英国式ブラスバンドの世界 -13ページ目

BandsMan's Choice

Brighouse & Rastrick Band
Bandsman's Choice-Roger Webster

ソリスト:Roger Webster

演奏:Brighouse & Rastric Band

指揮:David Hirst


奏者のRoger Websterは1988年から1992年および2000年から2005年にBlack Dykeのプリンシパルを勤めました。

現在はグライムソープでプリンシパルを勤めています。

ブラスバンド界において現在最高のプリンシパルだと思います。

演奏技量はもちろん、バンドを掌握する力も長けています。

よくプリンシパルが変わるとバンドの音色が変わるといわれていますが、

彼ほどバンド全体のサウンドを変えられる人はいないのでは無いでしょうか?


このCDはCleopatraをはじめコルネットの名曲の数々が収録されており、

Rogerの演奏を充分堪能できると思います。


Rogerは言っています

Holiday is not the time to foget about the instrument.

うーん、毎日練習しましょう!



The World's Most Beautiful Melodies

Anonymous, Alexander Borodin, Ernesto de Curtis, Gabriel Faure, Cesar Franck, George Frideric Handel, Ruggero Leoncavallo, Phillip McCann, Felix Mendelssohn, Reginald Morgan
The World's Most Beautiful Melodies, Vol. 4

ソリストのPhilip McCannは、1973年から1988年までBlack Dyke Bandのプリンシパルを勤めていました。

現在はSellers International Bandの指揮をしています。

他のプレーヤーがBesson製を使用していますが、彼はヤマハ製のコルネットを使用しています。


このシリーズは全部で5枚あり、写真は4巻目です。

Beautiful Melodiesと銘打っているだけあって、緩やかな曲が多く、音楽性を味わうことができます。


Gentleman Jim



ソリスト:James Shepherd


これから4日間で、ブラスバンドをリードしてきたBlack Dykeの4人のPrincipalを紹介したいと思います。

初回は1963年から1973年までPrincipalを勤めたJim Shepherdです。

もちろん以前に紹介したKings of BrassにもVirtuosi Brass Bandにも参加しています。

録音は、過去25年間に録音した中から選択されています。


やたらテクニックに走るのでは無く、音楽性も味わえるCDです。

European Brass Band Championships 1994


















開催日:1994年5月7日

開催国:スイス

課題曲:Le Chant de I'Ape (作曲:Jean Balissat)

優勝:Williams Fairey Band(指揮:Major Peter Parkes)


この年の開催国がスイスということで、課題曲はLe Chant de I'Ape(英語名 The Song of the Alps)です。

優勝したのは、全盛期のWilliams Fairey Band。

指揮者のPeter Parkesは、なんと8回目の優勝です。ちなみに過去の7回はBlack Dykeの指揮でした。


準優勝はノルウェー代表のEikanger-Bjorsvik Musikklag(指揮:Howard Snell)でした。

優勝と準優勝の点数の差は、たった1点の僅差。


このCDでは

課題曲の演奏はEikanger-Bjorsvik Musikklag、

自由曲はMasquerradeを演奏したWilliams Fairey Band

の演奏が聴けます。

The Virtuosi Brass Band of GB Vol.1




指揮:Janes Scott, Stanley Boddigton, Eric Ball, Harry Mortimer

演奏:The Virtuosi Brass Band of Great Britan


VIRTUOSI(名人芸)の名を持つバンドです。メンバーは、Black Dyke Milles, Brighouse & Rastrick, Grimethorpe Colliery, GUS(Footwear), Yorkshire Imerial Metalsに所属している奏者です。寄せ集めのバンドではありますが、各バンドの名手が集まっていますから、各楽器の奏法が一致しており、すばらしいサウンドを聞くことができます。

収録曲は渋いです。HolstのMoorsideやDovorakのRusalka's Song to the Moonは知っていますが、その他の曲は知りません。私の勉強不足です。

あのEric Ballが指揮をした曲が聴けるのもこのCDの魅力です。



Elgar in Brass

















録音:1977~79年

演奏:Forden OTS Band & Desford Colliery Dowty band

指揮:Howard Snell


ブラスバンドによるエルガー作品集です。

昨年はモーツアルト誕生250周年とか、ショスタコービッチ誕生100周年とかでしたが、

今年2007年はエルガー誕生150周年です。

このCDでは威風堂々の一番から四番、セレナーデ、およびエニグマ変奏曲全曲が聴けます。


私は昔にPomp & Circumstanceが何故、威風堂々と訳されているのか知りませんでしたが、

知り合いの指揮者に訊いたところシェークスピアの小説から来ているそうです。


エニグマ変奏曲は、9番目のNimurodが有名です。

他の曲は最終章を除いてパッとしないというのが、私の正直な感想です。


そういえば第2次大戦中にドイツが使っていた暗号機もエニグマでしたね。

イギリスのコンピュータの歴史は、エニグマ暗号機の解読機の歴史でもあります。

Down Memory Lane Volume2



録音:1997年2月

指揮:Jams Scott

King of Brassの第2段です。

このCDのソプラノ・コルネットはBrian Evnsだけです。

各楽器の名手がそろっているだけに、ソロ曲が光ります。

トロンボーン・ソリスト:Mazwell Thorntonの演奏する「Berceuse de Jocelyn」、

ユーフォ・ソリスト:Stephen Lordの「Watching the Wheat」、

そしてテナーホーン・ソリスト:Kevin Wadsworthの「R.StraussのHorn Concerto」

いずれも、イギリスを代表するブラスバンドで活躍されていた方です。


写真はCDの裏表紙です。お爺ちゃんばかりですが、年を感じさせない演奏です。

European Brss Band Championships 1993

















開催日:1993年5月

開催国:イギリス


このCDには

Brass Band Berner Oberland(スイス代表)が演奏した課題曲のSounds、

Brass Band Willebroek(ベルギー代表)の自由曲Variations on an Enigma、

Williams Fairey Engineering Band(イングランド代表)の自由曲Cambridge Variations、

が収録されています。

なぜこれらの曲が収録されているかというと、、

課題曲の一位がBrass Band Berner Oberland、

自由曲の一位がWilliams Fairey Engineering Band、

だったからです。

ところでヨーロピアンの審査基準によると優勝は、課題曲と自由曲の合計によって決まります。

すると優勝は、その両方のバンドではなく、

Brass Band Willebroek

でした。ゆえにこの年は、3つのバンドの演奏が収録されています。

この年は激戦だったようです。


これだけの大曲が並ぶと、正直耳が疲れます。

この中にはコルネットのソロ曲のI hear you calling meも収録されています。

ほっと一息つける感じがします。




European Brass Band Championships 1992



開催日:1992年5月2-3日

開催国:ウェールズ(イギリス)

課題曲:Five Blooms in a Welsh Garden (Gareth Wood)


この年、優勝したのはBritannia Building Society Bandです。

自由曲は、Sparke作曲のThe Year of the Dragon。

このCDは、鼻血ドラゴンといわれる伝説的な演奏が聴けます。


The Year of the Dragonは、ウェールズのCoryバンド(現在のBuy as View Cory)の創立100周年記念として作曲されました。

ウェールズの建国には、地に住む黒い悪のドラゴンを、赤いドラゴンが倒したという伝説があります。

その赤いドラゴンがウェールズのシンボルであり、この曲名にもなっています。

European Championships 1991

















開催日:1991年4月26~28日

開催国:オランダ

課題曲:A London Overture (作曲 Philip Sparke)


1991年の欧州選手権のCDです。

この年の優勝は、David King指揮のJohn Foster Black Dyke Milles Bandです。

このCD」にはBlack Dykeの自由曲Diveersions on a Bass Themeが収められていますが、

課題曲のA London OvertureはBritannia Building Society Bandの演奏が入ってます。

ちなみにBritanniaの自由曲English Heritageも収録されています。

有名な話ですが課題曲のA London Overtureは、元々あのブラスバンドの名曲「ドラゴンの年」の第1楽章として作曲されましたが、演奏時間の関係でカットされた曲です。


ガラコンサートは、Black Dykeが演奏しています。

ブラスバンド版の新世界交響曲の第4楽章を聴くことができます。

交響曲のブラスバンド編曲には否定的な人もいるかもしれませんね。

オケで完成された曲を、なぜわざわざブラスバンドで演奏するのかと・・・・

ブラスバンドの可能性を広げる試みと解釈してください。