「一白水成 純米吟醸生 袋吊り」 | 温泉と下町散歩と酒と読書のJAZZな平生

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人生の事をしみじみ噛み締め出す歳は人それぞれやろが、ワテもそないな歳になったんで記し始めました。過去を顧みると未来が覗けます。
基本、前段が日記で後段に考えを綴っとるんで、後段を読まれ何かしらの“発見”があれば嬉しゅうございます。

今朝は7時半に起きたが、くしゃみ連発で鼻水チョロリ。

朝食はおかめ納豆、長野産ぶなしめじを入れ納豆パスタをつくり食うた。デザートは熊本産甘夏みかん。
レコードアルバム「カウント・ベイシーとミルス・ブラザーズ」を聴いて、筋トレ30分してから出掛けた。
虎ノ門2丁目タワーへ歩いて行き、ロビーでmaiko(ヴァイオリン)、Keiko(ピアノ)を聴いた。
昼食は虎ノ門「長崎飯店」でチャンポン食うた。900円也。

ところが、青山通りを上がり赤坂郵便局迄歩いて来たところで喉渇き腹減ってしもた。「銀座ライオン青山一丁目店」に入り日替わりランチの豚味噌焼きカニクリームコロッケに「ヱビス スタウト クリーミートップ」を注文。合わせて1673円也。 
それから赤坂図書館に行って新聞と日本史の本を読んで、出ると降り出した半端ない大雨に濡れ鼠になりHJちゃんと待ち合わせの神宮球場へ。試合開始時間20分遅らせて始まったがな。
寒かった。先制の3点を取り勝ちが見えて来たところで球場後にし、青山一丁目の蕎麦居酒屋でHJちゃんと飲んで食うた。ドリンクメニューに「新政」が無くなっとったんが残念。
左膝がちょっち痛むし寒いので電車で帰宅。
ネットで今期観戦初勝利を確認。ゲーム差無しやがセ界首位に。


賑わう長州神社に着くとDODとOKの持つ紙コップが空になったので、背負ったザックから福禄寿酒造の「一白水成 純米吟醸生 袋吊り」を出したら、ふたりは拍手した。
「何本持って来たの?」と、OKが楽しげな様子で聞いてきた。
「冷蔵庫から出してもう一本持って来ましたんや。評判高くなかなか手に入らなかった秋田県五城目町の酒やでえ。ワテも初めて飲むんや」そう云うて、早速ふたりの空の紙コップに新しい酒を注いだ。
「花粉症で鼻の利き具合が芳しくないんやが、仄かな含み香がええやろ?」
「若いりんごみたい」OKが真面目な面持ちで云うと、「桃じゃない」とDODが応じた。
「洋梨やろ。デモ、ストライキ、ワテを用無しとは呼ばんといて」
「日本酒の先生にそんな事云いませんわ」とOKが微笑んだ。
「綺麗な酒ね」
「フレッシュでジューシーな味わいが好き」と、OKが楽しげな様子崩さず云うた。
「甘みがふくよかやな」
「この甘みが好き。あ、果汁みたいな酸味感じる」DODも楽しげやった。
「瑞々しい味わいや。ええ具合の酸味やな」
「味のバランスがいいから飲み飽きしなさそうだよね」と、OKの方を向いてDODが云うた。
頷いたOK「このお酒、余韻に米の旨み感じるね」
「そやな、米の旨味を引き出しとる。後口もええ」
「ちょっと酒瓶を見せてもらえる」とOKが云うんで、手にした「一白水成 純米吟醸生 袋吊り」を渡したら、「袋吊りって何なの?」と、瓶を覗き込んだDODが聞いてきた。
「DOD、よう聞いてくれた。M子を袋に入れて宙づりにして、もう憎々しげな嫌みが云えぬようにグルグル回しますんや」
「またバカ云ってる」DODが呆れたふうに呟いた。
「願望や」
「M子が聞いたら何と云うかしら」
「くしゃみしてるよ」DODが前行くワテの背をこずいた。
「袋吊りちゅうのは、もろみを袋に入れて吊るし、落ちてくる酒を詰めるもんや。雫酒や」
「だから?」
「新鮮ちゅうこっちゃ。ほな神楽坂へ向かって行きまひょ」
紙コップを手にし飲みながらまた歩き出したら、桜の花びらがOKの頬を掠めて行った。「風流よね、桜見って」
見上ると桜舞わせる風の姿が現れた。

    アルコール度:17度
   原材米:米(国産)・米麹(国産米)
   精米歩合:50%
福禄寿酒造 南秋田郡五城目町字下タ町48番地