夢と現実の間で
自分の存在が危うく行き交うことの真実。
人は実際、夢と言いながら寝ている間に
別の世界に別の時代に
行き来しているのではないか。
死と言いながら別の時代に
存在を移動させているのではないか。
今まで生きていた人間がペットが、
あのぬくもりを失い
この世を去る事が信じられないし、
自分自身どこへ行くのか、
本当に自分と言う個が完全に失われるとは
信じがたいのだ。
現存する物質で作られ、
ほとんどの生物の生態が明らかになる中で、
それぞれの個とは?

宇宙のたった一つの
ほんの小いさなこの地球で
さらにほんの一つの自分と言う個。
考え方によってはこの個こそ宇宙をも包み込む
最大の存在なのかもしれない。
なぜなら夢の中で宇宙の果てまでも行けるし、
どの時代にも行ける。
夢を体が現実と受け止めた時、
人は生と言う時空の旅に出かけるのだろう。

旅の準備は心の準備。
いつでもどんな相手でも話せるように
心をよく磨いておこう。