Legend -METAL GALAXY考察(3) | 私、BABYMETALの味方です。

私、BABYMETALの味方です。

アイドルとメタルの弁証法
-May the FOXGOD be with You-

★今日のベビメタ
本日1月31日は、過去BABYMETAL関連で大きなイベントのなかった日DEATH。

日本には言霊信仰というものがある。
言葉には魔力があり、口に出して言ったことは天が聞き届け、実現するという心情である。
日本神話の主人公がたびたび使ったように、ポジティブな願いであればいいのだが、ネガティブな心配事は、うっかり声に出して言うと実現してしまうので、口にするのは憚られるという慣習は、現代の日本でも未だに根強い。
危機が予想されるとき、「最悪の事態を想定して備えよ」という声と、「あまり騒ぎ立てず、冷静になれ」という意見の対立の原因にもなっている。
現在、大問題になっている武漢肺炎の流行については、前者の態度の方が正しいと思う。
静観していた挙句、感染が拡大して最悪の事態を招いてしまうより、最悪の事態を想定して騒ぎ立て、あらゆる手段を講じた結果、「大事には至らなかったじゃないか」と恥をかく方がマシだからだ。
2019-nCoVと名づけられた新型コロナウィルスの潜伏期間が10日~2週間と長いことが、今回の事態をやっかいにしている。
1月中旬までに武漢市で感染していた者が、潜伏期間が長いため自覚症状がなく、春節前の帰郷や旅行で中国全土に拡散し、1月25日前後になって一斉に発症した。
だから1月23日に武漢市を封鎖しても、もはや手遅れだったのだ。
中国政府は1月27日以降の日本への団体旅行を禁止したが、これも手遅れだ。
2019年1月の中国人訪日数は約75万人だった。今年もほぼ同数が来日していると見なければなるまい。
すでに大勢の潜伏感染者が日本に入ってきているのは間違いないのであり、まだ発症者が少ないだけで、誰もがすでに感染しているかもしれないのだ。
このウィルスは、空気感染ではなく、飛沫感染とされているので、外出時のマスク着用と、手洗い、うがいの励行は最低限必要な防疫手段ではある。
ただし、この時期に怖い感染症といえば、インフルエンザも忘れてはならない。

日本のマスコミでは一切報道されないが、1月18日付アメリカ疾病管理予防センター(CDC)の推計によると、今シーズンの米国内でのインフルエンザ感染者は1500万人以上、入院患者は14万人以上、死者はすでに8200人以上という「史上最悪」の事態になっているという。


日本でも、1月24日付厚生労働省の発表によると、2019 年第 36 週以降の累計患者数は、19万5733万人となっている。
Legend -METAL GALAXY@幕張メッセには、世界中からメイトさんが集まった。2日間にわたって、延べ4万人が同じ空間にいて、叫び、押し合いへし合いMosh’shした。
インフルエンザなら昨日あたり、武漢肺炎なら2月8日前後に、参戦者の中から発症者が出る可能性は高いと考えねばなるまい。すべての参戦者は、潜伏期間が無事過ぎて、保菌者でないことが確認できるまで、「スーパー・スプレッダー」にならないよう、人前に出るときはマスクをしなければダメ、ゼッタイ。
あとは、日本の医学界が早く抗ウィルス薬を創り出すことを祈るのみだ。
本題に戻る。
10月10日に発表されるであろうBABYMETALの大きな変化について、前回、
(1)    現行メンバーのまま解散ツアーの発表
(2)    MOAが卒業し、新固定メンバーが加入して、新章スタート
(3)    SU-+MOAに新固定メンバーが加入して、新章スタート
の3つの可能性を挙げた。
お断りしておくが、当ブログは、BABYMETALに何があろうと「味方」であり続けるという思いから、あえて言霊信仰を乗りこえて、様々な可能性を論じているのであり、決してネガティブなことが実現してほしいわけではないし、誰かを傷つけるつもりもないことを、ご理解いただきたい。

まあ、憶測、妄想の類いだとお考えいただいていい。
さて、この3つを詳細に検討してみると、ぼくの考えでは、(2)の可能性はほとんどないのではないかという結論に至る。
MOAはさくら学院卒業時に、「いつかはMOAMETALじゃなくて、菊地最愛としてここに帰ってきたい」と述べた。
菊地最愛は、ダンサーとして世界的な評価を受けているのはもちろん、類まれなシグネチャーボイスを持つシンガーでもある。
2016年当時、RIJで同じ事務所の藤原さくらのステージを見て、「シンガーソングライターってかっこいいな」と感想を述べたこともある。
YUIMETALが水野由結として女優を目指しているように、MOAMETALが菊地最愛に戻って等身大の歌を届けるシンガーソングライターを目指してもいいはずだ。
中学1年生のときには、「SakuSaku」(TVK)で、薬剤師になって長寿の薬を開発するという夢を語った。世界的アーティストであるBABYMETALのメンバーであっても、MOAの将来はMOA自身が決めていい。
だが、SU-METALはそうはいかない。
言葉は悪いが、SU-は“歌バカ”であり、普通の女の子として生活することよりも、今は、歌い続けたいという思いの方がはるかに強いはずだ。
すでに海外でも日本でも「メタルクイーン」としての評価が定まっており、ソロになるにしても、メタルあるいはロックボーカリストの看板を捨てることはできないだろう。
もちろん、SU-にとって一番いいのはBABYMETALのフロントマンを続けることであり、新たなメンバーが加わっても、SU-METALがいる限り、世界のメタル市場において、BABYMETALは存続しているとみなされるだろう。
だが、果たして「MOAが抜けたBABYMETAL」をSU-自身が受け入れられるだろうか。
確かにKOBAMETALは中元すず香の歌声を聴いて、「メタル少女歌劇団」を構想したのだし、彼女に拮抗する才能がいないから、「SU-のまわりを回る天使」として、最年少のYUIとMOAをBABYMETALのメンバーに選んだという経緯もある。
しかし、BABYMETALは、SU-、YUI、MOAの三人で、様々な困難と闘いながら創り上げてきたものである。ファンにとっては、三人がそろってこそのBABYMETALだったから、YUIの不在は、これほどまでに苦闘を伴うことになった。
客席をズキュン!ドキュン!と射貫くMOAがいたからこそ、SU-は歌に集中できたのだし、SU-にとってMOAはかけがえのない同志であり、支えだった。
MOAが抜けて、新たなメンバーが入ったとしても、そこから新しいBABYMETAL像を再び創っていかなければならない。仮に鞘師里保や、他の元アイドルグループのエース級が正規メンバーになり、新BABYMETALが「スーパーグループ」になったとしても、YUIとMOAの面影を払しょくするには相当な時間がかかるだろう。
要するに、これまで苦労を共にし、YUIが抜けた後も絆を強めてきたMOAがいないBABYMETALは、SU-自身が受け入れられないのではないか。


したがって、2020年10月10日に「大きな変化」のお告げがあるとすれば、
(1)現行メンバーのまま解散ツアーの発表
(3)SU-+MOAに新固定メンバーが加入して、新章スタート
の2つに絞られるのではないか。
(つづく)