英国式ブラスバンドの世界 -14ページ目

Heavenly Gales

















ソロ:Derek Smith

演奏:New York Staff Band(NYSB)

録音は1946年から1972年にかけてされたものをCDにまとめられています。

演奏はすばらしいのですが、録音が古いため音質は悪いのが残念です。

演奏はアメリカの救世軍のバンドなので、イギリスの演奏とは違いがあるかも知れませんが、

残念ながら私には比較できません。

ソリストのDerek Smithは、ニューヨーク・フィルの首席トランペット奏者Philip Smithの父親です。

このCDでも二人のデュエットを聴くことができます。

The Best of Goff Richards

















録音:1996年7月

演奏:The Brighhouse & Rastrick Band

指揮:Goff Richards


ブラスバンドの名作曲家兼アレンジャーのGoff Richarsの作品集です。

指揮は、Goff Richars自身、演奏は名門The Brighhouse & Rastrick Bandで、言うこと無いCDです。

2j曲目のHarmony in brassは大阪のバンドが、シグネチャーソングとして使用しています。

いい曲ですがおそらく演奏する機会は無いでしょうね。

3曲目のCalling Cornwallですが、CornwallはGoff Richardsの出身地す。

地図でその名前の都市を探したのですが、見つかりませんでした。

どうやら地方の名称のようです。

お勧めは、The Sprit of Youth!で、カッコイイ曲です。

また、15番目のIt's shoewtimeは、Goff Richars作曲のHollywoodに似てるような印象があります。


Australian National Band Championships 2006



開催:2006年4月

開催地:Brisbane


昨年のオーストラリアで開かれたブラスバンド選手権のプログラムです。

大阪のブラスバンドが参加したので付いて行きました。

ブラスバンドはイギリスが盛んですが、元イギリス領のオーストラリアやニュージーランドでもコンテストが開かれています。

コンテストは、行進曲、賛美歌、課題曲、自由曲を演奏して、その総合点で決まります。

一日目が賛美歌と自由曲、二日目が行進曲と自由曲です。

コンテストの点数には加算されませんが、二日目の朝にはパレードもあります。

従って大阪のバンドのスケジュールは、

コンテスト当日の朝にオーストラリアに到着。ホテルに移動してリハ、そしてコンテスト。コンテスト後は日が暮れるまでパレードの練習。

翌日の朝はパレード、午後にまたコンテストです。

おまけにスケジュールは遅れに遅れ、審査結果が発表されたのは夜の11時ごろでした。

精神的にも肉体的にもタフでなければ参加できません。お疲れさまです。


優勝したのは地元ブリスベンのBrisbane Excelsior Bandです

このバンドのプリンシパルを勤めるPaula Ruseelさんは、1999年から2002年までYBSのレピアノをしていた人です。

ちなみに自由曲はSparke作曲のMusic of the Spheresです。

まさかオーストラリアに来てこの曲をナマで聴けるとは思いませんでした。感激です。

オーストラリアのブラスバンドのレベルも年々上がっているようです。

今度行く機会があれば又行って見たいです。今度はどんな演奏が聴けるでしょうか?


Brian Evans



この人がBrian Evansです。

C.W.S.Bandでソプラノ・コルネットを始めて、Fairy、 British Vita、 Brighhouse & Rastric、Black Dyke、Versatile Bandとわたり歩いています。

ライナーノートによるとC.W.S.Bandではレピアノの担当だったのですが、ソプラノにコンバートされて翌日の演奏会でソプラノを演奏したそうです。この逸話からも技量が伺えます。いくらコルネットを吹いていたからと言って、一晩でソプラノが吹けるものではありません。ねえ、皆さん!

このCDでソプラノ・コルネットの魅力を堪能できるでしょう。

でも、最近のソプラノとはだいぶ音色や奏法が違うように感じます。


Down Memory Lane



録音:1995年7月

指揮:James Scott, Geoffey Whitham

演奏:King of Brass


このCDは、かつての名手を集めた、いわゆるDream Teamのようなバンドの演奏です。

サウンドは最近のバンドの録音とはまったく違った、なんともいえない心地よい音色です。

一昔前のブラスバンドはこのような音色だったのでしょうか?


このCDの特徴は、ソプラノコルネットの巨人Brian EvansとPeter Robersの2人の演奏が聞けることです。

中でもShowstoppersは3つのソロ曲からなり、ソプラノコルネットの魅力を十分過ぎるほど味わえます。

Essential Dyke Volume 6



Essential Dykeシリーズは、現在のところこのCDが最新版です。

このCDの特徴としては、2005年の12月に行われた記念コンサートのライブが収録されているところです。

このコンサートではBlack DykeのOBを集めて、総勢80名の合同バンドが演奏しています。

80名の即席バンドですが、リズムも音程も、そして音形もばっちりそろっています。

さすがは元Black Dykeのメンバー!、とても80人の演奏とは思えないほど、そろっています。


ところで、この録音からプリンシパルがRichard Marshallに変わっています。

コルネットのソロとしてCharivariが収録されています。

前プリンシパルのRogerのCharivariも他のCDに録音されていますので、聞き比べるのも面白いでしょう。









Essential Dyke Volume 5


収録:2005年1月

演奏:Black Dyke Band

指揮:Dr. Nicholas J. Childs


シリーズの第5弾です。

このCDも行進曲、オケのアレンジ、ソロ曲と続きます。

このCDの特徴としては、ソロ曲が増えたことです。

ソリストの多いBlack Dykeの本領が聞けます。

コルネットのソリストRoger Websterが演奏するSchubert作曲のDu bist die Ruh。

ユーフォDavid ThirntonのAuld Lang Syne。

テナーホーンLesley HowieのMendelsesohn Violin Concerrto。

そしてフリューゲルJohn DoyleのChildren of Sanchez。

いずれも絶品ですがあえて一番をあげるならば、プリンシパルのRoger Websterの演奏です。

最後に収められている大曲、1812年も聴き応えあります。



Brass Arts Festival 2006



演奏日:2006年10月28日

演奏:the YBS Band

指揮:David King

会場:Reagent Hsll


2006年の全英選手権の後にYBSの演奏が聞けるということで行きました。

チケットは電話予約だけだったので、下手な英語で国際電話をかけてなんとかチケットを入手しました。


1曲目はYBSのSignature MarchであるKeighley Moorでした。

曲が終わるとなぜか指揮者用譜面台の上にある携帯電話がなりだします。

David Kingがおもむろに電話にでて話し出します。一同爆笑。こういう演出をするんですね。


2曲目はプリンシパルであるStuart Lingardのソロで、Lark in the Clear Air。いい音してます。

YBSのコルネットはヤマハのXenoで、私と同じ楽器なのですが、何で音色がぜんぜん違うのでしょうか?


前の月に開かれたブリティッシュ・オープンの課題曲Vienna Nightsも聴くことができました。

この曲は作曲者の指示で、コルネットが左右に分かれて演奏されます。

かなり抽象的な曲で途中でモーツアルトのパロディーが入ります。

私には難解すぎて演奏の良し悪しが分かりません。

ブリティッシュ・オープンに行かなくて良かった。この曲を一日中聴いていたら・・・・


休憩のあとはWindows of the Worldです。

生でYBSのWindows of the Worldが聴けて感激です。

Earth Walkのソロはリピアノの女の子が吹いていました。

オーストラリアからの留学生らしいのですが、さすがに上手です。


この演奏会の翌月、David Kingをはじめ主要メンバーがバンドを離れることが発表されました。

ひょっとしたらこの演奏がDavid Kingが指揮した最後の演奏会だったかも知れません。

いずれにせよ貴重な体験でした。


Essential Dyke Volume 4


















録音日:不明

演奏:Black Dyke Band

指揮:Dr. Nicholas J.Childs


このCDからバンド名がBlack Dyke Bandになってます。

イギリスのバンドはスポンサーによって名称が変わるので、ツウな人はバンド名だけで時代が分かるようです。私はまだその域には達してません。

このCDも1曲目は行進曲で始まります。行進曲はThe Pondashiers。結構カッコイイ曲です。

2曲目はオケからのアレンジで、Academic Festival Overture。大学祝典序曲(いわゆる大祝です)

3曲目はRoger WebsterのソロでSilver Threads Among the Goldeです。Rogerはゆったりとしたところは音楽的に、早い所は素晴しいテクニックを聞かせてくれます。

4曲目はLa Traviata(椿姫)です。このシリーズは、行進曲、オケのアレンジ、ソロ、オケのアレンジというパターンが多いですね。

5曲目はトロンボーンのソロで、Thoughts of Love。そういえば、このシリーズでトロンボーンソロは初めてですかね?

後は省略して(ごねんなさい)、ラストはチャイコフスキーのMarch Slav。演奏してみたい曲です。


Essential Dyke Vol.3

















録音:記載が見当たりませんでした。

演奏:Black Dyke Band

指揮:Nicholas J Childs


このCDから指揮者がNicholas J Childsになり、ジャケットのデザインも現在に続くものになりました。

残念ながら録音日の記載はありませんが、メンバー表から推測すると2000年以降の録音です。

このCDでは曲の順番にメリハリを感じさせます。

1曲目は行進曲のThe President。ブラスバンドの演奏会でもオープニングに行進曲が多いですね。

2曲目はBerliozのThe Corsair。この曲でさらに盛り上げます。

3曲目はプリンシパルのRoger Websterのソロ曲でNapoli。フニクラ・フニクラの変奏曲です。

この曲でRogerのテクニックが思う存分聞くことができます。

4曲目は今までとは対照的にDavid of the White Rockで重々しい雰囲気になります。

かと思うと5曲目はOlympic Fanfare and Themeで派手に決めてくれます。


その他ではCatoon Musicも収録されています。

この曲は題名が示すとおりアメリカのアニメーション(例えばトムとジェリー)ような音楽です。

聞いている分には楽しい音楽ですが、細かい旋律がたくさんあってかなりのテクニックが必要です。

いくつかのバンドで演奏されていますのでブラスバンドでは定番かもしてませんが、

初めて聞く人には、ブラスバンドでこんなレパートリーがあるんだと驚かれるかも知れません。