化学火傷、アルカリ?

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阪神電鉄急行

今月3日の午前11時すぎ、通勤のため兵庫県西宮市の阪神電鉄の甲子園駅から急行電車に乗った50代の会社員の男性が座席に座ったところ、尻に痛みや熱さを感じ、終点の大阪・梅田駅で降りた後、警察に相談して被害を届け出ました。

 

全治1ヶ月の火傷
警察によりますと男性は座った際、席がぬれているのに気付き、すぐ別の席に移りましたが、尻に全治1か月の大やけどを負い、今も入院して手当てを受けています。

阪神電鉄は、「捜査中なのでコメントは差し控える」としています。

 

やけどには以下原因があります

  • 温度:高温(45度以上短時間でも)、低温(長時間:予後不良・後遺症強い)
  • 電気:感電
  • 放射線:日焼け、放射性物質
  • 化学:強い酸やアルカリ

化学火傷

これまでの調べでは、やけどは化学薬品によるものとみられ、電車の清掃員が男性が座った座席の足もとにラベルの付いていないペットボトルが倒れていたのを見たということです。
警察は、何者かが座席に薬品をまいたとみて、薬品の特定を進めるとともに、傷害や阪神電鉄に対する業務妨害の疑いで、駅の防犯カメラの映像などを捜査しています。
 

 

化学火傷は、酸、アルカリ、金属塩、有機溶媒などが、皮膚に触れたために起こる火傷です。
職場で起こることが多いのですが、家庭では消毒剤、漂白剤、さび落とし、トイレ洗浄剤などの誤用で起こることもあります。

 

熱傷面積算定法は大人「9の法則」、子供「5の法則」、部位により概算する方法があります。

 

 

薬品を浴びたり付着したら、水道水で長時間(30分くらい)洗い流してから、医師によるやけど治療を受けます。

救助する人も素手で作業しないようにします。天然ゴムラテックス化学手袋があれば最適。

 

救助作業中やあとに顔や目を触るとヤバイので、かゆいときは先に十分な手洗いをしましょう。

 


酸によるやけどは通常浅いものです。

発赤(ほっせき)やびらんを伴い、薬品の種類によっては緑黒色や暗褐色(硫酸)、黄褐色(硝酸、塩酸)、白色(フェノール)を呈します。
 

治療はまず、早急に大量の水で洗い流します。

工業用、実験用のものですと、かなり強い酸ですので、最低30分は洗い流すようにします。

 

家庭用のですと、成分が弱いのであまり問題にはなりませんが、かぶれたりもしますので、水で十分に洗い流します。
その後は、やけどと同じ治療をします。

アルカリ
酸にくらべると、重症になりやすいといわれています。

アルカリによるやけどは深く、蒼白(そうはく)でなめし皮のようになり、かなりの激痛を伴います。
これは、アルカリにより脂肪の酸化やたんぱく溶解をきたし、皮膚の深部まで入り込むためです。
 

治療は、酸と同様、大量の水で洗い流すことが大切です。

その後はやけどの処置に準じた治療をおこないます。

 

 

 

火傷の深さ

全治は人によりさがあります。

 

全治1ヶ月だと、III度でしょう。

皮下組織は皮下脂肪が貯まる疎性結合組織の層で血管や神経が通っている。

筋や骨などもっと深層にある構造と皮膚とのすき間を埋めている結合組織でスカスカで脂肪があり強度は低い。