退院の日に思うこと… | アビママです…大腸癌〜卵巣転移〜肺転移

アビママです…大腸癌〜卵巣転移〜肺転移

2013年10月 大腸ガン見つかり腹腔鏡にて手術、ステージⅢa。化学療法開始するが副作用の神経障害悪化し中止、2014年腹水、癌性腹膜炎。化学療法再開。2015年5月転移性卵巣癌にて卵巣摘出。7月化学療法再開。2016年7月無治療となる。2018年1月肺転移。

退院の日を迎えた…15日間の入院でした…


「あっという間やったな、」
「元気になって良かった…」と、時間の許す限り病院に通ってくれた息子が、目の前で笑っている…

息子は19歳で自動車免許を合宿で取ったものの、私が心配するので、ほとんど車を運転せずにいた。今回の入院では、どうしても運転しなくてはならなくなり、手に汗しながら、片道40分、車で通ってくれた。

外来の時から側にいて、一緒に説明を聞いてくれた…

気管支鏡の結果を聞く際
  「ご家族とおいでください」
と言われて、息子が同行してくれた。

「残念ながら、大腸からの転移と思われます…」

結果を聞いた帰り道、自分もショックを受けただろうに、前向きな言葉で必死で励ましてくれた…

悩んだ末、手術を決め、臨んだ呼吸器外科外来では

「この手術をしたからって、完治するわけではありません。場合によっては、しなかった方が良かった、と思われるかもしれません。」

外科部長の説明はどちらかというと、手術には否定的な意見だった。

息子は22歳…長身の私より、少し小さくて、筋肉質ではあるけれど、華奢な体つき…テレビで見るマラソン選手体系…そして色白…言葉数は少ない…

一見、頼りなさそうな息子だけれど、
しっかり話を聞いてくれ、私の気持ちも、よく理解してくれている…

22歳…思うに、私が22歳の頃は、遊んでばかりだったな…両親の心配なんて、全然しなかった…心配ばかりかけていた…だってありがたい事に、両親はその頃とても元気だったから…。そんな私の22歳の頃と比べると…

        苦労、させてるな…

と思う…。

ごめんね…と、何度でも心の中で…

でも、

口からだすのは

いつも

          ありがとう!

ごめんね、よりは
ありがとう、の方が

息子が笑ってくれるから…

これ以上、辛そうな顔は見たくない…

帰ったら、何か美味しいもの作って

「ありがとう!」って感謝の気持ちを伝えよう。