ブロンクス物語/愛につつまれた街 (1993)
ロバート・デニーロの初映画監督作品です。
デニーロファンには、たまりません。
デニーロが出演しているだけで、魅了してしまうのですが、作品構成度も最高です。
音楽が、ジャズとR&Bのスタンダードで素晴らしい。
感動します。
デニーロが、バスの運転手の配役なんですが、どんな役もこなしてしまうのが彼です。
出しゃばり過ぎず、しっかりと存在感は残しています。
渋くてセクシーなデニーロは、最高の俳優です。
初監督作品とは感じさせない、心温まるストーリー。
子役のフランシス・キャプラの演技力が素晴らしい。
特に印象深いシーンは、警察官が訪ねてきて、目撃者として立証させられる場面。
父親と一緒に連れて行くと、そこには7人のマフィアがいます。
一人づつ、顔と目を合わせていきます。子供からしたら大人は脅威を感じる存在。
そんなシーンを演じる彼ですが、演技とは思えない表情で、少年の素の姿、そのものでした。
フランシス・キャプラの名場面にキューンときます。
この作品は、マフィアのボス役、チャズ・パルミンテリが書いた脚本です。
マフィアのボスなんですけど、優しいボスを演じています。
人間味溢れる好演技で、作品を温かく仕上げています。
Chazz Palminteri
1988年に自分で脚本を書いた一人芝居が評判になり、後に『ブロンクス物語/愛につつまれた街』としてロバート・デニーロ監督で映画化された。舞台では18のキャラクターを一人で演じたという。
今宵は、「ブロンクス物語/愛につつまれた街」を鑑賞してみませんか。
映画と共に眠りたい。
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●sleepおすすめ評価
ハラハラ度
構成度
配役度
満足度
リピート
音楽
ブロンクス物語/愛につつまれた街 (1993)
A BRONX TALE
- 監督
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解説
主役であるC・パルミンテリーのオフ・ブロードウェイで大評判をとった舞台作品(一人芝居)を本作が監督デビューとなるデニーロが映画化。9歳の頃、街の顔役の殺しをかばう偽証をしたことで一目置かれ、闇の世界への憧れを強く抱える青春を送る少年が、黒人少女に恋をし、彼らとの抗争の中で葛藤して、より人間的な生き方に目覚めていく姿を、ジャズやR&Bのスタンダードを絶妙に配して、伸びやかに綴っている。