皮膚科通いが続いている。


 原因はどうやらヘアカラートリートメントのしすぎらしい。


 白髪をトリートメントしながら染めるが、毎日使っても大丈夫というものの、頭皮にそれが残り、かゆみやかぶれにつながったらしい。


 白髪が気になり、つい多用してしまったが、見た目にとらわれている自分をあらためて感じた。


 人間は見た目でなく中味が大事と思いながらも第一印象やあまり親しくない人に対しては見た目が大事と考えてしまう。


 コロナ禍ではマスクで顔は全部は見えないし、髪の毛の与えるインパクトが以前より大きい。


 そのせいもあって、白髪を染めることにこだわってしまったのかもしれない。


 時代のせいもあるが、老いていく自分を認めたくない気持ちもあり、白髪染めをあきらめるのは難しい。


 今はドクターストップがかかり、染めるのができないので開き直っているが、果たしてオーケーが出たら私はどうするのか。また染めて痒みと戦うような気がする。