小松製作所（6301）

小松製作所（6301）は、建設・鉱山機械、ユーティリティ（小型機械）、林業機械、産業機械などの事業を展開しており、建設機械で世界第2位の企業です。アジアでも幅広く事業を展開しており、IT活用に強みをもっています。基幹部品は日本で製造し、組み立ては現地化しています。

2024年3月期（1/28時点）の投資指標は、
予想PER：10.9倍
PBR実績：1.29倍
予想配当利回り：3.69％

予想1株配当金：144円

財務状況は以下のとおりです。

線を引ている箇所を主にチェックしますが、PER（株価が企業の利益に対して割安 or 割高を判断する目安）、PBR（株価が企業の純資産（解散価値）に対して割安 or 割高を判断する目安。1倍より低いと割安、高いと割高）から割高感、割安感はそれほどありません。

配当利回りはほどほどの高さです。

自己資本比率は50％をなんとか越えています。有利子負債倍率（有利子負債＝借金の返済負担の重さのことで、数値が低ければ負担が軽いことを意味しています）はまずまずで、利益剰余金は有利子負債のほぼ2倍になります。

過去4年の業績は以下のように推移しており、コロナ禍で利益面が落ち込みましたが、ここのところ好調で2023年3月期は過去最高益でした。

また、2024年3月期は過去最高益を達成する見込みです。

10月27日に2024年3月期2Qの決算を発表しており、進捗は非常に順調で、通期予想を上方修正しています。

また、配当についても増額しています。

なお、連結配当性向40％以上とする方針です。

2022年4月28日に開示していた中期経営計画では、経営目標を以下のように公表しています。

コマツは特徴的な株主優待を実施しています。

獲得条件は、基準日（※1）に300株以上保有し、かつ、保有期間が3年以上となる株主が対象です。
※1 基準日：毎年3月31日
※2 「保有期間が3年以上となる株主」とは、毎年3月31日および9月30日現在の株主名簿に、同一株主番号で、基準日を含めて7回以上連続して記録された株主

現在の株価は3904円で、直近の目標株価コンセンサス4139円とほぼ同水準にあります。

1月30日に開示を予定している3Q決算はどうなるでしょう。

銘柄分析：小松製作所（6301）