【販売員カーストについて考えてみた】平山枝美のアパレルブログ | 疑問解消で売り上げも3倍!?平山枝美の販売ブログ

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お声がけすらできなかった問題児が、なんと担当店の売り上げをみるみる改善するマネージャーに大変身!現在では販売コンサルタントとして活躍する筆者がこっそり(?)お伝えするブログ。皆さんが楽しく接客・販売の仕事ができるヒントをぎゅっと詰め込みました。

【販売員って一括りにいってもいろんな販売員がいるものです】

はえてますよね?

こんばんは、売場コーディネーターの平山枝美です。

 



犬描いてみたのですが、とある人から

「犬ってひげあったっけ?」

って言われました。

 

ありますよね?

あえて描く方がどれくらいいるのかは知りませんが・・・。

 

さてはて。

 

今日は、前々からうっすら考えていたことを書きたいと思います。

 

スクールカーストっていう言葉、皆さんどこかで聞いたことがありませんか?

クラスの中で人気者がいて、普通の子がいて、そしてどっちかというとめだたないタイプがいて、みたいな感じでなんとなくクラスの中で順位的なものがつけられる、あれです。

 

私は見事に目立たない、どっちかというと地味なタイプだったので

人気者のバスケ部やサッカー部(もしくはそのマネージャー的な人)を眩しい目でみていました。

そして、いつか私もちょっとだけキラキラしてみたいな、と思っていました。

 

そんなわけでファッション系の仕事に付きたいと考えたのは、ださかったことからの反動なのですが大学を卒業して、新卒で販売員に。

やっと、私もおしゃれなことが出来るぞ!

 

都内の百貨店に配属になり、

そう思って、最初のうちはすごくやる気満々でした。

 

しかし、販売員になってから、なんとなく自分の立場について考えるようになりました。

 

販売員って言ったって、ここに入ってる他のブランドに比べたら

名前も知られていない弱小ブランドだし・・・

置いてあるものは流行り物も無いし・・・

 

せっかく販売員になったのに、自分はいつまで立っても二流の場所にいる

という気持ちが拭えなくてもやもやした時期がありました。

 

それから月日が流れて、私はエリアマネージャーとして郊外の店を担当することになりました。新幹線から在来線に乗り継いで、ひっそりとした駅の前に立っているファッションビルに足を運びました。

 

そこで、とある販売員に言われたことがあります。

 

「地方にいると、都心の販売員からどんどん引き離されて行く気がする。同じショップをやっているのに、本部の人はちっとも様子を見に来てくれないし」

 

ここでも、同じ販売員と言う立場で、引け目を感じている人がいるのだなあ、もうそんなことを感じさせないように私はしっかり連絡を取り合わないと

と思ったのです。

 

では、都心の有名ショップに勤めている人は、他の人との優劣などを考えていないのか、と言えばそういうわけでもないようです。

 

とある企業様のセミナー後のお酒の席で、

「私、みんなみたいにSNSとかできなくて苦手で・・・。みんないろいろブログとか見てるみたいなんですが、どうやって探したらいいのかもわからないんです。遅れてるみたいで恥ずかしくて」

 

と言われました。

ここにも、なんとなく自分がカーストピラミッドの下にいる、と感じている人がいたのです。

確かに、ツイッターやフェイスブックを見ていると、販売員の中にもいわゆる

「意識高い系」

という人たちが存在します。

 

向上心が高くて、勉強熱心なのはとてもいいことだと思います。

が、しばし、周りの人を置き去りにしてしまうこともあるようです。

意識高い系販売員にしてみれば、

「自分で勉強しない自分たちが悪い」

という感じだと思うのですが、置いていかれている人にとっては

「自分ができることをみんなができると思わないで!」

という気持ちでもあるようです。

 

ここで、カーストについて私からの勝手な意見を述べていきますが、まず言いたいのは

 

どこのブランドにいようが、どこの地域で働いてようが

意識が高かろうが低かろうが、お客さまには関係のないことなのです。

そして、私から見ても(個性などはもちろんありますが)どの方も販売員のうちの一人なのです。

 

なので、引け目を感じることはありません。

 

ただ、思うのは

これだけ情報というものがインターネットを通じて平等化してきているものの
まだまだ一部の人にしか行き渡っていないということなのです。

 

あのブランドよりも売上を高く、と競争意識を持つことはいいことでもありますが

業界全体のレベルを底上げすることはできません。

 

意識が高い人は、できなくて困っている人をどうやって一緒に持ち上げていくかを考えていく

ブランドや企業間で情報共有する機会をもっと増やす(店長レベルでは、館の店長会などありますが)

 

郊外型店舗にも、情報を行き渡らせる

 

といったことが大切で、ダダ流れている情報を一部で停滞してはいけないな、と感じるのです。

ニュースアプリや、販売員向けのコンテンツが、一部の人にしか届かなければ

接客は変わっていかないし、それをどうやって行き渡らせるのか、そこが大きな課題です。

 

また、企業は各販売員に向けて接客やマナーの研修だけでなく

日々の過ごし方(情報収集や勉強の仕方)について、定期的に指導していくことをおすすめしたいと思います。

 

例えば、もし売上が下がってきたらこのブログ見てみて、とか

この雑誌いいよ、とか。

売れる販売員がどうやって売れるようにしているのか、そういう情報をもっと、裾まで広がるように共有させるべきなのでは、と思うのです。

 

入社して数カ月後、やっと周りを見渡せるようになった私は

「私のいるブランドは弱小ブランドで、百貨店でも立場が弱いんだな」

そんなことを感じて、肩身を狭くしました。

 

それと同時に

 

「私は、自分を変えたいと思ってこの世界に入ったんだ。じゃあ、弱いところから強くなるにはどうしたらいいんだろう」

 

という、今ではちょっと恥ずかしいですが、そんなことをムキになって考えたのです。

 

もし、その時の私と同じようなことを考えた時

今は情報社会なので、いくらでも、どの人にも平等にヒントが転がっているのではないかと思います。

それを掴んでもらえるために、私からも日々このブログを更新していきたい、そう考えています。

ちなみにこのブログは

お金もない、セミナーに行くにも時間も体力もない、だけどなにか勉強したい

という人になにかできないか、と思って始めたものです。

おかげさまで、そろそろ9年目に突入しますが、このブログをきっかけにお近づきになったかたや、セミナーのお仕事をいただいたりして、私自身のためにもなったブログになりました。

 

また、皆さんにおすすめのブログや情報サイトなどこちらに書いていきますね。

 

今日もお疲れ様でした。
それでは、またこんど~。

※しばらく試験運用していたnoteでの記事ですが、一旦閉じることにしました。
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