使われて徐々に素質が開花、前走の準オープン戦を勝利してオープン入り。
昨年、陣営は本気でGⅠ菊花賞を狙っていたようで、3000m超えの今回はその期待を証明する絶好の機会になる。
昨年の菊花賞トライアル・GⅡセントライト記念で4番人気に支持されたが14着に敗退、2200mはこの馬には距離不足だったと思われるだけに、3400mの今回は高い期待が懸かる。
馬券はポポカテペトル中心の三連複を考えています。

