“友達なんか必要ない。必要なときにだけ利用するもの”
構成、泣きMAXストーリーで満点評価です。が、
完全に号泣物語のパターンを構築した人為的なものが感じられ、
計算尽くした涙物語として作られているとも言えます。
人の死や痛みばかりを盛り込んだストーリーなので、
原作者がそこをポイントにしたストーリーであれば、最低1評価とも言えます。
主人公リナが、何故“友達なんか必要ない。必要なときにだけ利用するもの”
と考えるようになったのかを、最後までその要因を伝えていないところがマイナス。
神髄が見えない、描かないところが、上辺物語だった感が強く残ります。
また、両親に反抗的な理由や父親がリナを野放し状態にしている
大元の原因も描かれていないところや、急に後半登場してくる友達など
表面的なストーリーになりやすく、緻密さに欠けています。
やはり鑑賞する側が心打たれるシーンばかりを寄せ集め、
並べたてたモデル作品のような感覚が残ります。
上手に仕上がっていて、表向きは良く出来た作品だけど
残念ながら本物の感動作ではないというような感覚です。
キャストの人選はピッタリ。
主役の北川景子はハマリ役で、
本仮屋ユイカの演技も良かったです。
原作者
Yoshi(よし)日本の男性ケータイ小説家。ケータイ小説のはしりとなった『Deep Love』
シリーズで知られており[1]、『ケータイ小説の生みの親』『ケータイ小説のパイオニア』
『モバイル文学の先駆者的存在』と称される。
ザブンは、携帯(電話)を使って誰もやったことのない夢を読者と共にかなえてみたいと思って作りました。
そして「願えばかなう」ということを証明し、伝えたいと思っています。
また、将来的には読者みんなのステージのような存在になりたいと思っています。これからも自分達の力で色々な意味での「波」を作っていきたい思っています。その波を表しているのが、ザブン(ZAVN)という名前の由来です。Yoshi、公式サイトより[
予備校の専任教員であった彼は、利益優先に傾いた組織と直属の上司との対立から35歳で脱サラ。
その後、1年間は失業保険と米屋を営む姉夫婦を手伝う事で食いつないだ。NTTドコモのiモード対応の携帯電話を入手したとき、「これはテレビを越えるものになる」と衝撃を受ける。ケータイサイトの事業構想をはじめ、2000年1月1日に有限会社ザブンを設立した。
2000年当時はiモードに対応したカメラ付き携帯電話は販売されていなかったが、別の機器を使用する事で携帯電話内に写真を取り込むことは可能だった。Yoshiはケータイサイトを自ら立ち上げてプリクラの代わりとして使うことを思いついた。10万円で中古パソコンとデジタルカメラを購入し、毎日渋谷センター街で道を行く若者に「サイトを作るから写真を撮らせて」と声をかけた。この活動を3ヶ月続け、200人程の若い男女の写真を撮影する事に成功した。これらの写真に写真ごとにつけるメッセージが、後のサイトのコンテンツの1つとなった。
2000年5月に、ケータイサイト「Zavn」を立ち上げる。サイト立ち上げ当初は1日5〜10人程度しか閲覧者がいなかったが、渋谷センター街でサイトのURLを書いたビラを配り、2,000人以上の女子高生に名刺を配り宣伝した。サイトに掲載したデジタル写真が200人分に達した頃、サイトへのアクセス数は10万件を超えた。2000年7月に、渋谷センター街に事務所を設立。
上辺の友達はいらない。
Dear Friends ディア フレンズ [DVD]
4,980円
Amazon |
sleepおすすめ評価
ハラハラ度
構成度
配役度
満足度
リピート
音楽
- ■映画情報
- Dear Friends ディア フレンズ (2007年 日本)
- ■内容・ストーリー
- リナは家庭に関心のない父・幸三と過保護の母・加奈子の許で育った女子高生。完璧なルックスを武器に、男女を問わず、次々と人の心を捉え、自由奔放に生きていた。そんなある日、繰り出したクラブで、リナは突然意識を失って崩れ落ちてしまう。検査入院したリナの許に、同じ病院に通うマキが突然訪ねてくる。
- ■キャスト・スタッフ
- 北川景子、本仮屋ユイカ、黄川田将也、大杉漣、宮崎美子、佐々木麻緒、大谷直子、小市慢太郎
原作:Yoshi 監督:両沢和幸 脚本:両沢和幸、三浦有為子 - ■視聴時間
- 01:54:56
- (C)2007「Dear Friends」製作委員会
解説
病魔に侵され自ら命を絶とうとする女子高生と彼女と痛みを共有しようとする同級生の友情を描く青春ドラマ。「Deep Love」で社会現象を巻き起こしたベストセラー作家Yoshiの同名人気原作を、『ナースのお仕事 ザ・ムービー』の両沢和幸監督が映像化。ヒロインに『ワイルドスピードX3 TOKYO DRIFT』の北川景子、彼女の同級生に『スウィングガールズ』の本仮屋ユイカ。実際の体験談に基づくリアリティあるテーマが衝撃的。
あらすじ
“友達なんか必要ない。必要なときにだけ利用するもの”と言い放つ女子高生のリナ(北川景子)は、突然の病魔に侵されすべてに絶望して自ら命を絶とうとする。そんなリナの前に、親でもとりまきの友人たちでもない、彼女の記憶にさえない小学校時代の同級生マキ(本仮屋ユイカ)が突然現われる。彼女は自殺しようとするリナの代わりに、自らの胸にナイフを突き立てる。