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アイドルとメタルの弁証法
-May the FOXGOD be with You-

★今日のベビメタ
本日3月25日は、2012年、さくら学院2011年度の卒業式が行われ、武藤彩未ら卒業し、2016年には、「FUJI ROCK FESTIVAL '16」に出演することが発表された日DEATH。

■武漢ウイルス関連データ
●累計
・感染国 199か国・地域 うち1000人以上25か国、うち100人以上84か国
・世界 感染確認者372,757人/死者16,231人
・日本 感染確認者1,211人(199か国中24位)/死者43人(199か国中14位)
●10万人当たり
・世界 感染確認者4.83人/死者0.210人
・日本 感染確認者0.96人(84か国中68位)/死者0.034人(84か国中44位)
●現在治療中(感染確認者-回復者-死者)
・世界261,211人 日本867人(199か国中27位)
出典: WHO「Situation Report」、厚労省「新型コロナウイルス感染症の現在の状況について」、NHK「NEWS WEB」



Wikipediaの感染者数更新が滞っているため、出典から外した。
昨日3月24日は、1日あたりの新規感染確認者数がこれまでで最多の71名となった。
新規確認者数が数日減り続けて、また少し上がるというのは、日本のこれまでの推移と同じで、大騒ぎすることはない。

昨夜、安倍首相はIOCのバッハ会長と電話で会談し、東京オリンピックを1年程度延期する方向で一致したと報じられている。残念だが、これだけ世界中に広がってしまったので、妥当な判断だろう。
何もかもが不確実な今、1週間後のFOX DAYが日本に希望の光をもたらしますように。

3月23日のANNニュースは、欧米で爆発的に拡大が広がっているのに対して、距離的に中国に近い日本の感染者が少ないことに海外の注目が集まっていると報じた。握手やハグをせず、手洗いや入浴を欠かさない日本人の習慣や、クラスターを追跡して感染の広がりを潰す専門家チームの「積極的疫学調査」方針や一斉休校といった日本政府の対策が奏功しているのではないかという海外の意見を紹介する一方、「感染確認者が少ないのは、PCR検査数が少な過ぎるからだと考えている海外の意見」もあるとした。
最後の部分は、あたかも海外の国=「欧米諸国」を表しているように聞こえるが、3月初旬にマスコミが大合唱していた「韓国を見習って国民全員にPCR検査をさせろ」という主張の変型であり、まだ言うかという感じだ。
では、前半の「握手やハグをせず、手洗いや入浴を欠かさない日本人の習慣」が、本当に感染の広がりを防いでいるというのは本当なのか。
厚労省の3月24日付報道資料によると、クルーズ船乗客を除いた国内のPCR検査による陽性1128例中、日本国籍者は797人である。ということは残り331名の陽性者は外国籍だということになる。
2019年の日本の人口1億2621万6142人のうち、外国人登録者数は272万9811人。
日本国籍を持つ人の10万人当たり感染確認者数は797÷(126,216,142-2,729,8110.63)×100,000=0.66人であるのに対して、外国籍の方は、331÷2,729,8110.63×100,000=12.13人である。
この12.13人という数字は、イタリア(10万人当たり感染確認者数105.70人)、スペイン(同71.24人)、ドイツ(同35.24人)、フランス(同30.30人)、イラン(同27.99人)、韓国(同17.11人)ほどではないが、アメリカ(同12.88人)とイギリス(同10.02人)の間くらいである。
海外で生まれ育ったり、親が外国籍だったりしても、日本国籍を取得した方もいるので一概には言えないが、生活習慣は育った家庭環境から生じるので、同じ国内で生じているこの「差」は有意であると言わざるを得ない。
「外国人登録者の多い県ほど感染確認者が多い」というのは、データ上相関関係がないことは以前分析した。だが、幼い頃から「外から帰ったら手洗い、うがい」を躾けられる日本人の習慣が、防疫上有利であることも間違いないだろう。
「日本はPCR検査が少ないから感染確認者が少ない」ということはデータ上も確かに正しいが、感染確認者数が多ければ下がる「致死率」ではなく、人口当たりの死者数である「死亡率」を比較すれば、その方針が間違っていないことがわかる。
10万人当たりの感染確認者が多い先ほどの国々の10万人当たり死者数は、イタリア(10.048人)、スペイン(3.703人)、イラン(2.200人)、フランス(1.329人)、イギリス(0.504人)、韓国(0.227人)、アメリカ(0.144人)、ドイツ(0.152人)となっているが、日本国内の感染確認者のうち死者は実数で43人、10万人当たりでは0.034人で、100人以上の感染確認者が出た84か国中44位、1000人以上の感染確認者が出た25か国中22位ときわめて低い。
最も恐ろしいのは、やみくもに感度の低いPCR検査量を増やして、手当が必要な高齢者や、基礎疾患があり、重症化しやすい方に対応する医師、看護師、ベッド、薬剤、人工呼吸器などの医療リソースのキャパシティを超え、大量に死者が出てしまうという事態なのである。
だから、「感染確認者数の多寡」を比べて優劣をつけることなど、本来、何の意味もない。あるとすればその国の医療キャパシティが足りるかどうかの指標になるということだけである。

ここでもう一度、感染の広がりを防ぎ、武漢ウイルスによる死者を一人でも減らすために、厚労省のガイドラインをまとめておこう。

1)密閉された空間で人が大勢集まる場所を避けること

2)手洗い・消毒・マスクの着用の奨励

3)健常者の場合37℃以上の発熱が4日間、高齢者・基礎疾患保有者の場合には2日間の自宅療養

4)発熱が続く場合および感染者に濃厚接触した疑いがある場合には、保健所等に連絡して、帰国者・接触者外来を受診すること

1)2)については理解しやすいが、条件が分岐する3)4)については、わかりにくいのでチャートにしてみた。

 

 

暖かかった連休から一転して、一昨日、昨日と気温が低かった。武漢ウイルスが一番拡散しやすいのは5℃~7℃だから、これも新規感染確認者の増加と関係があるのかもしれない。

春よ来い。早く来い。