本日、いよいよ2018年最後のGⅠ競走、ダートのグランプリレースとも言える東京大賞典が大井競馬場で行われます。
〝有馬記念がハズレても東京大賞典がある〟
ひと昔前はよく言われていたもんですよね。
東京大賞典は有馬記念より歴史がある競走で特に南関東の競馬ファンにとっては魂のようなレース。
平成最後の東京大賞典。
歴代の優勝馬には名馬の名前がズラリと並ぶ。

個人的に98年東京大賞典の優勝馬アブクマポーロは今でも見てきた地方馬の中では最強と思っています。
アブクマポーロは船橋競馬の所属馬でライバルと言われた岩手・水沢のメイセイオペラと共に中央馬を圧倒し、ダート競馬の一時代を築いた名馬。
ピンクのメンコ、バンテージ、ピンクの勝負服の石崎隆之騎手との名コンビで川崎記念2回、帝王賞、東京大賞典の他にダイオライト記念、かしわ記念、中央でも東海ウインターステークスなどを優勝。
ライバルと言われた岩手・水沢のメイセイオペラはフェブラリーステークスで地方馬初の中央GⅠを制した名馬なんですがアブクマポーロはメイセイオペラと4回対戦して3勝。
その対戦成績から、いかにアブクマポーロが怪物的に強かったか分かってもらえると思うんですが恐らくフェブラリーステークスでも優勝出来たと今でも思っています。
ダートでのあまりの強さにドバイワールドカップへの遠征も噂されたが残念ながら実現せず。
ドバイワールドカップを走るアブクマポーロを見たかったな~
個人的には東京大賞典と言えばアブクマポーロが一番印象に残っています。
今年の東京大賞典。
発走は16:30です。
中央から7頭、地元・南関東6頭、金沢2頭、北海道1頭の計16頭で争われます。
ヒガシウィルウィン、リッカルド、クリスタルシルバーの名前が無いのは非常に寂しいですね。
現ダート王ルヴァンスレーヴは不在もそれ以外のダート一線級のメンバーが揃った中央勢。
船橋移籍初戦となる元中央のサウンドトゥルーが地方勢の大将格か。
まあ、普通に考えて今年も中央馬が勝ちそうですね。
そんな中、北海道競馬で無敵の快進撃を続けるスーパーステションの参戦は非常に楽しみですね。
このメンバー相手にどこまで戦えるか。
今年ラストのGⅠレース、意地でも的中したいですね!
それでは東京大賞典の予想を紹介します。
評価順で。
◎5オメガパフューム
○7サウンドトゥルー
▲13ゴールドドリーム
△2ケイティブレイブ
△3スーパーステション
△6エイコーン
本命はオメガパフューム。
今年の3歳馬は非常にレベルが高く、特にダート路戦はルヴァンスレーヴの活躍をはじめ、古馬を圧倒している。
3歳ダート路戦の中でオメガパフュームはジャパンダートダービーで2着、古馬相手のJBCクラシックでも2着とルヴァンスレーヴに次ぐ活躍をしている事から十分に勝ち負けの期待を持てる存在。
前走は左回り、手前替えなかったなど色々敗因があり、力負けではない。
右回り、大井の2000mに替わるのは良さそうで3歳馬のレベルの高さを今年最後のGⅠで改めて証明するか。
対抗はサウンドトゥルー。
獲得賞金の都合上、交流重賞に円滑に出走する為の地方・船橋に移籍しての初戦を向かえるサウンドトゥルー。
2015年の東京大賞典優勝、2016年チャンピオンズカップ優勝、昨年のJBCクラシックも制覇と実績は今さら説明する必要もなく、8歳になった今年も1着はないが帝王賞、日本テレビ盃で3着、時計の速くなる京都でのJBCクラシックでも5着と依然、能力の衰えは感じない。
大井2000mは(2・2・3・1)と鬼で展開が向けばラストで今まで通りの豪脚で追い込んでくるだろう。
ゴールドドリームは右肩の筋肉痛により南部杯以来の出走だが底力はメンバー随一で出遅れが無ければ力は見せてきそう。
基本的に大荒れは無さそうだが穴ならスーパーステション、エイコーンの勢いに乗る2頭か。
馬券は三連単でオメガパフュームを1、2着固定、サウンドトゥルーを2、3着に固定して買いたいですね。
2018年最後のGⅠ、皆さんも悔いのない勝負を!!

