European 2007 | 英国式ブラスバンドの世界

European 2007















収録:2007年5月3-6日

会場:バーミンガム市(イングランド)

優勝:Brass Bsnd Willereoek

指揮:Frans Violet


今年の欧州選手権のCDです。今年は聴きに行っているので、生で聴いたときの感動を思い出しながら聴いています。

まずは課題曲のElger Variations(作曲:Martin Ellerby)ですが、演奏は課題曲1位のCory Bandです。

この曲は、イギリスを代表する作曲家エルガーの生誕150年を記念して作曲されたものです。

エルガーの旋律に変奏曲を加えてというわけではなく、エルガー風の作曲と言った感じです。

非常に親しみやす旋律で、聞きやすい曲が課題曲で助かりました。コンテストでは課題曲1曲を半日ずっと聴かなければならないので、難解な曲では苦痛以外の何者でもありませんから。


自由曲では優勝を決めたWillebroekの演奏でMusic of Spheresが注目です。

以前にこの曲を初演して優勝したYBSの演奏と比較をしたくなりますが、このレベルになるとどちらが音楽性が高いかは、私には分かりません。ただ、ソロホーンの演奏の安定性は、名手シエナ・ホワイトのYBSのほうが上です。


このCDには、スイス代表のBrass Band Treize Etoolesが初演したBeyond the Horizonが収録されているのがうれしい。審査員の点数は悪かったのですが、実は観客受けがよかったのはこの曲です。

演奏がやかましいといえばそうですが、CDで聴いても迫力ある名演奏です。ただし演奏時間が長すぎます。

時間超過で減点されたのかもしれませんね。


Bセクションで優勝したイタリア代表のBrass Band Frener-Reifer PfefferbergのThe Dropも注目です。

イタリアは吹奏楽が盛んな国で、テナーホーンではなくフレンチホルンを使用しています。CDの演奏を聴いて区別できますか?