今朝のニューヨーク証券取引所が昨年の金融危機以来、9ヶ月半ぶりの水準で大引けを向かえた。日本が一旦金融危機前の水準まで上げたのに比べるとかなり反応が鈍いのだが、鈍いなりにもここまで上昇したとなれば、信用は出来るだろう。
実態経済はまだまだなので、下げる余地はあるのだが、スイングで取るならば、とりあえず99円近辺で一旦利食い、94円付近で指値で待ち構える戦法が有効かもね。
ドル円に関しては、ドル金利が円金利よりも安いので、一旦急激に上げて、利食いで下がるだろうが、方向性としては買いだね。
ドルとユーロは売値と買値の幅が狭いのでそもそもデイトレードに向いた通貨。これらの通貨は金利も日本よりも安いので、大量保有をしていると毎日金利差だけ売り方に取られてしまう・・・・他の金利が高い対円通貨(クロス円)に関しては底を打ったと判断しても良いと思う。
デイトレードの判断基準は各国の取引中の株価、日本の朝を基準考えると、順々にシドニー、東京、上海、香港、シンガポール、ムンバイ、フランクフルト、ロンドン、サンパウロ、ニューヨーク。これらの取引所のリアルタイムの株価の勢いを参考に上澄みだけを取る。これが一番安全だ。なぜ外貨が必要か・・・国を超えてのグローバル経済なので、当該国の決済手段としての通貨が株価につられて変動するからだ。そして、常にそれは株価あっての為替。金利あっての為替なのである。
正直、大塚病院でデイトレードをするのは無茶であった。接続のスピードが遅く、各国の株価の状況がわからないのである。しかし、私はグラフから動きを予測するチャーティストとしての自信があったのだが、商品取引では通用した方法が為替では通用しなかったのである。結果的に40万ほど赤字を打ってしまった。
今回の相場は為替判断に対して何が重要なのかを深く知る事が出来た相場だった。