てんかんの考察 ~ナチュラルドッグアロマケアでできること~   | PAWペットアロマウェルビーイング協会オフィシャルブログ~わんこのアロマライフ~

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こんにちは。
ペットアロマウェルビーイング協会代表すとうえりですしっぽフリフリ

今回は、ご質問の多い「てんかん」に対するナチュラルドッグアロマケアについて、このブログを通じて多くの方と情報共有したいと思います。



<よくある質問>

『てんかんのある犬に、アロマケアは可能ですか?可能な場合、どのようなアロマケアがおすすめですか?』

『書籍やネットのサイトによってはティーツリーやクラリセージはてんかんの子には使用禁止と書かれているものを見かけますが、実際のところどうなのでしょうか?もし使用できる場合は、おすすめのブレンドなど教えて欲しい。』

『うちの子は、時々ひきつけを起こします(脳波の検査までは受けていない。獣医よりチワワはひきつけを起こしやすいと聞いている)。ひきつけが起きた場合、筋肉の緊張を素早く解すトリートメントがあれば教えてください。』



まず、人間においても犬においても、メディカルな活用をする場合にはその症状についての基礎知識をきちんと理解することが大切になります。

そして、症状に対して獣医師はどのような治療法、投薬を行うのかを把握することも重要です。


【犬のてんかん】
〜100頭に1頭の割合でおこる犬のてんかん〜
脳をつくっているニューロン(神経細胞)に何らかの異常が起こる、突然足を突っ張らせ、泡を吹いて倒れたり痙攣を起こす。
てんかんの発作は、動物の中で「犬」が最もよく発病する。
四肢を硬直させ横に倒れ、筋肉には微かな震えが見られる。それと同時に意識がなくなり、口から泡を吐く。また、無意識に便や尿を排泄する。その後、発作が再発せずにおさまる場合と連続で起こる場合がある。後者は重積状態といい、生命にもかかわる危険な状態。
ニューロンの変化は脳そのものの異常によって生じる場合と、それ以外の病気によって生じる場合がある。前者には、脳の炎症や脳腫瘍、脳の奇形、脳の損傷など。また後者には、低血糖症や肝臓の疾患、腎臓の疾患、低酸素症、低カルシウム血症、高カルシウム血症、低マグネシウム血症がある。
脳に栄養を供給するのは血液だが、これらの病気になると血液中に毒物が混じったり、ある種の物質が足りなくなったり多すぎたりする。そのため、脳に毒物が入り込んだり、十分な栄養がいかずに、ニューロンに異常が起こる。また、ストレスや精神的なもの、天候も発作に関係していることもある。
他に、原因が分からない特発性てんかんがあるが、何らかの遺伝的な原因が元で起こるといわれている。
てんかんの原因となっている病気が分かったら、その治療を行う。
特発性てんかんでは通常、薬物治療を行う。主にフェノバルビタール、プリミドン、フェニトインなどの抗てんかん剤が用いられる。





これらの情報から、「補助療法のアロマケアでは何ができるか」ということを考えていきます。


◇アロマトリートメントをすることで、神経の興奮を鎮めることができる

◇抗てんかん薬の役割と、その働きを妨げずに働きをサポートする薬理作用のある精油を活用する


と、私は考えました。





◆抗てんかん薬(神経の興奮を抑える作用がある)
中枢神経系に作用し、神経細胞の興奮抑制作用などにより抗痙攣、催眠、鎮静作用などをあらわす


★神経の興奮を抑える作用のある精油=中枢神経鎮静作用

《エルテル類の主な作用》
 鎮痙攣作用+++
 神経バランス回復作用+++
 鎮静作用+++
 鎮痛作用+++
 抗炎症作用+++
 血圧降下作用+++


<酢酸リナリルを多く含む精油>
 クラリセージ、プチグレン、ラベンダー(アングスティフォリア)、ネロリ

●クラリセージ
鎮静作用のあるエステル類を多量に含むので(エステル類酢酸リナリル 60~80%)、リラクセーションの効果が期待できる。酢酸リナリルには、主に太陽神経叢(自律神神経叢神経節中で最大の神経節、膵臓の後方に位置する数個の扁平な神経節の集合体)への鎮静作用がある。

ここで、クラリセージの作用が活かせることが見えてきます(ただし使用量には注意が必要)。


※クラリセージとセージは同じシソ科の植物ですが、成分の組成が異なり、香りも作用も違う精油になりますので注意してください。

※インターネットで検索をすると、「犬・猫のてんかん発作時にクラリセージの原液1滴を手に取って撫でる」というような使用法が記載されているものを見つけましたが、私は猫に精油は使用しませんし、犬においても精油の原液使用はしていませんし、おすすめしていません。


また、セロトニン(神経伝達物質)が不足するとてんかんの発作を起こしやすいようなので、セロトニンの分泌を促すことで、てんかんの発作を予防するという考え方もあります。
「リモネン」にはセロトニンの分泌を促進する働きがあるようなので、柑橘類の精油の中でも神経鎮静に導くオレンジ・ビターやマンダリンなどが使いやすいのではないでしょうか。

神経鎮静のエステル類とリモネンを含むプチグレンは、バランスが良い精油ですね。

●プチグレン
エステル類の酢酸リナリル(45〜55%)と、モノテルペンアルコール類のリナロール(20〜30%)を含む、神経鎮静のゴールデンコンビです。
また、エステル類には強い鎮痙作用があるので、ひきつけを起こしたときに活用できます。
アンスラニル酸ジメチルという成分を微量含んでおり、これは副交感神経の強壮、強い抗不安作用が特徴です。リモネン(〜5%)も含んでおり、セロトニンの分泌を促す作用も期待できます。



トラブル回避のためにも、どのような精油がてんかんに禁忌であるか、なぜ禁忌なのかを理解することも重要です。


ケトン類のカンファー 
呼吸中枢刺激作用、血管運動興奮作用があるので、てんかん患者には使用しないこと


<カンファーを多く含む精油>
ラベンダー(スーパー、ストエカス、スピカ、レイドバン)、ローズマリー(カンファー、シネオール、ピラミダリス、ベルベノン)、ペパーミント、ユーカリ、セージ、ヤロー、コリアンダー、タナセタム
※他にもありますが、広く用いられる精油をまとめました。



どうでしょう!?
てんかんへのアロマ活用のポイントがご理解いただけたでしょうか?

私は神経の興奮を和らげる精油を使用しての日常的なアロマトリートメントで、てんかんの発作の回数が減ったり発症しなくなった子、また発作が起きたとしても軽度で治まるようになった子のケースを多く見てきました。

犬の症状が少しでも軽減できるような、上手なアロマケアとタッチ(筋肉のひきつけを緩めるのには、しっかりタッチゆっくりリズムのエフルラージュ)で手助けしてあげてほしいと思いますキラキラ


精油を使用することに、不安がある方もいらっしゃるかと思います。

私も精油選択の際には、精油以外のもの(ハーブウォーターなど)で代用できないかなど、リスクを最小限に、アロマケアを最大限に活かせるよう色々と調べてから用いるようにしています。

正しい知識と見解があればこそできる有用活用が、メディカルアロマセラピーです。

ぜひアロマの学びを深めて、さまざまなケアに役立てていただけたらと思いますクローバー



あなたも愛犬と一緒に
「ナチュラルドッグアロマケア」を学んでみませんかキラキラ

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