Cambrige Variations
録音:1996年5月
演奏:BNFL Band
指揮:Richard Evans
吹奏楽の作曲者としてもおなじみのPhilip Sarkeのブラスバンド作品集です。
演奏しているBNFL Bandは、現在Leyand Bandという名称になっています。
指揮のRichard Evansは、東京のブラスバンドTCCBの指揮者として、度々来日しています。
収録曲のうち、Jubilee Overture
やMusic for a Festival
は吹奏楽でも有名な曲なので、吹奏楽とブラスバンドのサウンドの違いを聞き比べて見るのも面白いと思います。
テナーホーンのために書かれたSerenade for Hornsは、ブラスバンドならではのサウンドが楽しめます。吹奏楽やオーケストラでは味わえません。
CDのタイトルにもなっているCambrige Variationsは、1992年のAll England Masters Brass Band Championshipsの課題曲として作曲されました。イギリスのコンテストの課題曲は後年も演奏され続けられる曲が多いです。それに引き換え、日本の吹奏楽コンクールの課題曲は、その年にしか演奏されないのとは、えらい違いです。
The Planets
録音:1996年7月
演奏:Black Dyke Mills Band
指揮:James Watson
ホルスト作曲の「惑星」のブラスバンド版です。
クラッシク・ファンには、オケの曲をブラスバンドで演奏する意義を見出せない人もいます。
「何で、オケで完成された曲を、わざわざ編曲するんだ?」と。
または、「ブラスバンドで演奏しても、技巧に走るだけで、音楽的ではない。」と否定する人もいるかもしれませんね。
そういった意見の否定はできません。
しかし、ブラスバンドの可能性を広げるためには、オケの編曲も必要ではないでしょうか?
このCDには、同じホルスト作曲のムーアサイド組曲も収録されています。
こちらは、ブラスバンドの為に書かれた曲で、1928年の全英選手権の課題曲として作曲されています。
Centenary Brass
演奏:Fodens Courtois Band
指揮:Nicholas J. Childs
ゲストソリスト:James Morrison
Fodensの創立100周年記念のCDです。
当時はフランスの楽器メーカーであるCourtoisがスポンサーについており、楽団名に名称が入っています。
現在はFodenc's Richardson Bandという名称です。
ちなみに
Foden Motor Works 、
Foden OTS Band、
Britannia Building Society Foden Band、
Fodens Courtois Band、
とスポンサーが変わる度にバンド名が変わっています。
さて、このCDですが2枚組みで、1枚目は昔の録音で古いものは1914年の録音があります。
よって音は悪いです。まるで蓄音機でも聴いているような演奏です。
歴史的には貴重かもしれませんが、マニアかよほどのFordensファンでなければ、お勧めしません。
2枚目は現在の演奏です。
1999年に全英選手権で優勝したときのライブ録音が入っています。
その時の課題曲は、Drerek Bourgeis作曲のConcert No.1 for Bandです。
収録されている曲の中では、Martin Ellerby作曲のTristan Encountersが好みです。
この曲は1999年のAll England Msters Championshipsの課題曲です。
ブラスバンドの力強さと美しさが味わえる曲だと思います。
Live in Conrnall
録音日:2006年5月20日
演奏:International Staff Band
指揮:Dr. Stephen Cobb
International Staff Band(ISB)がイギリスのCornwallで行った演奏会のライブ録音です。
Cornwallって都市の名前かと思ってさがしたのですが、ありませんでした。
どうやら地区の名称でイギリスの南西部の半島の名前のようです。
ISBは、イギリスの各地区にある救世軍バンドからの選抜メンバーで構成されています。
イギリスのコンテストに出場しているトップバンドに比べても遜色ない演奏が聴けます。
このバンドは未だ生では聴いていません。是非生で聴いてみたいバンドです。
救世軍は昔は、自前の曲だけを演奏していました。また、その曲は一般には流通していませんでした。
それが近年、一般にも流通するようになり、膨大な数の救世軍の曲を演奏できるようになりました。
このCDに収録されている曲は、あまり知られていません。私も知りませんでした。
しかし、良いサウンドだし、耳障りの良い曲が多いので、何度も聞き返すほどに、よさを感じられるCDではないでしょうか?
Spectcular Classics Volume 2
録音日:2001年5月
演奏:Black Dyke Band
指揮:Nicholas J.Chids
イギリスのブラスバンドでも最も古く、ギネスにも認定されているBlack Dyke Bandのクラッシック名曲集の第2段です。
指揮は、ユーフォ奏者なら誰でも知っているであろう、チャイルズ兄弟の一人のNicholas Chidsがしています。
クラッシック名曲集と言うことで、有名な曲が多く、ブラスバンドの入門用CDにも、もしくは演奏会の選曲用CDにも使えます。
収録曲としては「泥棒かささぎ」「目覚めよと呼ぶ声あり」「ポーギーとベス」「剣の舞」などがあり、
テンポの速い曲がら遅い曲、またはジャズ風の曲までいろいろあります。
Master Brass Volume Seven
開催:1996年5月26日
優勝:Williams Fairey Band
課題曲:Hymn at Sunrise(作曲:Ray Stesd-AllenI)
1996年のマスターズのCDです。
95年のCDが絶版で、入手できないためご紹介できません。
このCDでは、Yorkshire Building Society Bandと Williams Fairey Bandと Grimethorrpe Colliery Bandの演奏を楽しむことができます。
今までのCDよりもGalaコンサートにポップス調の曲が増えて楽しめるCDです。
ヤマハがスポンサーをしている関係で、ヤマハ関係のソリストがゲスト出演する形式もこのCDあたりから見られます。
今回のゲストは、コルネットのAllan Morrisonです。彼のソロ演奏でSatshmo(ルイ・アームストロングの愛称)やSugae Bluesのようなジャズ調の曲から、Only Loveのようにしっとりとした曲の演奏まで、聴くことができます。
Master Brass Volume Five
開催日:1994年5月29日
優勝:Britania Building Society Band
課題曲:Montage(作曲:Peter Graham)
このCDではBrighouse and Rastrick Bandと 優勝したBritania Building Society Bandの演奏が楽しめます。
Brighhouseの指揮者Allan Withingtonも、Britaniaの指揮のHoweard Snellもコンテストで何度も優勝している有名な指揮者です。
ソリストのMartin Winterが演奏する”Hailstorm”や”Take your picc",Gergia on my mind"が楽しめます。
なお”Take your picc"はピッコロトランペットでの演奏ですが、音色ちょっと微妙です。
Master Brass Volume Four
開催日:1993年5月30日
優勝:Brighhouse and Rastrick Band
イギリスのブラスバンドコンテストのMastersのCDを一ヶ月ぶりに紹介します。
前回は第1回目のCDでしたが今回はいきなり4回目に飛びます。
なぜなら、その間のCDは絶版になっており、現在は入手できないからです。
絶版CDを譲って下さる方がいましたら連絡をお願いします。
このシリーズの別の楽しみとしてがあります。
ジャケットの写真がイギリスの様々な風景写真を楽しむことができます。
このCDは管弦楽からのアレンジ曲が多いです。
フィガロの結婚、魔法使いの弟子、アイーダ、そしてショスタコービッチの祝典序曲の
ブラスバンド版を聴くことができます。
The Man with the Golden Cornet
ソリスト:Alan Morrison
録音:2004年4月
伴奏:The Brighhouse and Rastrick Band
指揮:David Hirst
ソロコルネット奏者が続いたところで、是非紹介しておきたい奏者がいます。
彼、Alan Morrisonは長年Brighhouse and Rastrick Bandのプリンシパルを勤めていましたが、
昨年プリンシパルを引退し、指導者側になりました。
このCDが最後のソロ・アルバムになるかもしれません。
彼はソロ・コルネット奏者として長いキャリアがあり、その間に何枚ものアルバムを出しています。
昔のCDと聞き比べて見ると、年を追うごとに奏法も変化しており、より今風になっています。
このCDはテクニックではなく、音楽性を聞かせてくれます。
やわらかいコルネットの音色で癒させたい人にはお勧めのCDです。
BLAZE
ソリスト:Richard Maeshall
録音:2005年1月
伴奏:Grimethorpe Colliery (UK Coal) Band
指揮:Richard Evans
今日はBlack Dykeの現在のプリンシパルのRichard Maeshallです。
ただし、このCDは彼がまだGrimethorpeで活躍していたときの録音です。
彼は1996年に19歳の若さで名門Grimethorpeのプリンシパルになっています。
そして、現在は30歳で世界一のブラスバンドBlack Dykeのプリンシパルですから、
今後10年は彼を中心にしてブラスバンドが発展するのは無いでしょうか?
2005年に発売されたSolo CD of the Yearにも選ばれました。
12曲が収録されていますが、8曲をコルネットで、5曲をトランペットで演奏しています。
既に奏者として現役を引退しているJames ShepherdとPhilip McCann、
現役のRoger WebsterとRichard Maeshall。
今回は4人のコルネット奏者を紹介しましたが、引退している人と現役とでは、奏法の違いが感じられます。
うまくは説明できませんが、ビブラートの欠け方は明らかにちがいます。
使っている楽器も昔と今とでは違いますから、音色の違いもあるでしょうね。









