エディ・ヒギンズのCDをかけた途端に、リビングの空気が一気に変わってしまう。

小粋なウェイティングバーのような。

 

仕事を切り上げて待ち合わせ。

 

どんな顔をして現れてくるんだろう?

 

そんな他愛のないことを考えながら、グラスに口をつける。

 

二人の未来に乾杯!。

 

すっと、扉が開く。

 

深紅のワンピースが揺れる。

 

ボーイに向かって、軽くウィンクを投げる彼女。

 

僕の声はため息となって、周囲の喧騒に呑み込まれていった。

 

 

エディ・ヒギンズのソロ・ピアノ。

彼の紡ぎだすフレーズは、とてもゴージャスな上にリラクゼーションに満ちています。

大好きですね、このアルバム。