戸倉上山田温泉「ホテル亀屋本店」 | 温泉と下町散歩と酒と読書のJAZZな平生

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人生の事をしみじみ噛み締め出す歳は人それぞれやろが、ワテもそないな歳になったんで記し始めました。過去を顧みると未来が覗けます。
基本、前段が日記で後段に考えを綴っとるんで、後段を読まれ何かしらの“発見”があれば嬉しゅうございます。

今朝は7時半に起き、朝食は昨夜スーパーで半額になっとったロースカツ丼と牡蠣フライ。デザートは青森産りんご。
仕方なく宮女になった性格まるで違う姉妹が権力闘争に巻き込まれながらも逞しく生きる物語、「謀りの後宮」第15話をギャオで見た。
好きになった初めてのピアニストであるウィントン・ケリーをユーチューブで聴いた。
筋トレ30分してから、風呂に一時間浸り、福島第一原子力発電所2号機で人が近づき被曝すると1分で死ぬ放射線量で酷い状態なの憂いとった。廃炉への道のり遠いでえ。廃炉が出来たにしても、そのコストは膨大や。
昼食は蔵前「ビストロ モンペリエ」へ行って注文したのはいつものAランチ。今日は肉料理を選び、豚バラ肉のクリーム煮 ピラフ添えで、テリーヌ サラダ添え、パン、デセールにはクレープ、コーヒーが付いて1350円也。
満足して店を出、スーパーに寄り食料買い一旦帰宅。
友達達にメール送ってから出掛け、オーさんと夕刻から丸の内「リゴリット ワインアンドバー」。彼と二人で飲むのは今日が初めてやった。店内がかなり五月蝿くなってきょったところで会計済ませ解散。
帰宅後、妹からの着信に気付き電話すると、お袋様がインフルエンザで倒れたとの知らせで、酔い完全に醒める。
それにしても、携帯にショートメールが届き、DMM.com騙り有料動画サイトの利用料金滞納発生しとるちゅう詐欺やったんがごっつ腹立たしい。電話架かって来たら怒鳴りつけたるわ。
ほな、信州の大きな温泉街へ行った時の事をメモ書きから記します。
 
 
99年初夏、S雄さん、KMさん、MYさんとワテの4名で千曲市の上山田温泉へ行って来た。
上田で昼食に「刀屋」の蕎麦食い、ワテは虫歯が欠けてもうてテンション下がった。出された蕎麦が刀の如き硬いもんやったんやありまへんでえ、念の為。
しなの鉄道に乗り戸倉駅で下車し、予約しとる「ホテル亀屋本店」へゆっくり歩いた。
と云うのも、送迎バスで行く予定やったが、立てた計画よりも前の電車に乗れたんや。そやさかい早う着いて時間余っとったから散策気分で歩こうちゅう事になりましたんや。
例によってワテが先導し歩き、途中から千曲川の流れ眺めながら行きましたんや。
後ろ気になり振り向くと、5m程後ろにS雄さんは居ったが姐御達はかなり離れて付いて来とった。
立ち止まったワテ「温泉街に入りましたなあ」と、S雄さんに声掛けた。
「観光客もちらほら見受けられるね。宿はもうすぐかねえ」
ガイドブック見て云うた。「もうちょっちでんな。姐御達の姿小さくなっとるんで、離れ離れにならんようにここで待っとりまひょ」
通りすがった観光に来た様子の小母ちゃん二人が、連泊しとるんやろ、宿泊しとる施設の粗探しを大声でしながら歩いてるのに出くわした。{支払う宿泊代幾らなんやろ?}そう思うた時、すぐ後ろに来たえS雄さんが「どんな高級ホテルに泊まってるのか知らないけど、随分高飛車な人達だねえ」と、あないな会話遠ざけておきたいちゅう感じの顔して云うた。
「案外一万五千円以下で泊まっとったりして。二人共働きに出た事無さそうな感じやったからコストちゅうもん把握してないんとちゃいますか」
「それにしても高望みしてるように思えてならないよ」
戸倉上山田温泉はひっそり情緒ある湯治場ちゅうんやなく、信州でも一番か二番の規模と思われる大きく広い温泉街つくっとる。共同浴場が何軒もあれば、スナックや居酒屋が多く歓楽色プンプンさせとる。
千曲川近くに多くの宿泊施設が並び建っとりますが、ワテ等の泊まった宿は温泉街の中心部に建つ明治創業の老舗旅館ですわ。外観はフツーやが和風の館内はなかなかで、通された部屋は落ち着きあったがな。
歩いて来て少し汗ばんだんで、部屋に荷物置くと早速タオル持ち大浴場へ向かった。
湯量豊かな源泉掛け流しの温泉をゆったり満喫しましたわ。
泉質は硫黄泉で、ちょっち硫黄臭がし、湯はちょっち緑がかっとって湯の花漂うとった。
湯上り戻った部屋で、「お湯、ちょっち熱くありまへんでしたか?」と、姐御達に尋ねると、「女湯は丁度よかったわよ。肌当たりも柔らかでよかったあ」とKMさんがMYさんの方向き云うた。
「適温で、じんわりと温かさが体に沁み込む感じだったよ」とMYさん。
お楽しみの夕食は、珍しい食材は無いものの品数多くS雄さんとワテには調度ええ量で、姐御達も平らげたが腹さすり満腹やと云うとった。
食後、茶飲んどるとMYさんが云いますんや。「S君、歓楽街あったけど夜遊びに出掛けちゃ駄目からね」
「Sちゃん、釘刺されちゃったね」とKMさん笑うとった。
「芸妓呼べるそうだよ」とS雄さん。
「呼んでも射的の景品扱いされそうやし、歯も欠けとるから、館内で大人しくしとります」
ちゅう訳で、皆で会話してまた風呂に入って寝るちゅう至って健全な夜やった。
翌朝の目覚めすっきりで、風呂に入り血行促進し、飯大盛4膳食うて三人に吃驚されたわ。
帰りは駅まで送迎してもろた。
「ホテル亀屋本店」、コストパフォーマンス悪くなかったでえ。