アイドル戦線の現状(2) | 私、BABYMETALの味方です。

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アイドルとメタルの弁証法
-May the FOXGOD be with You-


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May the Fox God Be with You―

★今日のベビメタ

本日1013日は、2015年、朝日放送「おはよう朝日です」のインタビュー(「ヘドバンギャー‼」のYUIMOAジャンプを真似して、女性アナウンサーの腰がボキッて鳴るやつ)が放送された日DEATH

 

もちろん「アイドル」はAKB48グループ、ももクロ、乃木坂46、欅坂46だけではない。

TIF(東京アイドルフェスティバル)2018の出演アイドルは総勢 207 1315名。来場者は83日~5日合計で、81,000名だった。

今年は、昨年に引き続き「チェアマン」に指原莉乃が就任し、AKB48 Team8AKB48 TIF2018選抜、AKB48フレッシュ選抜、SKE48HKT48NMB48STU48NGT4848グループが総出演し、けやき坂46も出演した。

スターダストからは、ももいろクローバーZの佐々木彩夏、私立恵比寿中学、桜エビ~ず、3B Juniorが出演。

Passpo☆、SUPERGiRLS、東京女子流、9nineNegiccoといったTIF常連グループも引き続き出演していたが、さくら学院は結成以来初めて欠場した。

夏のロックフェスに「アイドル」が出演する流れも定着した。

サマソニ2018は、Rainbow StageBiSHPassCodeが出演。JungleStageは「Idol Sonic」として、ラストアイドル、大阪☆春夏秋冬、たこやきレインボー、東京女子流、インキーウップス、フィロソフィーのダンス、Maison Book Girl、ゆるめるモ!が出演した。

RIJ(ロッキンジャパン)2018には、欅坂46NGT48、鈴木愛理(元℃ute)、きゃりーぱみゅぱみゅ、あゆみくりかまき、チームしゃちほこ、でんぱ組.inc、ももいろクローバーZ、アンジュルム、私立恵比寿中学、モーニング娘。18が出演した。

ぼくには、アイドル界はヒエラルキー化ないしジャンルの細分化が進んでいるように見える。

世間一般の認知度が高い「アイドル」は、やはり地上波テレビに常時出ているAKBグループ、乃木坂46、欅坂46、けやき坂46、ももいろクローバーZが強く、そこに、テレビとはもう無縁になったが、2015-16年には「社会現象」として報道されていたBABYMETALが加わる。

一定のファンベースを持ち、単独ライブが中心だが、特に熱いパフォーマンスでファン拡大を目指すグループは、サマソニ、RIJ、イナズマなど、ロックフェス出演がメルクマールとなる。 

もともと、ももいろクローバーZが雨のサマソニ大阪、リアルベック伝説を作ったのが嚆矢であり、BABYMETALも昨年、サマソニのメインステージの大トリ前で「ついに!ついにここまできました!」伝説を作った。

現在では欅坂46、私立恵比寿中学、チームしゃちほこ、モーニング娘。18、でんぱ組.incといったグループがこのポジションにいて、TIFだけにしか出ないグループよりやや格上感がある。

次はアイドルフェスの頂点、TIFに出る「アイドル」。

ここ数年は、AKB48グループが主役になった感があるが、TIFが年に一度の「アイドル」の晴れ舞台であることは間違いない。Negiccoなどローカルアイドルも出るし、地道に活動している中堅アイドルや、ダンス系のグループ、モデル系のグループも出演する。観客ではなく、出演者が1300人にも上るフェスは、世界的にも稀だと思う。

ここ数年、アイドル界にはもう一つのサブジャンルが形成された。

それが「ラウド系アイドル」で、アイドルとメタル/パンク/エモ/エレクトロニコアなどとの融合をコンセプトとしているグループである。BABYMETALの大成功がひとつのモチベーションになっているかもしれない。

勝手なジャンル分けで申し訳ないが、PassCodeBiSHを筆頭に、LADYBABY、ゆるめるモ!、Uijin、絶叫する60度、NECRONOMIDOL、ゆくえしれずつれづれ、幽世テロルArchitect、です。ラビッツ、NEVE SLIDE DOWNBroken By The Scream()やみつきカンパニー、Candye♡Syrup Malcolm Mask McLaren、我儘ラキアなどがこのジャンルに入ると思う。

TIFに出ることもあるが、独特の世界観が、真夏の白昼のステージに「そぐわない感」があり、他の出演者に「コワい」と思われる悩みもあるらしい。(PassCode南菜生談)

プロデューサーのバックグラウンドや人脈で、主にライブハウスでのギグ、メタル/パンクバンドの前座やジョイントフェス出演といった活動を地道に続けているグループが多い。

RIJやサマソニなどのロックフェスでも集客力があり、海外ツアーをやれるところまで来ているグループもあり、従来型「アイドル」のようにテレビ出演がゴールではない。

とはいえ、トガったコンセプトだけでファンの支持を集められるわけではない。

PassCodeBiSH、ゆるめるモ!がサマソニに出ている一方、2012年結成のベイビーレイズJAPANは、つい先日6年間の活動に終止符を打った。

余計なお世話だが、BABYMETALはヘヴィな楽曲、非日常的な世界観だから熱狂的ファンがついたのではない。大音響とおどろおどろしい演出の中にあっても、SU-の歌声、YUIMOAのパフォーマンスに、“聖なる”清々しさ、愛らしさ、強さがあったから、ぼくらメイトはBABYMETALに惹かれたのだ。PassCodeしかり、ゆるめるモ!しかり。

「ラウド系アイドル」には、女性HRHMバンドやギター女子は入らない。BAND-MAIDはメイド喫茶をコンセプトにしているが演奏や楽曲は本格的であり、AldiousMary's BloodCyntiaLOVEBITESといった嬢メタルは「アイドル」ではなく、「ロックバンド」である。

また、西内まりや、植村花菜、家入レオ、YUI、大原櫻子、藤原さくら、阿部真央、吉澤嘉代子、大森靖子、miwaといったギター女子も、いくらカワイくても「アイドル」ではなく、「アーティスト」のくくりだろう。

アイドル界に話を戻すと、このほかにTIFに出演できないローカルアイドル、地下アイドルという存在もある。

ローカルアイドルがTIFに出演するためには、全国6ブロックで前年から始まる一次書類選考→1月の二次選抜ライブ→4月の決勝ライブで、ライブ配信されるSHOWROOMの視聴者投票を勝ち抜かねばならない。各ブロック二次審査に残るのが8組×6ブロックで48組。決勝は各ブロック1組×7ブロックで7組しか、本番のTIFに出演できない。

AKB48を頂点として、東京の大手事務所に所属する有名アイドルはもちろん、サブステージに出演したグループも含め、TIFに出演した2071315名は、ローカルアイドルにとっては雲の上の存在なのである。

前回挙げた愛媛県の「愛の葉Girls」は、東京でライブを行ったこともあったが、基本的には愛媛県内での農業関連イベントやローカル局への出演が主な仕事で、TIFには出演していない。

だがこういうローカルアイドルのためのアワードも存在する。

「日本ご当地アイドル活性協会」が選ぶ「未発掘アイドルセレクト10」がそれで、「愛の葉Girls」は、大本萌景さんが在籍していた2015年上半期~2016年下半期まで4期連続、そして事件後の今年2018年上半期の計5回選出されている。

2018年上半期の「未発掘アイドルセレクト10」は以下のとおり。

https://utaten.com/news/index/17020

 

【東北ブロック】青森県「GMU (じーえむゆー)2期連続2回目

【関東ブロック】千葉県「三姿舞 (さんしまい)」初選出

【甲信越ブロック】山梨県「FUJI SAKURA塾」2期ぶり2回目

【東海ブロック】愛知県「おとめボタン」3期連続3回目

【東海ブロック】愛知県「MKさくら (えむけーさくら)」初選出

【近畿ブロック】大阪府「天空音パレード」2期連続2回目

【近畿ブロック】大阪府「ICielring (あいしぇりんぐ)」初選出

【中国ブロック】鳥取・島根県「jubilee jubilee (じゅびりーじゅびりー)」初選出

【四国ブロック】愛媛県「愛の葉Girls (えのはがーるず)」3期ぶり5回目

【九州・沖縄ブロック】沖縄県「OBP (おーびーぴー)」3期連続3回目

全国的には無名なロコドルがこれだけ存在しているということは、地方限定でも、出演する場とサポートするファンがいるということだ。つまり現在は、「アイドル戦国時代」のような事務所の戦略合戦というより、「アイドル」を支える市場が全国的に成立し、細分化され、ヒエラルキーが形成され、「アイドル成熟時代」になっているのだ。

たとえるなら「アイドル」は、「野球」のようにプロから社会人、地方の少年チームまでいるメジャーな競技になったのだ。

BABYMETALはプロ野球チームではなく、日本をホームグラウンドとするメジャーリーグのチームになったのだと思えばいい。学業優先だけどね。

(つづく)

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