とある化学の苛性ソーダ

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水酸化ナトリウム

常温では無色無臭の固体である。

アメリカ・中国・日本の化学薬品メーカーが世界の消費量の過半数を生産している。

 

家庭で天ぷら油の廃油などを利用した手作り石鹸を制作する際にも欠かせない薬品で、

薬局等にて印鑑と身分証明書があれば購入可能である。

手作り石鹸は苛性ソーダを使わない方法が主流に。

 

融点 317.85℃、沸点 1387.85℃、密度2.13 g cm−3

潮解性が強く、空気中に放置すると徐々に吸湿して溶液状となる。

 

水に易溶(20 °C での溶解度は 1110 g dm−3)、溶ける時に高温になる。

水中で完全に電離し水酸化物イオンを放出するため、強いアルカリ性を示す。

 

カセイソーダは毒劇物取締法で劇物に指定されている。

主に中和剤として用いられ、一般的には排水管の洗浄やさび取りなどに使用される。

飲むと意識障害や呼吸困難に陥り、少量でも死に至る。

 

フレークの苛性ソーダに水をかけると急激に発熱し突沸する。

水に苛性ソーダを入れていく方法で溶かす。

 

ヤバかった事故

2016年9月30日午前10時45分ごろ、山口県周南市の徳山下松港内を広島に向けて航行していた

(総合化学メーカー「東ソー」南陽事業所の岸壁から約350メートル沖合)

ケミカルタンカー「洋和丸」(199トン)の船主の正和海運(同県宇部市)から「洋和丸が浸水している」と

徳山海上保安部に通報があった。

船体が傾いて沈没の恐れがあるとして、同保安部は巡視艇などを現場に出動させた。

このタンカーには400トンの苛性ソーダが積まれていた。

乗組員の日本人4人は巡視艇に救助されて無事。

 

水と反応してヤバイ化学製品を積載している時は密閉されてます。

 

 

総トン数500トン以下のケミカルタンカーって半分沈んだ状態で航行してますよね。

こういうタンカーは揺れによってバラストタンクに浸水をお越して転覆や沈没しちゃうこともある。

 

 

固体および水溶液伴に空気中の二酸化炭素を吸収し炭酸ナトリウムを生じるため

密栓して保存する必要があるが、ガラスを徐々に侵しケイ酸ナトリウムを生じて固着するため、

ガラス瓶、特にすり合わせの栓は使用しない。

 

水溶液の場合は徐々に水分を失って濃度が高くなり、またフレーク(固体)の場合は潮解性によって強いアルカリ性を示す。

 

強いアルカリはアミド結合(ペプチド結合)を加水分解するので、タンパク質を腐食する作用を持つ。

眼に入った場合失明のおそれがあるので、取扱いには注意を要する。

 

皮膚等に付着したまま放置すると化学火傷症状を起こすので、付着した場合は即座に水で、30分程度きれいに洗い流す。

 

こすってはいけない。

水酸化ナトリウムを完全に除去しないと、皮膚の深部まで徐々に侵していく性質がある。

化学火傷で皮膚がぬるぬるするのは、皮膚のタンパク質が水酸化ナトリウムによって溶かされているためである。

こすると皮膚の整形治療が予後不良になる。