暗闇に包まれたトンネルで撮影された写真が話題
「サスペンスドラマ」のような光景に思わず目を疑う
トンネルで撮影された「サスペンスドラマ」のワンシーンのように登場する妻が話題になっています。
投稿したのは、Xユーザーのかるお(@Oldroutewalker)さん。
当ポストは2024年2月11日時点で3万6000件を超えるいいねを集めており、「コツ、コツと足音が聞こえそう」「圧倒的な主人公感」と多くの反響が寄せられています。
記事後半では、「トンネル」の工事費用についても紹介します。
※投稿された写真は【写真4枚】をご参照ください。
※今回紹介するポストは、投稿者様の許可を頂いております。
※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
暗いトンネルの中で、ライトを照らす妻が…
「うちの奥さん、たまにサスペンスドラマみたいな登場の仕方する」
そんなコメントとともに投稿されたのは、一枚の写真でした。そこに
写っているのは、暗いトンネルの中でライトを照らす、女性の姿。
コートを羽織り、手にしたライトを高く照らすシルエットと、静けさを感じる暗闇のムードが相まって、「ドラマや映画のワンシーン」のよう…。
写真の女性は「かるお」さんの奥様とのこと。
どういった状況だったのか…近代土木遺産が好きだというかるおさんに、詳しくお話をうかがいました。
ドライブに行こうという話から、趣味に付き合ってもらった
写真は今年1月のとある日曜日に、兵庫県丹波篠山市の初代鐘ヶ坂隧道の一般に解放されている場所で撮影したものだそう。
「ドライブに行こうという話になり、僕の趣味に付き合ってもらいました」と話してくれました。
かるおさん自身は何度か訪れている場所だったため、ライトを用意せずにすぐにトンネルへ入ったそうですが、奥様はライトを準備して後から入ってきたといいます。
かるおさんは、「僕の趣味である廃道、廃トンネルとかに一切興味を持ってませんが」と前置きした上で「基本的には好奇心旺盛なので、興味を持つと、えらい勢いで対象に近づいていきます。
勢いありすぎて、髪の毛がなびいてます」と話してくれました。
勢いよくトンネルに踏み入った奥様の姿が、偶然にも「ドラマの一コマ」のように写ったようですね。
(以下引用)
うちの奥さん、たまにサスペンスドラマみたいな登場の仕方する。 pic.twitter.com/W0Hstu5n4K
— かるお@Oldroutewalker (@Oldroutewalker) January 29, 2024
「明治のトンネル」の総工事費は当時の価格で4万円ほど
大きな話題となった「鐘ケ坂トンネル」での写真。
鐘ヶ坂トンネルは、兵庫県丹波市と丹波篠山市の市境に建設されました。
明治・昭和・平成のそれぞれでトンネルが建設され、ひとつの峠に3つのトンネルがあるという珍しい場所として知られています。
その中でも「明治のトンネル(通称)」は、レンガ積み工法のトンネルで日本最古といわれている、歴史的なスポットです。
明治13年に着工、同16年に完成し、28万枚のレンガが使用されています。
なお、総工事費は当時4万円だったといわれています。
近代土木遺産に関する写真を多数投稿中
いかがでしょうか。
今回は、Xで話題になっている「サスペンスドラマの一コマのような写真」を紹介しました。
投稿主の「@Oldroutewalker」さんは、今回ご紹介した写真のほかにも、Xで近代土木遺産に関するポストを多数投稿されています。
かるおさんのXアカウントでは、歴史を感じるトンネルや橋の、素敵な写真を眺めることができます。
話題となったトンネルの所在地である兵庫県丹波市までは、東京から電車・新幹線で4時間ほどで訪れることができます。
交通費は1万5000円~1万7000円ほど。
丹波市観光協会によると、見学の際は事前の問合せ・申込みが必要とのことです。
参考資料
・@Oldroutewalker
・丹波市観光協会 明治のトンネル(鐘ヶ坂隧道)
【小野田 裕太 の意見 】
<記事引用>