今回はデーブガーデラ、スタジオモデル、テナーマウスピース、レーザートリム第2世代の紹介です。
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 デイブ・ガーデラと言えばマイケル・ブレッカーやデイブ・リーブマン等が使用していたことで人気に火が付いた、特にテナーでは一世を風靡したマウスピースですね。
 
 初期はもちろんガーデラさんのハンドメイドです
私も一度オリジナルを吹いたことがありますが音色の幅も広く、素晴らしい吹き心地でした。
 
 その後ガーデラの復刻版がレーザートリムという名前でL,A,Saxという会社が製造し始めます。
オリジナルのガーデラをレーザーで精密に計測して作ったものになります。
 
 今回のガーデラはその後の第3世代、レーザートリムとしては第2世代ですが、どこの会社が作ったものかよくわかりません。
箱にもメーカー名は無く、ガーデラとしか書いていないのではっきりはわかりませんが、ガーデラさんの弟子が作ったとかドイツ製とかいう話を聞きますね。
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  見た感じL,A,Saxの復刻版とあまり変わらない様に見えますが、サイドレールの幅がかなり細くなっていますね。
レールが細いと抵抗が軽くなり、反応が良くなります。
その反面、細すぎれば音色は痩せて、安定しないという事にもつながります。
 
 また、リードを取り付けた時にマウスピースの真ん中あたりの幅がリードよりも小さいのか、リードが少しはみ出ますね。
これは意図して設計したものかわかりかねますが、レールの幅が細くなって軽くなった抵抗感を、ウインドウを少しだけ小さくすることで稼いでいるとか…?
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  実際吹いてみると、L,A,Saxの物よりもレールが細い為、音は少し細いですが反応は早く、音が開くのも早い感じがします。
しかし力がある人にとっては息の圧力を十分にかける前の早い段階で音が開ききってしまうというか詰まる感じとも言えますね。
 音色は少し軽い(細い)ですがガーデラの音色に近いと言えば近いです。
 
 という事で、あまり頑張らない感じで気軽にガーデラっぽい音色が得られるマウスピースというところでしょうか。
 
 
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