非常に感銘を受けました。人出不足の本当の構造が垣間見える記事でした。中でも印象に残ったのは以下の文。

 

・「優秀な外国人が帰国し、残ったのは資格も技能も無い、単純労働しかできない日本人だけ。学ぼうという向上心もなく、文句を言うばかりで、いくら人手不足だと言っても、こちらも受け入れたくないくらいです。優秀な外国人を呼んで、日本人を指導してもらう、というような現実が、すぐそこまで来ているんです」

 

・「仕事があるのにないと言い、人が余っているのに人手不足。それなのに、外国人を優遇するなとか、日本人を無視しているとか言われるわけですから、こちらとしても、そんな人たちとは付き合いきれない。そういう人たちを相手にするのは、座して死を待つようなものです」

 

私の職場でも安い賃金で働く優秀な外国人労働者だらけです。世界一難易度が高いと言われる日本語を短期間でマスターして時には自分なりの考えをアピールして議論に参加することもあります。英語もなかなかのもの。かたや日本人といえば日本語よりもはるかに難易度の低い英語を10年勉強してもろくにしゃべれない人だらけ。日本人と外国人労働者が同じ条件で働けば簡単に負けると思います。近い将来日本人労働者と外国人労働者の立場は必ず逆転します。外国人労働者の方が難易度の高い仕事をして単純な仕事しかできない日本人労働者を安い賃金で雇う日とはそう遠くないでしょう。日本人よりも圧倒的に不利なスタート地点から開始したのにもとからその土地に住んでいる日本人よりもいい暮らしをしているのを見れば腹立たしい気持ちはよく分かります。しかし、日本人というだけで優遇されるようなことがあっては絶対にならない。失われた30年を取り戻すために自分よりも優れた人から学ぶ謙虚さを持ち続ける事が大切だと思います。