まだ雪の日が多いが、いよいよ2月だ。
娘も息子の奥さんもようやく安定期も過ぎ、無事臨月まで辿りついた。まだまだ気を抜けないが、子供達が親になり、孫達からみたら私達も祖父と祖母になる。
思えば約30年”光陰矢の如し”とはよく言ったもので、あっという間に過ぎた。
若い時は必死に日々働いていたが、家に帰った時に妻や子供と会える嬉しさはかけがえのないものだった。疲れなんてすぐ吹き飛んだものだ。
今、身体が不自由になり男として父としてもうその役目を終えた心境だが、若い時の私を覚えていてほしい。まだ幼い時のTDLのカウントダウンパーティ、野球を始めた頃のトスバッテング、スキーのクリスチャニア、中学校球技大会でのホームラン、クロールでの競泳、そして誕生日に送った家族一人一人の似顔絵、誕生日のメッセージビデオ・・・そんなにたくさんないけど人並みの父親だったと思う。これからは君達がお父さん、お母さんだ。
子供が小さい時期はとても短い。でも、その頃が人生で一番輝いているかけがえのない時期なんだ。とにかく愛情をぶつけて自由にのびのびと暮らしてほしい。
子供の成長は親の人生の生きた証であり生き様だ。まさに私はトンビが鷹を育てた例だが、年を取って病気にかかった今でもこれからの君達の未来が楽しみであり、いろいろな希望が待っているだろう。
いい事だけじゃない。そんな壁にぶつかっても、夫婦が信じ合えていれば必ず乗り越えていける。人生を先に長く生きた先輩として、この事だけは確かだといえる。






ほら 足元を見てごらん
これがあなたの歩む道
ほら 前を見てごらん
あれがあなたの未来
未来へ向かって
ゆっくりと歩いて行こう