先月、東京・綱町三井倶楽部で開催したノーベル賞受賞者 梶田隆章先生の記念講演会の模様を、YouTube にアップしました。

 

 

 梶田先生は、最小と考えられる素粒子であるニュートリノに質量があることを発見しノーベル物理学賞を受賞されましたが、宇宙物理学というご自身の分野のみならず、現在低迷が続いている日本の「基礎科学」全般の重要性を熱心に発信して下さる研究者としても有名です。

 

日本の科学技術の復興、とりわけ「基礎科学の振興」と「若手研究者の支援」に取り組んでいる私にとっては、最も尊敬する研究者のお一人で、常々ご指導をいただいています。

 

そうしたご縁もあり、主催している政策研究会「ジャパン・ビジョン・フォーラム」の設立25周年を記念した講演会にご出講をお願いしたところ、「基礎科学のためになるなら喜んで協力します」と、快諾下さいました。

 

ご講演の前半は、ニュートリノやスーパーカミオカンデなどご専門の研究分野について分かりやすく解説、後半は演題である「日本の基礎科学の現状」について、詳細なデータを示されながら逼迫する研究現場の実態を丁寧に説明されました。

 

梶田先生が述べられている通り、現在のような政策を続けていると日本では早晩、ノーベル賞受賞者が出なくなってしまうどころか、ほとんどの研究分野で未来を担うべき優秀な若手が海外や他の業種に流出してしまい、大学や研究機関に人財は残らないだろうと私も思います。

 

科学技術や基礎学問の厚みやレベルの高さは、資源に恵まれない日本を今日まで支え、これからも支えて行く数少ない“生命線”です。

 

科学技術や基礎学問の危機は、日本の「未来」の危機。

 

切迫した危機感を一人でも多くの方に共有していただくため、動画をご視聴いただければ幸いです。