1月25日は「初天神」。

「学問の神様」菅原道真公を祀る天満宮や天神社は全国12000社を超えると言われていますが、各社の参道には沢山の出店が並び(いち)が立って、“縁日”の言葉通りに神様と人々の縁が結ばれます。

縁日の賑わいとともに、初天神は「学業成就祭」の日でもあります。

ということでここ数年は毎年、天神様の総本社とも言える京都「北野天満宮」に、大学合格祈願の御祈祷名簿を携え参詣しています。

特に今年は東京オリンピック・イヤーということもあり、出場が内定し金メダルが期待される作新学院卒業生、スポーツクライミングの楢﨑智亜についての連載記事(朝日新聞「未来ノート-202Xの君へ-」 https://www.asahi.com/shimbun/tokyo2020/mirainote/)をプリントし、御祈祷名簿とともに御神前に奉りました。
 


 

令和初の初天神は、穏やかに晴れ上がった土曜日ということもあって、大変な賑わい。

その活気に文字通り華を添えているのが、暖冬に誘われそこここでほころび始めた梅花たちです。
 


 

中には、早くも見頃を迎えた梅木も。
 


 

古今和歌集の一句「折りつれば 袖こそにほへ 梅の花 ・・・」を思わせる、ほんのりとしかし高貴に薫るその芳香は、梅ヶ枝を手折らずとも、衣に移り香が焚き染められそうなほどです。

咲き初めし梅花の香を(まとっての御昇殿参拝を無事に終えた後は、こちらも天神祭ならではの御神楽を神楽殿にてあげていただき災いや穢れを払います。

 


 

他月の御神楽では、巫女が真剣で幾度も空を斬りながら舞うのですが、初天神では真剣の代わりに巫女鈴を鳴らしながら舞われるので、ことのほか華やかで新年の寿ぎに包まれます。

そして初天神の締めと言えば、災難厄除・学業成就の御神徳あらたかな招福の梅枝「思いのまま」の拝受。
 


 

「思いのまま」は境内の梅剪定時に出る()(ばい)に厄除け瓢箪をつけた授与品で、瓢箪の中には2月25日に催行される梅花祭の特殊神饌に用いられる「厄除け玄米」が入っています。


このお米をご飯に炊き込んでいただくと厄除・災難除・無病息災であると古くから言い伝えられているそうです。
 

 


 

今年は例年にないほど、蕾をいっぱいに付けた梅枝が多く、今年一年の安寧・来福への希望が膨らみます。

ひと足早い春を胸いっぱいに満喫した初天神、全ての人に幸多かれと祈ります。