Overtures
題名:Overtures
演奏:Fordens Band
指揮:Russell Gray
録音日:2002年6月
今年のヨーロピアン・コンテストにイングランド代表として出場するFordensの序曲集です。
バーンスタイン作曲のキャンディード序曲から始まり、
黒のドミノ(オーベール)
詩人と農夫(スッペ)
泥棒かささぎ(ロッシーニ)
軽騎兵(スッペ)
魔笛(モーツァルト)
エグモント(ベートーヴェン)
ウィーンの朝・昼・晩(スッペ)
イスの王様(ラロ)
が収録されています。
いずれも有名な曲が多く、オケの演奏と比較しても違和感がないと思います。
奇を狙ったような演奏もなく、参考音源として重宝するでしょう。
Classic Brass
題名:Classic Brass
演奏Grimethrpe Colliery RJB Band
指揮:Garry Cutt
収録日:1999年11月
Grimethorpeによるクラッシクからの編曲集です。
イギリスのブラスバンドは、スポンサーが変わるとバンド名が変わってしまうので、このブログではCDの発売当時のバンド名で紹介しています。CDの発売順には紹介していますので、日によってバンド名が変わってたりしますが、ご了承ください。
イギリスのブラスバンドは労働者の余暇のために結成されたバンドを基にしていることが多く、
このGrimethorpeも、1917年にイギリスのヨークシャ地方にあるグライムソープ炭鉱の労働者たちによって結成されたバンドです。
1967年にはイギリスのブラスバンドコンテストで最も歴史があるブリティッシュ・オープンで優勝しています。
ところが、映画「ブラス」で描かれているように1992年には炭鉱が閉鎖され、バンドの存続の危機に直面しました。
その後、1995年には新しいスポンサーを獲得し、バンドが継続されています。
どんなバンドでも、スポンサーが無ければ活動が制限されてしまい、バンドの死活問題なってしまいます。
The Melody Shop
題名:The Melody Shop
演奏:Grimethoepe Colloery Band
指揮:Major Peter Parkes & Garry Cutt
Grimethoepeによるブラスバンド小曲集です。コンサートの参考音源としてお勧めです。
題名にもなっているTje Melody Shopですが、この演奏はかなり速めの演奏です。
その他、MacArthurや、Lohengrin, William Tell 、 Paganini 18th Variation、 AlbinoniのAdagioなど良く知られている曲も多く、ブラスバンド入門にも最適かもしれません。
最後はBach作曲Ray Farr編曲のToccataで締めくくっています。
The History of brass Band Music 1
題名:The History of Brass Band Music The Early Years 1850-1920
演奏:Grimethorpe Colliery (UK Coal) Band
CDによってブラスバンドの歴史をたどる企画です。
第1弾は、ブラスバンドの黎明期1850~1920年の曲をそろえています。
この時代はまだまだ、小曲が多く地味な感じの曲です。
オケの曲からの編曲ものとしては、ロッシーニ作曲のWilliam Tellが収録されています。
この時代から既にブラスバンドのコンテストが開催されていましたが、
課題曲としてはオケの曲からの編曲ばかりで、ブラスバンドの為に書かれた曲が課題曲になるのは次の時代を待たなければなりません。
European Contest 2007の予想
日程:2007年5月4~6日
開催国:イギリス(バーミンガム市)
課題曲:Elgar Variations(作曲:Martin Ellerby)
欧州選手権は、今年で30周年を迎えます。今年の5月に開催されるコンテストを、期待をこめて予測して見たいと思う。
今年のコンテストに出場するのは以下の12団体である。
リストを見るとかつてのYBSやBlack Dykeなど圧倒的な強さを見せそうなバンドがなく、混戦になるのではないかと期待しています。
この中で中心になるのはBrass Band Willebroek、Fodens Richardson Band、そしてCory Bandと思います。
Brass Band Willebroekは昨年の優勝バンドで、連覇がかかっています。仮に連覇をしたとするとイングランド代表以外では、1987-1988年のノルウェ代表のEikanger-Bjorsvik以来の快挙になります。
Fodens Richardson Bandは1992年にBritannia Builing Societyというバンド名のときに優勝しています。そうです、俗に「鼻血ドラゴン」と異名を持つあの演奏です。今年はそれ以上の迫力のある演奏を期待しています。
Cory Bandは、以前はBuy as You Viewと名乗っていましたが、今回から昔のバンド名で出場することになりました。毎年上位には食い込むのですが、1980年に優勝して以来、なかなか優勝できていません。
それ以外では、昨年、一昨年とBセクションで優勝した、元ウィーン・フィルのハンス・ガンシュがプリンシパルを勤めるAustria 代表のOberoesterreichでしょうか?チャンピオンセクションでどこまで上位にくい込めるかを、期待しています。
1. Austria Brass Band Oberoesterreich 指揮:Hannes Buchegger
2. Belgium Brass Band Willebroek 指揮: Frans Violet
3. Belgium Kortrijk Brass Band V.Z.W 指揮:Lieven Maertens
4. Denmark Lyngby-Taarbæk Brass Band 指揮:: Christian Schmiedescamp
5. England Fodens Richardson Band指揮: Garry E Cutt
6. France Brass Band Aeolus 指揮: Bastien Stil
7. Netherlands Brass Band De Waldsang 指揮:: Rieks van der Velde
8. Norway Stavanger Brass Band 指揮: Allan Withington
9. Scotland Scottish Co-op Band 指揮:: Allan Ramsay
10. Sweden Gothenburg Brass 指揮:: Dr.Nicholas Childs
11. Switzerland Brass Band Treize Etoiles指揮: Geo-Pierre Moren
12. Wales Cory Band 指揮:Dr. Robert Childs
European Contest 2006
開催日:2006年4月28・29日
開催国:北アイルランド
優勝:Brass Band Willebrock (指揮:Frans Violet)
課題曲:Seascape with High Cliff(Ian Wilson)
2006年は、三つ巴の大混戦でした。なんとベルギー代表のWillebrock 、スイス代表のFribourg、ウェールズ代表のBuy As You Viewが同一得点で並びました。しかし、その場合は課題曲の得点が考慮されるというルールに従い、Willebrockが優勝しました。
2005年優勝のBlack Dykeは演奏順番が1番ということだったためか、4位に終わりました。演奏順に有利・不利があるのはブラスバンドも吹奏楽コンクールでも変わりないようです。
自由曲の1位はBuy As You Viewの演奏したThe Promised Land(作曲:Kenneth Downie)は、このコンテストの為に作曲された曲であり、他の演奏と比較しにくいため、コメントするのも大変です。
自由曲2位のFribourgは、Music of Spheres(作曲:Philip Sparke)を演奏。この曲は、3年連続で大会のCDに収められています。昨年のStavangerの演奏よりもかなりよく、YBSの初演の演奏に迫る完成度です。
その他、Farewell ConcertでのEuropean Youth Brass Bandの演奏が聴くことができますが、Youth Bsndといえどもバカにできない素晴しい演奏をします。この中のメンバーが数年後には、本大会に出場するんでしょうね。
European Contest 2005
開催日:2005年4月28日~5月1日
開催国:オランダ
優勝:Black Dyke(指揮:Dr. Nicholas Childs)
課題曲:Extrene Makeover(作曲:Johan de Meij)
2005年の欧州選手権のCDです。この年から主催団体が変わりました。そのため、European Championshipの名称が著作権の関係で使用できなくなり、European Contestの名称になりました。
この年の注目点は、
6連勝したYBSのスポンサーが降りてしまい資金難から、YBSが出場できなくなった点とか、
変わってBlack Dykeの創立150周年で、そのYBSからソプラノ・コルネットの巨人のピーター・ロバーツが移籍し、当然優勝を狙ってきている点とか、
ウィーンフィルのトランペットの元首席奏者のハンス・ガンシュ氏がプリンシパルを勤めるオーストリア代表のBrass Band Oberos
trerreichが出場したりとか、話題性の多い年でもあります。
聴き所はやはり優勝したBlack Dykeの課題曲のExtreme Make-overと自由曲のJourney of the Centre of the Earth(作曲 Prter Graham)です。2位のStagangerが演奏したMusic of the Sphersは、ソロ演奏に伸びやかさがなかったりしていますので、Black Bykeの演奏がグンを抜いている感じがします。
ハンス・ガンシュのBrass Band Oberostrerreichはチャンピオンセクションではなく、その下のBセクションでの出場ですが、音楽的にも技術的にも高い演奏をしています。Bセクションの課題曲March-Rhythm(作曲:Jab Bosveld)といい、ハンス・ガンシュのソロ曲のSong and Danceにしても聴き応えあります。さすがは元ウィーンフィル!!格の違いを感じさせられます。
Hymn of hte Highlands
曲名:Hymn of the Highlands
作曲:Philip Sparke
ハイランド賛歌のスコアです。ハイランド賛歌は、2002年の欧州選手権のガラコンサートでYBSによって初演されました。
ソロ曲を含むコンサート形式の組曲になっており、
それぞれの曲の題名にスコットランドの地名がつけられ、
1..Adross Castle
1..Summer Isles(ユーフォニューム・ソロ)
3.Flowerdale(ソプラノコルネット:ソロ)
4.Strathcarron
5.Lairg Muir(コルネット・ソロ)
6.Alladale(フリューゲル、テナーホーン、バリトンのトリオ)
7.Dundonnell
の7つの曲から編成されています。
このスコアには、Adross Castle、Alladale、Dundonnellのスコアで、他の曲は別売です。
またこの3曲には吹奏楽に編曲されてもいます。
European Championships 2004
開催日:2004年
開催国:スコットランド(イギリス)
優勝:Yorkshire Building Society (指揮:David King)
課題曲:St.Magnus (作曲:Kenneth Downie)
この年、YBSは絶好調で課題曲、自由曲ともに1位でした。合計得点は195点で、2位の189点を大きく引き離しています。
自由曲は、Philip Sparke作曲のMusic of the Spheresで、今年(2007年)の欧州選手権でも4団体が自由曲として選択しています。吹奏楽にも編曲され、吹奏楽コンクールでも聞くことができます。かなりの難曲で、当初はYBSしか演奏できないといわれたほどです。しかし、今ではブラスバンド自体の技術が向上したのか、各国の代表レベルになると演奏できるようです。
自由曲2位のFaireyが演奏するRevelatinや、3位のWillebroekが演奏するMontageは、若干安定感がかける部分があり、YBSの優勝が納得いきます。
この年も、Hymn of the Highlandsが2曲だけですが収録されています。また、Buy as You View Cory Bandの演奏してるDay of the Dragonもお勧めです。








