祈・愛媛みかん復興!〜玉津&作新学院交流日記⑵ | 畑恵オフィシャルブログ

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西日本豪雨によって被災された愛媛県宇和島・玉津のみかん農家の皆さんが、11月半ば遠路はるばる作新学院を訪ねて下さいました。

 

お土産にお持ち下さった今まさに旬を迎えた早生みかんとみかんジュースをいただきながら、学院の中高生とともに小一時間、復興の進捗状況などについてお話を伺い、和やかなひとときを過ごさせて頂きました。

 

 

早生みかんは小ぶりながら、皮が驚くほど薄くジューシーで、甘みが濃く酸味も絶妙。

 

太陽と大地の旨味がギュッと凝縮されている美味しさに感動しました!

 

 

ジュースも、普通ならそのまま出荷できるみかんを、台風で傷がついてしまったので止むを得ずジュースにしているため殊のほか品質が高いそうで、実に豊潤で濃密な自然の旨味に溢れていました。

 

この一瓶を作るのに、20~30個ものみかんが必要だそうです。

 

 

宇和地方のみかん畑は山の急斜面にあり、作業を行うには手間がかかりますが、その反面水捌けが良く太陽光も良く当たり、海からの照り返しと潮風によって、甘み(旨味)が増すのだそうです。

 

だからこそ今回の災害では、地面ごと果樹が流されてしまって大きな被害となってしまった訳ですが、今も所々で土砂崩れで園地が寸断されているため、以前のように作業を同じ高度で横に続けて行くことが難しく、手間が何倍もかかっているそうです。

 

 

省力化のために敷設していたスプリンクラーやモノレールなども壊されてしまったため、とにかくこれから人手不足をどう乗り越えて行くかが最大の課題とのことです。

 

学院からの義援金も、スプリンクラーやモノレールの修理代にあてて頂いているとのことでしたが、険しい斜面での農作業にこうした機器がいかに重要であるかを、改めて痛感しました。

 

 

それにしても、みかん栽培のお話を伺っていると、まるで学校での教育の話を聞いているかのようで、両者が酷似していることに驚かされます。

 

みかんはとにかく毎日毎日、一本一本の果樹の様子をきめ細かく観察し、その木に応じた対応をしてやらないと、実は大きくならないのだそうです。

 

同じ品種、同じ土壌、同じ日当たりで育てても、一本一本まったく生育の仕方が異なっていて、ある木はやたらと上に伸びて葉っぱばかり出るかと思うと、その隣の木はちっとも背が伸びないのに低い所でいっぱい実をつけたりするそうです。

 

だからこそ、枝を切る“剪定”が肝心とのことですが、これがとても難しく、「先輩たちにはまったく叶わない」と訪問して下さった若手農家の皆さんが口を揃えて仰っていました。

 

宇和地方の柑橘栽培の知識と技術は、200年にも亘り受け継がれて来たのだそうです。

 

お父さんやおじいさんといった代の先輩から、「お前の好きなようにやってみろ」と言われハサミを入れてみるけれど、その結果が出るのは一年経ってからで、「それが一番こわい」というお話でした。

 

それは学校教育もまったく同じです。

 

木によって、人によって、個性も成長過程も千差万別。

 

でも、人の手を毎日かけ続けないと、決して美味しい大きい実は実らない。

 

今回台風21号によってご自宅や周辺道路も被災され、その対応のため約一ヶ月半の間、みかんをいつものように世話してやれなかったのでちょっと生育が遅い…というその言葉に、悔しさが滲んでいました。

 

 

愛媛から来校いただいた御礼とせめてものおもてなしの気持ちを込めて、学院では作新のマスコットキャラクター「さくしろう」のみかんバージョンをデザインし、そのプリントクッキーを製作しました。

 

「さくしろう」本体のデザインは学院の卒業生が残して行ってくれたものですが、各バージョンのデザインは本学美術デザイン科の藤原朋子教諭が担当してくれ、クッキーの製作は学院近くにある授産施設「共生の丘」さんが引き受けて下さっています。

 

みかんさくしろうクッキーをお渡しすると、婦人部の皆さんから「可愛い!」という声とともに笑顔がこぼれました。

 

交流会の締めくくりの記念撮影の際、折角ですからみんなで玉津みかんを持ちましょう、ということになりました。

 

すると婦人部の方から「それだったら、私たちはさくしろうクッキーを持ったらいいんじゃないの」という声が上がりました。

 

こういう方たちとご縁を頂けて、本当に有り難いと心から思いました。

 

 

記念写真の真ん中には、玉津の皆さんと作新学院を取り持って下さった、宇都宮中央卸売市場 東一宇都宮青果の横田健一さんにも入って頂きました。

 

実は横田さんは作新の卒業生で、この方が偶然にも卸売市場にいて細かい気遣いをして下さったお陰で、作新は玉津の皆さんとこんなに深い交流を行うことができました。

 

横田さんには、左手に玉津みかん、右手にさくしろうクッキーを持っていただきました。

 

今度は、作新学院の生徒たちが玉津を訪問させて頂くことになると思います。

 

流された斜面に“手のひらサイズの太陽”である玉津みかんがいっぱい実るその日まで、息の長いお付き合いをさせていただけるよう、子どもたちと“手のひらサイズの支援”の輪を広げて行きたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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