みなさん、お日さまは神さまだって、思ったことがありますか?

私はしんじています。


伝説(でんせつ)によると、

米は、太陽の神、すなわち天照大神(あまてらすおおみかみ)から、私たちにさずけられたものです。


これは、ある意味ではまちがいなのかもしれません。

なぜなら、米は、中国や朝鮮(ちょうせん)から伝わったと考えられているからです。


しかし、じつは本当なのです。なぜなら、私たちのお米がそだつのは、太陽のおかげだからです。

ですから、私は本当に、お米は天照大神からいただいたものだと思っています。


私たちにお米をさずけてくださる、そしてあらゆる生き物を育て、山や川にめぐみをあたえてくださる、お日さまに感謝(かんしゃ)し、学んでいきましょう。




いざなぎの尊といざなみの尊は、日本をお作りなったあと、海を生み、川を生み、山をお生みになりました。さらに、木の祖先である「くくのち」を生み、草の祖先である草野姫(かやのひめ)をお生みになりました。



そしていさなぎの尊といざなみの尊はお話されました。

「山も川も草木も生んだ。こんどは、天の中心となる神を生まなければならない。」と。

そこで、いっしょに日の神をお生みになりました。これが天照大神でいらっしゃいます。


いざなぎの尊といざなみの尊はおよろこびになり、「わたしたちの子どもはたくさんいるが、こんなにすばらしい力をそなえた子はいなかった。さっそく天の中心としよう」とおっしゃっりました。


つぎに、月の神をお生みになりました。その光は、太陽の次にうつくしかった。

そこで月の神も、日の神とならんで天におくられました。



さらに「すさのおの尊」が生まれました。この神は、勇敢(ゆうかん)だが、とても乱暴(らんぼう)でした。また、よく泣きわめく。このために国はあれてしまいました。

両親の神(いざなぎの尊といざなみの尊)は、

「おまえは道徳(どうとく)からはずれている。だから天に行ってはならない。とおい根(ね)の国に行け!」とおっしゃって、おっぱらってしまいました。


※すさのおの尊…いろんな性格(せいかく)をもっている、じつに不思議(ふしぎ)な神さまです。

とても乱暴(らんぼう)だが、泣いてばかりで、しかも勇敢(ゆうかん)です。

そして今はまだ分かりませんが、やがて和歌(わか)をよんで文化(ぶんか)をお作りになったり、

あるいは大ヘビを退治(たいじ)するなど、正義(せいぎ)をもっていることも分かります。


ぜひ注目(ちゅうもく)してください。


※根の国…地面(じめん)の下にある国。死んだ人が行くのだろうか。

和とは、みんなが等しいことによってもたらされるのでしょうか。

私は、まちがいだと信じています。


和は、ひとつひとつちがうものが、大きくまとまるからこそ、生まれるわけです。

音だってそうでしょう。和音を作るためには、ドの音、ミの音、ソの音の3つがなければなりません。

いくらピアノを強くたたいたり、ボリュームを上げたりしても、ドの音だけでは和音はできません。


等しいということと、和というものは、これだけ大きくちがうのです。




北朝鮮では、トップの人たちのあいだで、めでたいことがあると、軍の行進(こうしん)のようなものがはじまります。なるほど、足なみなどは完ぺきにそろっているように見える。しかし私は、バカバカしく思います。


もはや人間ではない。

雨の日の、たくさんの「雨つぶ」のようなものです。彼らには「自分」というものがありません。

ひとりひとりが等しいとは、けっきょく、こういうことなのです。


ざんねんながら、「ひとりひとりが等しい」ということを目ざしている人たちが、いまだに多くいます。




もう一度書きましょう。和は、ひとつひとつちがうものが、大きくまとまるからこそ、生まれる

ひとつひとつが等しいのでは、雨つぶと同じになってしまいます。


和とは、このようなものである、ということを知ってください。

つぎの記事では、「和」の歴史(れきし)をしょうかいします。

前回、三はしらの神について、お話しましたね。

三はしらの神のあとにも、神が8、お生まれになりました。男神(おがみ)と女神(めがみ)が4ずつです。


順番にまとめると、

くにのとこたちの尊」がはじめにお生まれになって、

その子が、「くにのさづちの尊

そのまた子が、「とよくみぬの尊

これらの神が、三はしらの神です。

※いずれも男神です。


そしてその子が、「うひじにの尊」と「すひじにの尊

そのまた子が、「おおとのぢの尊」と「おおとまべの尊

そのまた子が、「おもたるのみこと」と「かしこねの尊

そのまた子が、「いざなぎの尊」と「いざなみの尊

となります。

※紫が男神、赤が女神です。


くにのとこたちの尊から、いざなぎの尊・いざなみの尊までを神代七代(かみのよななよ)と言います。


とくに注目(ちゅうもく)しておきたいことは、

・男神(おがみ)は陽神、女神(めがみ)は陰神とも書かれること。それぞれ、読み方は同じです。

・陽は天、陰は地をあらわすこと。

いざなぎの尊(みこと)と、いざなみの尊(みこと)がお生まれになったこと。


では、いざなぎの尊と、いざなみの尊のお話をしましょう。




※天浮橋(あまのうきばし)…天にうかぶ、夢のようにすばらしい橋か?

※矛(ほこ)…のような形をしていて、先っぽが金ぞく。

※大島(おおしま)…この名前の島はたくさんあるので、どの島かは不明。

※吉備子洲(きびのこじま)…岡山県北部の半島(はんとう)

※対馬(つしま)や壱岐(いき)…どちらも、九州より北にある島

いざなぎの尊と、いざなみの尊は、天浮橋で相談(そうだん)されました。

「きっとこの下には、国があるだろう」と。

そこで、天の矛(ほこ)を使って、下におりられました。すると、青く広がる海がありました。

そして、矛の先から海水がしたたれ、ねり固まり、ひとつの島になりました。これをオノゴロ島と言います。


このオノゴロ島を、国の「み柱」にして、いざなぎの尊いざなみの尊は結婚(けっこん)をされました。

これらのことをすると、「島の子ども」が生まれます。


まず、淡路島を生み、続いて本州(北陸をのぞく)、四国、九州が生まれていきます。また、隠岐島(おきのしま)と佐渡島(さどがじま)は、双子(ふたご)として生まれました。人々がしばしば双子を生むのは、これにならってのこと。

さらに北陸地方、大島(おおしま)、吉備子洲(きびのこじま)が生まれました。


その他、対馬(つしま)や壱岐(いき)ができたのは、海水のあわが、ねり固まったものです。