常行先生のこと | 日本弦楽指導者協会沖縄県支部のブログ

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2013年に沖縄県宮古島で開催される全国大会にむけて、情報を発信していきます!


アマノバイオリンスクールのブログ

今日の宮古毎日新聞では、常行先生を取り上げていただきました。

常行先生は、東京大学大学院の教授で、蓮舫議員が「なんで世界2位じゃいけないんですか?」と事業仕訳で言った、スーパーコンピューター「京」の運用責任者です。日本学術会議の委員でもあります。


常行先生のお子さん3人は、私たちが宮古島に移住するまでずっと、私のお茶の水のスクールでバイオリンを習っていました。

毎週土曜日、男の子3人を連れてご夫婦で通っていらしていたのです。

お宅は、茨城県の守谷市で、黑いホンダストリームに乗って、常磐道・首都高と片道2時間半かけて通っていらっしゃいました。


お子さんは3人共、もちろん賢いのですが、のんびり自由に育ててらっしゃいました。

すごく練習熱心ということもないのですが、個人レッスン以外の合奏や合宿にも必ず参加していました。


お父さん(常行さん自身)も熱心に合宿に参加してくださるので、「暇な人なのかなあ」と思っていたら、ある時東京大学の封筒に入った書類を(何の書類か忘れた)をいただくことがあり、「東大にお勤めでしたか。」と訊くと、当時助教授(現在の准教授)とのことでした。「常行さ~ん」とか気軽に呼んでたけどね・・・。


合宿は、軽井沢プリンスホテルや苗場プリンスホテルで良くやりました。

3泊4日も、常行先生は合宿しているホテルから東大に通勤、つまり、朝軽井沢から新幹線で東大へ、夕方、新幹線で軽プリに戻る生活をなさっていました。すいませんでした・・・。


2006年に宮古島に移住することを、生徒さんたちにお話した時、長男は「裏切り者!」と私に怒りました。

そりゃそうだね。

申し訳ない気持ちで一杯でした。

その後、宮古島に遊びに来てくれました。

今は、大学受験中。

自分の好きな分野が見つかり、頑張っているようです。

がんばれ!


2010年に、宮古島ジュニアオケが東京に演奏旅行に行ったとき、皆で東大を訪れ、東大の教室で常行先生に

お話をしていただきました。「大学とは何をしに行くところか。東大はどういうところか」

これがすごく好評で、聴いていたこの中から東大を目指す子が出たくらいです。

それで今回もお願いしました。

素晴らしいお人柄の方です。

お楽しみに。