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ジャズサックス「アル・コーン」のレコード紹介です。
「from A(l) to Z(oot)」輝くタイトル・センス!
銘アレンジ、グイグイ乗せるドライヴ感!
初作品~約30年間・共に死ぬまで!
一句
“グイグイと 乗せるアレンジ 銘コンビ”
④『フロム・A ツー Z』(56)
《from A to Z/Al Cohn》
アル・コーン(ts)、ズート・シムズ(ts)、
ディック・シャーマン(tp)、デイヴ・マッケナ(p)、
ミルト・ヒントン(b)、オシー・ジョンソン(ds)。
《Al Cohn Blog紹介》
②『The Brothers』(55)№2 テナー3本!リラグゼイションを
③『Cohn on Saxophone』№3 アレンジ止め!アドリヴ勝負
アル・コーンとズート・シムズのアンサンブル。
このコンビは他界(85年)まで続き、
これが初作品。
ズートの後を追い、
コーンは3年後共に癌で他界。
因縁の仲といえる。
タイトルにセンスが光る。
「From A(l) to Z(oot)」。
初作を飾るには最適の銘タイトル。
どっちが有名? といえば、ズート。
国内でも多くのファンを抱えるのはズート。
グイグイとドライヴする力強さからズートに軍配が。
コーンはアレンジャーが本業。
TV業界の仕事に没頭したから、ズートのアルバム数が断然多い。
コーンの音は低域で「ボワ~」、
中高域で少しブリリアントに。
ズートはとにかくメロディーの乗りがイイ。
両者の違いを探し、それを気にしたら損。
アンサンブル&アドリヴの個性を楽しむ。
特に、4バース・バトルの緊張感を思う存分楽しむ。
一句
“ グイグイと 乗せるアレンジ 銘コンビ ”
両者「良く似てる」のは、
レスター・ヤングの影響。といわれる。
叉、ウディ・ハーマン楽団での僚友でもあった。
似た者同士の2本テナー、アンサンブルの「醍醐味」をお楽しみ下さい