ぶっかけ蕎麦をいただきました
玄関で靴を脱いで入ります。
終戦記念日とぶっかけ蕎麦は
全く関係ありませんが
太平洋戦争が終わってから
69年経つのですね。
私が生まれた頃は
戦争を生き抜いてきた方たちの数のほうが
まだまだ多く、
空襲のときの爆弾が落ちてくる音のことや
明るく染まった空の色
お弁当箱に入れたお芋が、開けた瞬間
転がり落ちて恥ずかしかった話とか
当事者たちの口から聞くことができ
「ふ~ん」と、自分の頭の中で
想像を巡らしたものですが
今は日本の人口の80%が
戦争を体験していない世代になってしまったのですね。
こんなに長い間平和な時代が続いたことは
幸せなことと言えますが、
戦争がもたらす、否応なしの破壊と喪失は
国という単位で古いやり方を一新し、
新たな未来を創る機会となったことも
また事実です。
地球規模で人類を考えるとき
自然にせよ人的にせよ、
災害が人類の歴史に大きな影響を与えているのは間違いありません。
昨日、浅間牧場の丘に初めて登った
三歳のリョウが、目の下に広がる
霧がかかった浅間山の樹海を見て
「あ、世界だ!」
と、叫びました。
おそらくテレビかなにかで
そういう景色が映り
「世界」という言葉を聞いたのでしょう。
目の前に広がる世界の中に
自分も存在しているはずなのに
世界を考えるとき
私たちは、地球規模の世界と
自分の置かれている環境の「世界」を
別物のように分けて考えてしまいますが
本当は一つなんだよね
「自分の世界」は自分がこの世を卒業するとき終わるけど
別物のようだったけど、自分も存在していた地球規模の世界は
たくさんの小さな世界をいっぱい乗せて
まだまだこれからも続いていく。
これからの日本は
戦争という悲惨な形ではなく
新たな未来を産み出していく道を
摸索しながら進んでいかなくてはならない
とても大事な曲がり角にきているなぁと
思いました。
曲がり角を曲ってみなければ
その先がどうなっているかはわからない
でも、日本人はバカではない。
希望を持って皆で曲がり角を曲ってみよう。