ローキルシェルター2.譲渡率UPのための努力。 | 被災地動物情報のブログ

ローキルシェルター2.譲渡率UPのための努力。

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今日もローキルシェルターの続きです☆

※関連記事

http://ameblo.jp/japandisasteranimals/entry-10910237933.html

http://ameblo.jp/japandisasteranimals/entry-10911375012.html

収容された犬に対して、
それぞれの個体にマッチした運動量やしつけ、
食事が与えられるように、
猫に対しても
ローキラーシェルターでは
猫に負担がかからない
&快適に滞在できるアイデアが満載です。



犬ほど集団生活の中で社会化を学ばない猫ですが、
穏やかに社会化を身につけていく猫にもやはり、
人やほかの猫との協調性が尊重されます。


そのためローキルでは
兄弟で収容された子は同じ檻で、


猫が落ち着くようにボールやザルなどが入れてある
(日本で流行った猫鍋とおなじ原理です)


またほかの猫と上手く暮らせる猫たちは、
ソファーや階段、外が眺められる窓がついた
家のリビングと同じ自由な空間で過ごすことができます。



窓からは外の景色が眺められますー☆

人よりも場所に定着すると言われている猫ですが、
シェルターでは猫と遊ぶボランティアスタッフがいて、
猫の社会化を育成しています。






ところで、
アメリカのシェルターでは
殺処分をするしないに関わらず、
生後8週間未満の動物は檻に入れられていません。



日本では生後8週間未満の動物は
手がかかるとして
保健所に収容されると即日殺処分になると聞きますが、
アメリカでは生後8週間未満の動物は殺処分せずに、
手間や時間がかかっても、
譲渡が法律で認められる生後8週間まで
大事に育てられます。



犬猫に関わらず、
収容された赤ちゃんアニマルは、
社会化や適切な医療ケアを受けないと
その子の生涯にわたり大きなダメージになるとして、
NURSING ROOMと言う
スタッフが24時間待機している保育部屋や、
フォスターホームで
慎重に保護&育てられるようになっています。


そんな訳で我が家でもミニ猫をフォスターする時は
集団でやってくるのであります。



そして一定の体重や年齢を過ぎると、
避妊/去勢&予防接種を受けて、
いよいよ譲渡スペースへとデビューします。




デビュー前にグルーミングを受けて準備万端


ローキルシェルターでは
犬や猫の本質に沿った、
また個体の性格や体質に無理をさせないよう、


動物第一主義

の努力を随所に見ることが出来ます。


次はこのローキルシェルターから
実際に譲渡するときのレポをUPしたいと思います☆