今日はＨ世ちゃんの誕生日で日本全国お休みやからゆっくり眠っとってもええ。
でも、収集日につきゴミ出しせなならんので７時半に目覚まし時計の力を借りて起きた。
缶コーヒーを飲み、ビル・エヴァンスを聴いた。
茨城下妻市産こしひかりのご飯、くめ納豆、海苔で朝食摂った。
ブッチョＡに葉書認めた。
掃除洗濯した。
それから、葉書投函とビストロで昼食と思うとったので、散歩に出掛けた。雷門の「ビストロ アッシュ」へ入って座り、マダムに注文を聞かれ口から出た言葉が「野菜カレーを」｛あれれ、カレーを注文してしもた。前々から一度食うてみたかったのではあるが・・・｝スープ、サラダ、プチデザート、コーヒーが付いて１０００円也に満足。
帰宅してユーチューブ他で高橋梓のビオラ演奏を聴いた。
１６時半からは大相撲中継をラジオで聞いた。稀勢の里が昨日の日馬富士に続き全勝の白鵬にも勝ち横綱連破に、ちょっち興奮。
小一時間筋トレした。
夕食に北海道産ホタテとじゃが芋、岩手産ねぎ、新潟産舞茸をタジン鍋で蒸してご飯と食べてデザートは酒田で買うたラ・フランス最後の１個。
牛乳飲んでから風呂に一時間浸って考えとった。時折タイミングがズレる者居るが、そんな人はまず賢くないわ。
ほな、その昔Ｅみさんとした遣り取りをメモ書きから写しますわ。
一昨夜、レストランでディナー摂りながらワテの祖父が優しかった話を黒字に銀色の幾何学模様のデザインあるＴシャツ着たＥみさんにした。
「Ｅみのお亡くなりになったおじいちゃんはどないな人？」
ワテは気質を尋ねたんやが、彼女はこう答えた。「小太りだったょ」
「おぉ、こぶ取りじいさんか。日本昔話やな」
「コブは付いて無いから」
「コブちゅうのは、実は子供の事やがな。ワテの幼少のみぎりには、子供居る未亡人をコブ付きの後家と云うとったもんや」
「子供を誘拐される話？」
「逆やでえ。隣り合う二人のじいさんにはそれぞれ悪餓鬼が居った。片方の楽天的なじいさんでさえほとほと困り果てて、鬼に悪餓鬼をさらってもろたんや。それを聞き知ったもう一方のじいさんも己が餓鬼を持て余し難儀しとったから、それはええと鬼にさらってもらうべく餓鬼を引き連れ鬼共が城へ行ってみたんや。するとそこでは鬼共が宴会の真っ只中で、恐々宴会場へと進み出て、餓鬼をもろてくれるよう頼んだんや。でもな、鬼達でさえ手を焼くさらった隣の餓鬼が居ったから、鬼達はこれ幸いと、やって来たじいさんの連れとる餓鬼には目もくれず、鬼の住処に居ってさえも一向に態度改まらぬ隣の餓鬼も押し付け、じいさんと餓鬼共追い払うた。そやから、このじいさんは何の因果か二人の悪餓鬼を育てなならん破目に陥ったちゅう話やねん」
「こぶ取りじいさんは、欲張りが損をする話だね」と、Ｅみさん首を左右に振りながら云うた。
「欲張らんでも損をする事は幾らでもあるやろ。それと、欲張りの方が大金つかむ確率は高いがな」
「Ｓ吉は何を云いたいの？」
「Ｅみもワテの云う事聞かぬと、鬼さんにさらってもらうでえ」と云うて、顔色を窺った。
「ＥみはＳ吉の子供じゃ無いしぃ、いいコだし」
「ワテ、今はお前様の保護者みたいなもんやろ」と、上段の構えで云うた。
「じゃ、保護者らしく振舞ってょ。Ｓ吉、うちに居る時は大きな子供みたいなもんだね」と、あっさり往なされてしもた。
「大きなパーセプション・ギャップがあるなあ。ワテ、常々Ｅみを教え導いとるつもりなんやけど」
「駄洒落しか教わってないね」
「それは教えとるんやなく、ストレス解消の為に笑ってもらおうとしとるのや」
「全く笑えないね。感心するような話をしなくちゃ見限られて振られてしまうょ」
「しとるつもりなんやけど・・」声が湿っぽくなった。
「まだまだだねぇ。修行し直しだょ」
「お前様と一緒に居る事。それがワテにとっては修行となっとるんや」
「ひど～い」
「そやから、こぶ取りじいさんの話は身につまされるわ」
「はぁ～っ、Ｅみはコブ扱い！」
「コブは子供の事」
「へえ～、Ｅみは子供なんだぁ。それじゃＳ吉は淫行で捕まるね」
「そないな云い方は、こういう所でしてはあかん。青少年が聞いたら鼻血垂らすでえ」と、人差し指を唇に当てた。
「居るのは昔の青少年だけだね。涎は垂らすかも」