本日(15日)の午後、参議院会館の講堂で開かれていた、<新共通テストの2020年度からの実施延期を求める院内集会>というのに参加した。
 
この集会は、『入試改革を考える会』という団体の主催するもので、私は、インターネット(というか、主にツイッター)で知った。
 
本日、3時45分から5時半まで開かれていた。
私は、最近、ブログ等のために写真を撮ることが多くなっているので、会場の前から2列目に座ってしまった。
(私のように、主にiPadというタブレット端末で写真を撮っていると、前のほうに座らないと、使えるような写真は撮れない。
だいたい、日本人は普通、前の方には座らないので、結構、空いている。)
 
 
しかし、その結果、逆に会場全体の様子がわからないという欠点があった。
前のほうで、特に壇上に近い、左手のほうは、国会議員の人たちなどが座っていた。
 
ちなみに、私の左手は、某・女性国会議員で、右手は、どこか、新聞社か何かの記者のような雰囲気の若い女性だった(一人でカメラで写真も撮り、もっぱら話を聞きながら、記事なのか、その元原稿なのかわからないが、打ち込んでいるという雰囲気)。
 
また、後で登壇したかたの話だと、この集会の参加者は『100人くらい』だったようだ。
この集会、『入試改革を考える会』の代表と呼びかけ人(世話人?)格らしい人々が次々とたって発言した。
 
(以下、私が随時、発信していた『ツイート』といただいた資料の一部を紹介しながら、話を進めて行こう。)
最初と最後(閉会の挨拶)は、会の代表の大内裕和(中京大学教授・教育社会学)という方。
 
マイクを使っているのに、意外と大きな声でお話になっていたが、『運動の盛り上がり』に気が高ぶっておられたのかもしれない(失礼。それとも、もともと声が大きいかたなのかもしれない)。
 
私が発信していたツイートを幾つか紹介する(なお、明らかに間違った内容のもの。例えば発言者のお名前などについては、訂正した形にして紹介する)。
 
<現在、院内集会に参加中。前のほうに座ってしまったので会場全体の様子は、よくわからない。>
 
<実をいうとツイッターの発信は初心者なので、良く勝手がわからない。
右隣は、女性記者のようだ。左隣は、有名な女性国会議員。
現在、中村高康教授が、『新共通テストの問題点』を報告中。>
 

 
<詳しくは、あとでブログで発信する予定。>
これは、まさに『羊頭狗肉』で終わってしまった。
 
メモを取ってある部分もあるが、『ツイッター』と『手書きメモ』の二刀流でやっていたために、どちらも不十分なままに終わってしまった(反省)。
 
 
<現在、国語の記述式の問題点を報告中。>
これは、ツイッターのなかでは、お名前が混乱してしまったが、紅野謙介(日大教授)先生だったようだ。
 
<入試をきっかけとして、大学、高校の教育内容の改革(?)を目論んでいると報告。大学入試をテコにして、幼稚園から大学までを変えようとしている。>
 
<試験形態には、それぞれ一長一短がある。所詮、テストである。しかし、テストの本質を理解していない人たちが、記述式試験の導入をしようとしている。>
 
<100万人の同世代のうち、(大学を受験する)50万人しか念頭においていない「入試改革」。
記述式問題の回答というのは、受験生の数だけバラエティがある可能性があるような試験形態である。
そのことが理解されていない。>
 
<(仮に、出題者のほうでも想定していなかったような)予想外の問題が出てきたら、本来、その時点で(採点を一時、ストップして)出題者を含めて、採点者の間で協議する必要がある。そして、『同じような回答がほかにもなかったか』と再点検をしなければならない。>
 
<(つまり記述式問題というのは)採点能力には、限界が生じるような試験形態である。
受験生の数、採点者の数、採点者の能力・質、採点期間。>
 
ところが、今回の共通テストでの国語の記述式問題の導入というのは、膨大な数の受験生が受験して、しかもそれを非常に短期間で採点をしなければならない。
 
1万人の採点者を、『アルバイト』などで確保するというが、<このような(記述式の)問題点というものが、検討されないままに進められてきている。>
 
<記述式とは、本来、出題者と受験者とが、答案を通して『対話』をするような試験形態である。>
<これらの問題点に対するベネッセの回答自体が、私が採点をしたとすれば、40点の答案に過ぎない。>
これは、『落第点』ということなのだろう。
 
<上位の管理者が、管理して『品質管理』を保つという回答だった。
これは、採点者の採点の質が低いということを暗示(吐露)しているようなベネッセの回答である。>
 
<このような状況では、共通テストでの記述式導入はやめたほうがよい。記述式試験という試験形態自体を冒涜するような話である。>
 
 
 
<次は、数学の記述式の問題点について、吉田弘幸先生(予備校講師)の報告。
国会議員も有名な人たちが、大勢来ている。もっとも(忙しい人たちばかりなので)出入りがそれなりに激しいが…。
ただし有名な人でも関心が高い人は、長時間とどまっていた感じ。>
 
<現在、言われている数学の『記述式』というのは本来の記述式ですらない。
ただ、手で書かせているというだけの話である(本日の初鹿議員の文科委員会での質問でも取り上げてもらった。>
 
 
<左手の最前列に初鹿議員が座っている。
なお、吉田先生の話だと、現時点でのこの集会の参加者は100名程度らしい。>
 
<最初の(共通テストの)試行調査の問題はまだしも、記述式問題の形をとどめていた。
第二回の試行調査の問題では、その形すらとどめていない。
記述式問題は、(数学の場合)100点満点のうち15点を占めている。国語よりも数学のほうが、大きな問題を抱えているのではないか。>
 
<数学の問題では、記述式の問題以外でも、おかしな問題がある。
まず冗長な文章を読ませ(太郎さんと花子さんの問答の形になっている)、それから論点を見出して把握する必要な形式の問題もある。
これなどは、数学の能力を問う問題にならないのではないか?
 
こうした形式の問題の改善を求めたい。>
 
<記述式の問題は絶対に中止すべき。また、マークシート式の問題であっても、数学の能力を問えないような問題はやめてほしい。
次の学習指導要領の内容を先取りした問題を、出そうとしているのではないか?
まだ、学んでいない新学習指導要領に沿った問題をなぜ、出すのか?
次の学習指導要領自体にも問題が潜んでいる。>
 
<次の学習指導要領では、学習範囲からベクトルを追い出している。
基礎的な知識をきちんと固めないで、『実用的』なものを取り込んでいるのが、新学習指導要領。
本来、数列・ベクトル・行列は一体のものとして学ばなければ、真の理解にはつながらない。>
 
ここで、この一連の報告は終わる。
 
 
<国会議員の発言が始まる。>
このうち、代表的、あるいは印象的なものを何人か紹介したい。
 
<初鹿議員の発言。本日の文部科学委で記述式の問題点について質問した。
特に、採点の前に採点者に対する研修を終えていることが必要とされている(1万人と言われる採点者に対して)→問題、回答例が外部に漏れてしまう危険性がある。
この問題を取り上げた。
 
この問題点について、(萩生田大臣の)答弁は誤魔化そうとしている。>
 
<来週の水曜日と金曜日に(衆議院)文部科学委で、『高大(高校と大学の)接続』に関して集中審議を行う予定になっている。>
 
(続いて共産党の参議院)<吉良議員の発言、始まる。>
(いろいろ問題があるけど)<『新しい制度ですから、とりあえず一回やってみて…』と萩生田大臣は回答している。>
 
<吉良議員の話の続き。自分は学生時代のころ、記述式の問題の採点をした経験がある(某社の試験の)。>
その時の経験でも、『記述式の問題の採点は大変』というようなことを言われていた。
 
<来週?には、参議院でも紅野先生を参考人として呼び、陳述していただくことになっている。
さすがに、サービス精神旺盛の発言>と感じた。
 
その他、畑野議員も発言。
<桜井議員?の発言。
自分はアメリカの大学に留学していたが、その時の経験でも、『書く能力』を測るというのは、採点が難しいと痛感していると述べた。>
 
その後、<梅村みずほ議員(維新)の発言。
『維新』としてはこの問題に関してまだ明確な方針を打ち出せていない(この人は、新人の議員らしい)。
集会に参加して、改めて問題点を認識したと発言。>
 
<続いて福嶋みずほ議員が、『Wみずほです』と言って発言。>
<『公平性』が保てない記述式試験はやってはいけない。『粉砕』するために共に頑張ろう。>とこの人らしい発言だった。
 
<続いて水岡議員?(お名前が違っているかもしれない)が発言。
中学校の理科の教師をしていた。記述式問題を出題して、その後『しまった』と思った>(体験がある)と発言。
 
<80人2クラスの答案を採点するのに、大変だったという体験の披露。>
 
 
このように、国会議員の発言といっても、非常に生々しい、あるいは『共感』のあふれた発言が多かったのが、特徴だったように感じた。
 
<国会議員の発言は、時間が来たので、打ち切り(になった)>
 
<閉会の挨拶を大内裕和代表より開始。>
<2つのお願い。11月24日の東大における緊急シンポジウム。
緊急声明への賛同署名を引き続きつのりたい。>
 
これらが、関連の資料。

 
結局、この記事を自宅に戻って、書いていたので(おまけに帰りが遅くなってしまったので、ついつい、記事をまとめている途中で、アルコールまで飲み始めたので)、効率は大幅低下。
 
しかも『ツイート』で発信したものに、(予定に反して)ほとんど何も新しいことを付け加えていない。
しかし、今後、この『大学入試』に伴う問題は、ますます矛盾が激化していくような感じを受けた。
 
私自身、今回、初めて(この問題の)集会に参加して、問題の奥深さを改めて感じた。