今日の宮古毎日新聞では、常行先生を取り上げていただきました。
常行先生は、東京大学大学院の教授で、蓮舫議員が「なんで世界2位じゃいけないんですか?」と事業仕訳で言った、スーパーコンピューター「京」の運用責任者です。日本学術会議の委員でもあります。
常行先生のお子さん3人は、私たちが宮古島に移住するまでずっと、私のお茶の水のスクールでバイオリンを習っていました。
毎週土曜日、男の子3人を連れてご夫婦で通っていらしていたのです。
お宅は、茨城県の守谷市で、黑いホンダストリームに乗って、常磐道・首都高と片道2時間半かけて通っていらっしゃいました。
お子さんは3人共、もちろん賢いのですが、のんびり自由に育ててらっしゃいました。
すごく練習熱心ということもないのですが、個人レッスン以外の合奏や合宿にも必ず参加していました。
お父さん(常行さん自身)も熱心に合宿に参加してくださるので、「暇な人なのかなあ」と思っていたら、ある時東京大学の封筒に入った書類を(何の書類か忘れた)をいただくことがあり、「東大にお勤めでしたか。」と訊くと、当時助教授(現在の准教授)とのことでした。「常行さ~ん」とか気軽に呼んでたけどね・・・。
合宿は、軽井沢プリンスホテルや苗場プリンスホテルで良くやりました。
3泊4日も、常行先生は合宿しているホテルから東大に通勤、つまり、朝軽井沢から新幹線で東大へ、夕方、新幹線で軽プリに戻る生活をなさっていました。すいませんでした・・・。
2006年に宮古島に移住することを、生徒さんたちにお話した時、長男は「裏切り者!」と私に怒りました。
そりゃそうだね。
申し訳ない気持ちで一杯でした。
その後、宮古島に遊びに来てくれました。
今は、大学受験中。
自分の好きな分野が見つかり、頑張っているようです。
がんばれ!
2010年に、宮古島ジュニアオケが東京に演奏旅行に行ったとき、皆で東大を訪れ、東大の教室で常行先生に
お話をしていただきました。「大学とは何をしに行くところか。東大はどういうところか」
これがすごく好評で、聴いていたこの中から東大を目指す子が出たくらいです。
それで今回もお願いしました。
素晴らしいお人柄の方です。
お楽しみに。