大谷翔平、9回決勝打で両腕何度も振る「儀式」…誕生日は「家でおいしいケーキでした」
【デトロイト(米ミシガン州)=帯津智昭】
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平が12日(日本時間13日)、4連敗中のチームを救う一打を放った。
敵地デトロイトでのタイガース戦に1番指名打者で出場。
同点で迎えた九回二死に中堅への勝ち越し適時二塁打を放ち、4―3の勝利に貢献した。
チームの連敗は4で止まった。
勝ち越し点を挙げた大谷が、二塁ベース上で両腕を何度も左右に振り、喜びを表現した。
ドジャースの選手たちが安打を放った際にする「儀式」。
ベンチとブルペンに向かって2度、儀式を行った大谷は「(3連戦の)シリーズの初戦だったし、勝つか勝たないかはだいぶ違う」。自らの一振りで勝利を引き寄せ、うなずいた。
ドジャースは、この日も先行を許す展開だったが、八回二死から3連打で追いついた。
九回は下位打線が好機を作って二死一、三塁で大谷に打席が回った。
1ボールからの2球目、内角高めのツーシームをとらえたライナー性の打球が中堅へ飛ぶと、大谷は本塁打を確信したようにゆっくりと走り出した。
ただ、打球はスタンドにわずかに届かず、ワンバウンドしてフェンスを越えた。
グラウンドルールにより、二塁打に。
大谷はこの日の八回まで9打席連続で凡退しており、久しぶりに手応えのある一打となった。
5日に30歳の誕生日を迎えた。
今年は結婚してから初めての誕生日を過ごし、「(妻の真美子さんからお祝いを)してもらいました、家で。
おいしいケーキでした」と振り返った大谷。
16日のオールスター戦前に行われる恒例イベントのレッドカーペットショーには、夫妻で参加する予定だと明かした。
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