BIUTIFUL ビューティフル (2010)

 

 

 

 

病院の看護師との会話が日本ではあり得ないようなやり取りにちょっと嫌悪感。

こういう看護師だったら、何度刺されるのか分からないし、痛い。

下手な看護師は日本にもいるけど、二度失敗する看護師って、三度目はあり得ない。

 

「電話いいの?  手を開閉して。」

 

「新しい注射器? 新しいか?」

「ご心配なく 新品です。」

 

(針を刺す)痛がる・・・

「経験あるのか?」

 

「血管が見つけにくくて」

「気をつけろ」

「すみません 手を開閉して」

 

(針を刺す)痛がる・・・

「おい!下手だな。注射器を」

「すみません。」

「新しい注射器をくれ」

 

(患者が自分で刺して、採血を取る)

「どこで覚えたんです?

8時間絶食してますね?」

 

「聞いてない、何のことだ?」

「説明は?」

「何もなかった、冗談じゃないぞ

もう俺に針を刺すな」

 

 

 

こんな会話のやり取りの様に、やるせない貧困生活と日常を描いており、

中国人やセガール人などの出稼ぎの人達が、バロセロナで働いている。

密入国で、何時強制送還されるかも分からない。

そんな人達のブローカーが主人公の仕事。

 

主人公は、死者の最後の言葉を受取り、その言葉を家族に告げる仕事もしており、

混沌とした境遇の中で、がん宣告と戦い仕事に、家庭に最後まで生き抜いていく。

 

世の中を生き抜いていくには、なんて過酷な現実なのだろうと、

打ちのめされるような作品でもあり、華美な部分は皆無。

 

唯一、キャバレーの裸の女性たちで賑わっている店だけが、

男たちの楽しみであるかのように華やいているのが現実だったりする。

 

ストーリーの終わり方にも、人生って最後はこのような終わりを遂げるのかと

イメージと死後の世界を映し出しているように終わる。

あくまで、明確さはなく雰囲気で表現しています。

音楽は美しい曲が流れ、それだけが救いかもしれません。

 

主人公意外、人物が地味な俳優でキャスティングされており、

ヒューマンドラマといった感じです。

 

 

 

ハビエル・バルデム

 1969年3月1日 - スペイン俳優

配偶者    ペネロペ・クルス(2010年 - )

カナリア諸島ラス・パルマスにて、祖父母の代から俳優の芸能一家に生まれる。

叔父は監督のフアン・アントニオ・バルデム。6歳でデビュー、テレビなどに出演するようになるが、

ラグビーの世代別スペイン代表チームに選抜されるなど、スポーツ選手としても活躍。

芸術に興味を持ち、マドリッドで4年間絵画を学ぶが、才能がないと感じて画家への道を諦める。

 

1990『ルルの時代』で映画デビュー。1992年公開のビガス・ルナ監督の『ハモンハモン』で知られるようになる。

2000公開の『夜になるまえに』で英語作品に初出演(初主演)、

スペイン人俳優として初めてアカデミー賞主演男優賞)にノミネート。

 

ゴヤ賞を5度受賞、ヴェネツィア国際映画祭 男優賞を2度受賞。2008スペイン映画国民賞を受賞。

近年はハリウッド作品にも出演しており、2007年公開の『ノーカントリー』でスペイン人俳優として初めて

ゴールデングローブ賞助演男優賞)、アカデミー賞助演男優賞)を受賞。

ロック音楽やヘヴィメタルを好み、AC/DCの大ファン。

 

ハモンハモン
夜になるまえに
海を飛ぶ夢
ノーカントリー
BIUTIFUL ビューティフル
007 スカイフォール
パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊

 

 

 

 

ペネロペ・クルスの夫が主人公。

 

 

sleepおすすめ評価

   ハラハラ度   爆  笑爆  笑爆  笑爆  笑

   構成度      照れ照れ照れ

   配役度            グラサングラサングラサン

   満足度            ラブラブラブ

   リピート     笑い泣き笑い泣き笑い泣き

   音楽       口笛口笛口笛口笛口笛

 

 

BIUTIFUL ビューティフル (2010)

BIUTIFUL

監督
 

 

■映画情報 
BIUTIFUL ビューティフル (2010年 スペイン,メキシコ)
 
■内容・ストーリー
スペインの大都市、バルセロナの片隅で生きる男ウスバルは、妻と別れ2人の幼い子供たちと暮らしていた。生活は決して裕福とはいえず、日々の糧に得るためにあらゆる仕事を請け負い、時には非合法な仕事も行ってきた。しかしある日、ウスバルは“末期がん”の宣告を受ける。彼に残された時間は2ヶ月。忍び寄る死への恐怖と闘いながらも、ウスバルは愛する子供たちのために残された時間を生きることを決意する。愛、罪、運命、そして死。終わりを知ったものだけが見せる、力強く美しい人間の姿とは。
■キャスト・スタッフ
ハビエル・バルデム、マリセル・アルバレス、エドゥアルド・フェルナンデス、ディアリァトゥ・ダフ、チェイク・ナディアイエ、チェン・ツアイシェン
監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ 脚本:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ プロデューサー:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ 、ジョン・キリク、フェルナンド・ボバイラ
■視聴時間
02:27:39

(C)2010 MENAGE ATROZ S. de R.L. de C.V., MOD PRODUCCIONES, S.L. and IKIRUFILMS S.L.

 

 

 

解説

バルセロナを舞台に、闇社会に生きる男が末期がんで余命いくばくもないことを知り、愛する子どもたちのために精いっぱい尽くそうと奮起する感動作。『バベル』の名匠アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥが監督を務め、現代社会の病理をリアルに扱いながら、闇の中から一筋の光を見いだそうとする人間の強さと美しさを描く。主演は『ノーカントリー』のハビエル・バルデム。父から子どもたちへ向けられた最後の愛の物語に胸が熱くなる。

 

 

あらすじ

スペインの裏社会で生計を立てるウスバル(ハビエル・バルデム)は、あらゆる闇取引に手を染めながらも、愛する2人の子どもと情緒不安定の妻を支えて暮らしていた。ある日、自分が末期がんであることを知ったウクスバルは、やがて訪れる死の恐怖と闘いながらも、家族との愛を取り戻すために新たな決断を下すのだが……。

 

 

 

 

 

 
書籍で原作を読みたい。

 

 

 

 

なし。