北海道の山羊です。

今日の最高気温は20℃ 雨です。

 

前回の続きから

生徒さんに喜んで貰えると思っていたキャンドルでしたが

予想外の感想が沢山出てきました。

 

作るのが面倒くさい・ストーブもホットプレートもない

道具や材料を揃えるのが面倒

せっかく彫ったのに溶かすのは勿体ない

体温が高くて柔らかくなる、体温が低くいので固くなる

彫ったら返すのでまた再生して下さい

石鹸より上手に彫れますか?

キャンドルの方が高く売れますか?

・・・・・・

はっきり言って石鹸で練習して頂いた方が・・・いいな(^_^;)

 

カービング一筋なら生徒さんの為に作る時間もあったかもですが

現在もまだ事務のおばちゃんと2足のわらじなもので。

作りたい人だけ作って下さいな~と言うわけで

やる気のある生徒さんやメールでお問い合わせ頂いた

本当に作って見る気のある人に回答させて頂きました。

 

道具 秤・小鍋・ホットプレートまたはHIコンロ

    シリコンの型または紙コップ・割り箸

    アマゾンとかにこんなのとかあんなのもあります

材料 パラフィン(融点58~55℃の粒状)

    ゼリーワックス(プルンっと固めがお勧め)

    香料・色材・座金・糸芯

お勧め材料店

ベッキーキャンドル http://www.candles.jp/

 

ちょっと試したい方向けの材料

 

 

100均などの色つき香り付きのティーライト型キャンドル数個

同じく100均などのガラス容器に入ったジェルキャンドル

(ジェルキャンドル作成用の材料でチューブに入ったワックスは使えません)

 

※キャンドルを溶かす時の注意

 直火は厳禁です!

 キャンドルを作る上での詳しい注意点をネットや

 本で勉強してから作業に取りかかって下さい。

 本文では長文になるため割愛させて頂きます。

 

 

基本の分量は1(パラフィン):1(ゼリーワックス)から始まります

この分量なら1年中何処の誰でもナイフは入ります。

ただし、柔らかめです。

例 パラフィン50g ゼリーワックス50g

材料を用意する時に、各200gは用意して置いて下さい。

 

小鍋にパラフィンとゼリーワックスを入れて中火でゆっくり溶かします。ゼリーの方が遅く溶けるので必ず割り箸でかき混ぜながら、サラサラな液状になるまで溶かします。

型に流し入れ、室温で完全に冷まします。

急激に冷ますと陥没するので必ず室温で。

ナイフを入れてみて柔らかければパラフィンを5g単位で足して

溶かして固め、ナイフを入れるを繰り返します。

逆に固すぎれば、ゼリーを5g単位で足して溶かし固め確かめるの繰り返しです。

おそらく最終的には2:1前後の割合になるかと思います。

今の気温や自分の好みの固さでオリジナルの分量となります。

おおよその分量が決まったら香料を全体の約6%まで

色材はお好みで削りながら色味を見ます。

香りと色が決まりましたら、再度冷ましてからナイフを入れて固さを試します。柔らかければ・・・固ければ・・・で微調整します。

これで出来上がったキャンドルはあなたの完全なオリジナルになります。

糸芯はパラフィンでコーティングして置き、カービング後に竹串で穴を開けて差し込みます。

 

 

他に粘りを出したい時に、粘土のように使用できるソフトマイクロワックスを少量添加したり(沢山入れるとナイフにこびり付く)

ソイワックスとマイクロワックスのブレンドをしたりなど配合はいろいろ出来ます。(ソイもマイクロも本当に少量程度です)

 

2色にする時(ディッピング)は予め同じレシピでコーティング用のキャンドルを作って置きます。

糸芯は型入れの時にセットをして置き、まだほんのり暖かい内に型から出して、2色目の小鍋にポッテリ浸して引き上げ、表面が冷めるまで吊して置きます。

または網の上に本体を置いて上から2色目をかける方法もありです。

どちらも厚い層なら何度か繰り返します(3色もあり)

 

 

常温というのは結構くせ者です。

例えば、今日大阪方面で石鹸のような固さのキャンドルを作ったら

それを北海道に持ってきても彫ることは出来ません。

気温が15℃も違うのですから(笑)

おそらく柔らかめに作ったのでなければ、こちらでは彫れないでしょう。

でも気温35℃のところで柔らかめに作ってしまうと、外で販売は出来ません。プラ容器の中で溶けていくことでしょう。

 

えーっ なんだか面倒で嫌だ! と思った方は

メーカーさんで既にブレンドされたワックスがあります(笑)

ベッキーキャンドルさんで たぶん夏向き用 おそらく冬向き用

香りも色もこちらで購入すると良いでしょう。

このブレンドワックスも固さの調整がしたい場合は、作成と同じようにどちらかを少量ずつ足していきます。

 

100均材料の場合、座金や糸芯は予め外して計量。

グラスのジェルキャンドルは指でかき分けて、中の飾りや砂と分けて計量し、キャンドルと一緒に鍋で溶かし混ぜます。。

砂やラメは少量混ざっても大丈夫、鍋で溶かした時に下に沈むので型に流し込む時に、入らないようにします。

固さの調整は上と同じです。

市販品の汎用であれば、香りも色も付いてるので簡単です

どうしても色味を変えたい場合は、クレヨンを削って入れますが

クレヨンには種類によって粉成分が多めのものもありますので

その影響でクレヨンを入れる前よりも柔らかくなる場合もあります。

 

道具(鍋など)のお手入れですが、水洗いは出来ませんので、汚れは布かペーパーで拭き取るしかありません。

ですから、小鍋は専用になります。

 

細かな彫りクズを何とかしたい場合はドライヤーをかける

(やりすぎると溶けます)

コーティングしたい場合は、つや消しニス(スプレー)

テカテカにしたい場合はつやありニスを使います。

ナイフのこびり付き防止に、ペーパーにオイルを染み込ませ置き、カービングナイフを拭きながら彫ると付きにくいです。

押し花や造花・プリザーブドの花びらをコーティングしたい場合はスプーンを熱して表面のワックスを溶かしながら花びらをくっつけていくなど、キャンドルならではの加工方法がありますので、キャンドル技法を覗くと楽しいですよ。

 

作成したカービング用キャンドルは溶けやすいですので、商品として販売したりプレゼントしたりするにしても、自己責任でお願い致します。

 

※ カービング後のキャンドルに火を灯す場合は、安全性やカービングの持ちの良さを考えて、水に浮かべるフローティングキャンドルとして使用することをお勧めします。

 

さて これで山羊の今年のお当番は終了

9月は静岡県の先生へ バトンタッチ!