★今日のベビメタ
本日2月28日は、2020年、ロシア・サンクトペテルブルク公演(開演20：00)が行われる日DEATH。なお、6時間の時差のため、BABYMETAL登場は2月29日午前2時ごろと推定されます。

2020年度THE ONEの入会・継続申し込みが始まりましたね。
アイテムは今年もTシャツ（税込5,000円）で、黒字に赤のデザインでした。みんな、THE ONEになって、メタルネームをゲットしよう！
詳細はこちら→https://www.babymetal.com/jp/news/?id=171
また、3月20日にBABYMETALが出演するKnotfest Japan 2020＠幕張メッセのタイムテーブルが発表されました。

BABYMETALは、浜田麻里（15：40～16：10）と同じStage Bで17：00～17：40。同じステージの連続出番になったのは、浜田麻里バンドと神バンドを兼務するBOH氏とISAO氏のためかな。
さらに、6月にオーストリア・ニッケルスドルフで行われるNova Rock＠Pannnonia Fieldの出演日が初日6月10日（日本時間6月11日）と決まりました。

どうしても新型コロナウイルスが人類を滅亡させると思い込みたい人々や、ジャパン・ディスカウント、アベヤメロに結びつけたい方々が、また大騒ぎしている。
2月26日、大阪府で2月1日に退院した女性にウイルスの陽性反応が再び出たことがわかった。この女性は40代で、武漢市からの観光客を乗せた観光バスのバスガイドをしており、１月29日に２番目の国内感染者として報道されていた。１番目は同じバスの60代の運転手である。
また2月25日に、広東省衛生局は、退院した患者の14％に再度ウイルスの陽性反応が出たと発表された。広東省の感染者数は1347人、うち死者7名、退院者874名となっている。
これらは事実であるが、それをどう解釈するかで、その人の知性を測る格好の教材でもある。
完治したはずのウイルスが体内で再び蘇った！こいつは生物兵器で、不死身のゾンビウイルスだ！人類滅亡だ！これを日本にまき散らしたアベはロスチャイルドの手先の悪魔だ！
アハハ、そんなことはありません。
せっかくネットを自由に使えるのだから、コロナウイルスについて調べてから発言すればいいのに。ユダヤの陰謀はサッパリ理解できないぼくでも、とりあえず理解できたことを以下、書く。
新型コロナウイルス（SARS-CoV-2または2019-nCoV）は「化け物」ではなく、生物学的にちゃんと同定されている。
こいつは、コロナウイルス亜科ベータコロナウイルス属に分類されている。ここには風邪の病原体となる２種類のヒトコロナウイルス（HKU1とOC43）およびSARSウイルス、MERSウイルス、コウモリウイルス、ウマウイルスが属している。
新型コロナウイルスはSARSウイルスに近いが、ゲノムとしては70-85％の相似性しかなく、SARSが人類を滅亡させるため凶暴に「進化」したものではない。
なお、HIVウイルスはレトロウイルスなので、コロナウイルスとは動物と植物くらい系統が異なる。
風邪に特効薬がないのは常識だが、ぼくらは風邪をひいてもたいていは２-３日で回復する。また、進化の過程で、さまざまな毒素や細菌、ウイルスと遭遇してきた人類が生き残れたのは、人間の体に「抗体」という仕組みがあるからである。
「抗体」とは、血液中にある白血球の仲間であるリンパ球のB細胞が作り出す糖タンパク分子のことで、物質名としては「免疫グロブリン」という。
免疫グロブリンは、ウイルスと同じく生物ではないのに、何本もの「鎖」を持ち、あたかも意識があるかのように、人体に有害な毒素、細菌、ウイルス（抗原）が侵入すると、それを認識して結合し、動けなくしてしまう。これを凝集反応あるいは免疫沈降という。凝集反応が起こると、抗体は「ここに抗原がありますよー」という信号を出す。これを「オプソニン作用」という。
その信号を感知すると、白血球チームの仲間であるマクロファージという細胞がやってきて、抗原を食い殺してしまう。これを「貪食」という。マクロファージ内で分解された抗原の情報は、リンパ球中のT細胞に伝わり、さらなる免疫システムの強化に用いられる。
また、抗体には結合するだけで微生物の感染力を低下させたり、毒性を減少させたりする「中和作用」や、免疫システム全体の働きを活発化させる「補体活性化作用」もある。
ただし、1種類のB細胞は1種類の抗体しか作れず、1種類の抗体は1種類の抗原にしか働かない。そのため、人間の体内では数億種類のB細胞がそれぞれ異なる抗体を作り出し、あらゆる抗原に対処している。未知のウイルスや、人工的な化合物に対しても、抗体が産生されることがわかっている。
なぜ、これほど臨機応変に抗体がつくられるのかは長い間謎だったが、1976年、日本人の利根川進博士が、「免疫グロブリンの遺伝子再構成」という現象を発見し、ノーベル医学・生理学賞を受賞した。
患者にとって「風邪が治る」とは、抗体=免疫グロブリンが産生されて、もう同じウイルス＝抗原が侵入しても体内で活動できなくなるということだ。
また、あるウイルス病の流行が止まるというのは、その地域に住む人間の体内に抗体がつくられ、それ以上ウイルスが感染できない状態になるということだ。
「ワクチン」はこの仕組みを使い、体内に特定ウイルス用の抗体を作らせる予防策である。
SARSウイルスは、2003年3月ごろから中国南部で発生し、8,096人が感染、37ヶ国で774人が死亡したが、約4か月後の同年7月にWHOが終息宣言を出した。つまり、SARSウイルスでも抗体のできた人は完治し、数カ月で収まったわけだ。
以上、ここまでのウイルスと抗体のメカニズムを踏まえて、新型コロナウイルスに話を戻し、大阪や広東省で、陰性だった患者が再び陽性になったという現象を考えてみよう。
どちらも「再び」発症したという。これは、体内で抗原である新型コロナウイルスに対する抗体が産生されていなかったということだ。つまり「完治」ではなかったのだ。
免疫細胞を破壊するHIVウイルスが人工的に組み込まれているとかいうデマは、前にも書いたようにここでは取り上げない。実際、ほとんどの罹患者は完治しているのだ。
大阪の症例をよく見てみよう。
女性は1月29日に最初の陽性が確認された後、大阪市内の病院に入院していたが、回復したため1日に退院。外出時にはマスクを着用し、自宅療養していたが、咳の症状が出たため6日にPCR検査を実施したが陰性だった。だが、喉の違和感や胸の痛みが続いたため、21～25日にかけて医療機関を受診。26日にPCR検査を実施した所、陽性が判明した。（日経ウェブサイトから抜粋）
１月29日に発症が確認されたのに、２月１日に退院したという。わずか4日。報道までのタイムラグを考えても、ちょっと短くないか。
国内初期の感染例だったから、まさか症状が緩和したことで「病院の手柄」になるとして早期退院させたわけではないだろう。だが、入退院にあたってPCR検査を行ったとは書いてなく、退院後の2月6日の検査で陰性と診断されたが、「再び」発症したという。
ううーむ。これはどういうことだろう。
以下は素人であるぼくの推論に過ぎないので、一つの考え方とご了解いただきたい。
高齢患者が長期間の加療を要する中で、この女性がわずか３日間の治療で症状が緩和したのは、40代と若く、免疫力が強かったからだ。
だが、本当に新型コロナウイルスに感染していたとしたら、新型コロナウイルス用の抗体＝免疫グロブリンが産生されたはずで、同じウイルスに再発はしないはずだ。
２つの可能性が考えられる。
１つは新型コロナウイルスに罹患していたが、退院時にはウイルスがまだ体内に残っていたということ。だが、それでは退院が許可されるほどに症状が回復したのが説明できない。
もう１つは、この女性が、当初新型コロナウイルスで発熱していたのではなく、現在日本で1週間に26万人が感染しているインフルエンザウイルス、あるいは新型コロナの近縁にあたる風邪の病原体であるヒトコロナウイルスへの抗体反応で発熱していたのではないかということだ。
武漢からの観光客を乗せたバス運転手と一緒にいて発熱していたから、当然新型コロナウイルスに感染したとされて緊急入院した。だが、入院中にインフルエンザまたは風邪ウイルス用の抗体が産生されて、数日で治ってしまった。病院としては回復したので退院させた。
だが、女性は新型コロナで発熱していたのではないから、当然新型コロナ用の抗体は、体内で産生されていない。退院したのち、武漢市の乗客や運転手と濃厚接触したために衣服等に生き残っていた新型コロナウイルスが体内に侵入し、あらためて本当に発症したが、6日の検査では不運にも誤陰性だった。
PCR検査では、100％の精度で陽性・陰性が診断できるわけではない。少なくとも数パーセントは誤陽性・誤陰性となる。簡易検査キットの精度は70％程度といわれる。こんなものを全面的に信用するわけにはいかないのだ。まして、「中国から提供された検査キットをありがたく使え！」「アベは国費で全国民に検査させろ！」などと主張するのは、医療システムを混乱させるだけの愚か者だ。
「オッカムの剃刀」という言葉がある。
ある現象を説明するとき、より簡潔に、常識の範囲で説明できる方が正しいという論理学の公理である。
新型コロナウイルスが、SARSウイルスの近縁種でありながら、全く系統の違うレトロウイルスであるHIVウイルスが組み込まれ、「抗体のできないウイルス」「不死身の無限増殖ウイルス」になったと考えるより、インフルエンザウイルスあるいは風邪コロナウイルスへの抗体反応で発熱し、症状の緩和と、精度の低い検査の結果から、感染→完治と誤診してしまったケースと考えた方が、はるかに合理的ではないか。
中国・広東省の場合はなおさらである。
詳細なデータが公表されていないので断定できないが、患者が大量にあふれている状態で、症状が緩和しただけで退院にしてしまったケースは多いだろう。中国では２月14日以降、PCR検査自体を行なわず、インフルエンザや風邪その他の原因でも起こる肺炎の症状があるだけで感染者とされた。広東省の874名の退院患者のうち14％という高率が、かえってその可能性を確信させる。
もちろん、ぼくは専門家ではないので、この推測に固執することはない。検査の精度がすべての原因である可能性も高い。
ただ、少なくとも荒唐無稽な「不死身の無限増殖ゾンビウイルス」説よりはマシだと思うよ。
先ほども述べたが、現在、日本では1週間に26.3万人のペースで、季節性インフルエンザ患者が発生しており、今季（昨年9月から）の累計では約675.2万人が罹患している。

厚労省の流行レベル指定は、注意レベルから警戒レベルに移行しつつある。これでも昨年よりは少ない。肺炎等の合併症を含めれば、昨季インフルエンザで亡くなった方（超過死亡）は3,000人を超えたという。
マスコミもネットも新型コロナウイルス一色だが、厳然たる事実として、今、日本で圧倒的に猛威を振るっているのは、インフルエンザなのだ。
日本では、少ない年でもインフルエンザの感染者数百万人、死者数千人なのに、誰も騒がない。なぜか。その程度のリスクは、社会的に許容されているからだ。
確かに、中国発の新型コロナウイルスの流行は、保守系の方たちにとっては、共産党独裁の非道を叩く格好の材料だし、サヨクの方たちにとっては、感染者の入国を防げなかったアベヤメロに結びつけ易い。
「封鎖された武漢市の惨状」「生物兵器かも」「クルーズ船の地獄」「無限増殖する未知のウイルス！」とセンセーショナルに煽れば、マスコミは視聴率を稼げる。
だがそれをいちいち信じて拡散するのは、自分の頭で考えない情弱ぶりを晒しているだけだ。そのことにいい加減気づいてほしい。
誰に何を言われようが、新型コロナウイルスは「死病」ではない。
感染力だってインフルエンザに比べて、ちっとも高くない。都内の満員電車は相変わらずだし、飲食店だっていつもどおりだ。東京も大阪も名古屋も福岡もゴーストタウンになっていない。なのに、感染者は爆発的に増えていないし、肺炎になって重篤化するのはインフルエンザと同じく高齢者だけだ。
ぼくは母を亡くしたばかりだが、あえて言おう。高齢者が寒い季節に感染症から肺炎を併発して亡くなるのは、悲しいけど、どうしようもないことだよ。1人も死んじゃいけないなんて、誰が言えるんだ。
ぼくの数理予測モデルどおり、中国での感染者数は10万人には至らず頭打ちになった。日本での感染者数は200名を超えたが、コロナウイルスの性格から、気温が上がれば拡大は収束するだろう。
要するに、ワクチンや特効薬はなくても、ぼくらはインフルエンザに対すると同じく、アルコール消毒、手洗い、人混みでのマスク着用などの基本的感染症予防をすればいいのだ。
そしてそのことは、最初から国立感染症研究所や政府が言っていたことだ。
大騒ぎして武漢肺炎狂騒曲を演じているのは、マスコミ、ネット、ぼくら自身なのだ。
Perfumeの東京ドーム公演中止は、ハッキリ言って、風評被害だと思う。
もちろん強行すればアミューズだけでなく、Perfumeが袋叩きにされた可能性があるから、致し方なかったとは思う。だがそれも含めて、マスコミがもっと冷静に、ありもしない「新型ウイルスの恐怖」を煽らなければ、こんなことにはならなかった。
3月20日-21日のKnotfestも中止にしないで欲しい。なんなら、主催者はインフルエンザのデータと合わせて、「新型コロナウイルスに関する見解」を事前に公表すればいいと思う。賛否両論になるだろうが、武漢肺炎狂騒曲に一石を投じられる。このままでは幻想に過ぎない「新型ウイルスの恐怖」に日本全体が委縮してしまう。
1月25-26日の幕張メッセでは何も起こらなかった。
当時、日本でも「武漢市に渡航歴のある神奈川県在住の中国人男性」と「武漢市在住の中国人旅行者」の感染が発表されていた。このほかにも春節で大量の中国人観光客が来日しており、国内には発症しなくても相当数の保菌者がいたはずだ。
Legend-METAL GALAXY＠幕張メッセ2日間には、世界中からのべ4万人のファンが集まった。しかもその多くが身体にどこかしらガタが来ている中高年で、ライブが始まってからは、マスクをつけていた人はほとんどいなかった。丸2日間、4万人が叫び、狭い柵の中に密着してモッシュッシュしたが、新型コロナウイルス罹患者は一人も出なかった。
正直、2月13日に国内9人目となる「千葉県在住の20代の男性会社員」の感染が確認されたときは、ヒヤリとした。千葉というだけで、幕張とは関係ないのだが、20代というところで「あの会場にいたことがわかったらBABYMETALが袋叩きにされる」と恐れたのだ。
だが、それは杞憂だった。
感染症には、政治的立場とか思想とかは関係ない。
大きな声で煽る必要もない。
あくまでも冷静に、感染症対策の常識をもとに行動すればいい。
ぼくをキライになってもいいけど、それだけはわかってね。

ゾンビウイルス？