では特上卓第315戦前編の開始です。
東1局
早くもリャンメン2つの1シャンテンの所、3メンツ完成となる引き。
この手は現状ピンフドラ2の1シャンテンなので、出来ればこのまますんなりテンパイが入って欲しかったのですが、こうなってしまえば迷いますね。
ここは迷った結果、わたしはこのようになった時は受け入れを重視して切りとする事がほとんどなので、ここはヘッドレスの1シャンテンに構える切りとしました。
はい。先生に怒られました。
やはりこの手はピンフドラ2の1シャンテンなので、今回に限っては必ずリャンメン待ちが残りピンフ確定となる現状維持が良かったみたいです。
テンパイが入りました。
って、まぁこうなる事も当然あるのは分かっていたのですが、何故かわたしはこう受けた時に必ずと言って良いほど単騎待ちが残りますよね。本当に不思議です。まぁここはとりあえずの単騎ダマですね。
ちなみに、「文句を言うのであれば何故現状維持としなかった」と思う人も居るでしょうが、が重なる確率もを引く確率もそこまで大差はないので、単にテンパイチャンスが倍となる方を選んだまでなのです。にも関わらず、そのほとんどの場合が先にリャンメンを引いて単騎が残ってしまうんですよね。そら文句の一つも言いたくなります(笑)ただ、今回は先生にダメ出しを喰らっているので、やはり待ちリーチとなっていなければならなかったように思います。まぁミスと言えるレベルではないように思いますが。。。
これはドラがなので、ここはタンヤオ確定とするのではなく、ノベタン待ちでリーチに踏み切ります。をツモれば満貫ですからね。
はい。
結果は、リーチツモドラ2で2000・3900のツモアガリとなりました。
これは幸先良いスタートとなりましたね。
東2局
これは、対面に三色確定のダマでも満貫確定となるテンパイが入った所、即リーチに踏み切った局面です。
ここはわたしであれば間違いなくダマに構えますね。理由はいつも言っていますが、やはりダマで満貫となる手をリーチとしたが為に、ダマであればノーケアで出ていた牌を止められオリられてしまい、アガリ逃しとなるのが一番嫌だからです。
ちなみに、もしもリーチを掛けるのであれば、わたしは敢えてここは1枚切れとなったばかりのを狙って切りシャンポン待ちリーチとしそうです。まぁを切ってのダマ以外の選択肢はありませんが。。。そして、もしもその後を引けば三色を壊してでも切りリーチの3メンチャンに受けます。ただ、を引いた時のみ迷いますね。もちろん、雀頭が役牌のでなければメンピンドラ2の満貫確定となるので迷わず切りリーチの一手ですが、今回はピンフにならないので迷います。。。まぁおそらくそれでも切りリーチですかね。。。
はい。先生は微妙なダマとの事ですが、これは切りリーチと言うのがミソなのでしょうね。つまり、切りリーチであれば現物のが合わせ打たれ、ワンチャンスなどとなって比較的が出易くなると言う事なのだと思います。逆に言えば、もしこれが切りなのであれば、鉄板でダマだったように思います。
とは言え、ここは絶対に押すべきですね。なぜなら、オリようにも対面の現物など1枚たりとも無いからです(笑)
よく、このような時にとりあえず筋だからとを切るような人も居ますが、対面のリーチ宣言牌はなので、わざわざ手を崩してある意味危険牌とも言えるを切るなどもっての外です。ではここはかの選択となりますが、安全度だけで言えばワンチャンスのの方が圧倒的に安全ですよね。ただ、やはりこの手はカンの受けもあるので、ここは手を曲げたが故になどで放銃になるのは耐えられないとw、ツモ切りとします。
ここが分岐点になりますね。対子落としでオリる方法もありますし、くらいではまだオリれないと押すのもアリだと思います。正直ここは迷いましたが、この巡目に対子のを落とした所で確実に通る牌はその2枚しかないのであれば、ここはくらいまでは押そうと、ツモ切りとしました。
ここは一番手広く受けるのであれば切りですが、ここは既に無筋を2牌も押している事もあり、リャンメン2つの1シャンテンに構える現物切りとしました。
これは、下家が絶好のを引き入れ役あり現物待ち3メンチャンテンパイが入った所、追い掛けリーチに踏み切った局面です。
これは素晴らしい判断ですね。よく、このような時に現物待ちだからとダマに構えてしまうような人も居ますが、下家の手はダマで2000点しかないので、このような時は例え3メンチャンではなくリャンメン待ちであったとしても追い掛けリーチが正解なんですよね。しかも今回は3メンチャンなので、これはもう鉄板の追い掛けリーチです。やはり、このような時にダマに構えているようではダメでしょうね。
テンパイが入りました。
ここは下家からもリーチが掛かっていますが、ここでノーチャンスとなったも押せないようでは一体何の為に対面のリーチにツッパったのか分かりません。よって、ここは当然の追い掛けリーチとします。
はい。当然ですよね。
結果は、リーチ一発ツモ赤1で3900オールのツモアガリとなりました。
やりましたー。
わたしは基本的に守備型だと思っていますが、こうしてアガリが見えるような時はキチンと押せるんですよね(笑)まぁ言ってしまえば、バランス型とでも言いましょうか。と、調子に乗っておきます(笑)
東2局1本場
このような時に、が2枚切れではカンは苦しいかと、全くと言って良いほど不必要ななどを残し先にカンターツを嫌うような人も居ますが、わざわざ先に切るべき牌があるにも関わらず、敢えて先にターツを壊す必要性など何処にも無いのです。理由は言うまでもなく、引ける可能性が低くなったのは事実ではありますが、引けないと決まった訳では無いからです。よって、ここは素直にを切ります。
正直、何故かこうして素直に打てない人が本当に多過ぎるんですよね。。。
これですね。まぁいきなり引けたのはツイているだけですが、可能性が0ではない以上、これは異常な事でも運だけなどではないのです。だからこそ、こうして正しい手順でキチンと最善の一手を選ばなければならないのです。
そして、ここは1枚切れとなったドラのペンを嫌うのか、1枚も見えていないペンを嫌うのかですが、このような1枚見えなだけであればそこまで引ける確率に大差はないので、このような時は裏目となっては痛い方は残した方が良いですね。つまり、ドラのが裏目となった方が痛過ぎるので、ここはペンを嫌う切りとします。
はい。先生は麻雀を分かっていますね。
来ました!こうなれば当然の即リーチとします。
まさに完璧な手順でのテンパイですね。
結果は、リーチピンフツモドラ1裏1()で4000(4100)オールのツモアガリとなりました。
はい。完璧なアガリとなりましたね。
東2局2本場
上家に3副露が入ってテンパイ気配の所、テンパイが入りました。
上家はチーして切りなので、をまたぐ、、あるいはからの切りカンが本命ですが、流石にこの点棒状況で、親番ドラ1リャンメン待ちと言う好条件が揃った手からオリたくはありません。よって、ここはを勝負して即リーチとします。
ちなみに当たり前ですが、「今の流れなら放銃などしないし勝てる」などの何の根拠も無いよく分からない理由で押し引きを決めたりなどしません。
結果は、上家からリーチ赤1で3900(4500)点の出アガリとなりました。
東2局3本場
このを鳴いてしまえば雀頭が無くなりますが、この手は愚形ターツが2つもあるので、このような時は仕掛けて愚形を解消出来るようにした方が有利ですね。よって、ここから仕掛けて行きます。
ちなみに、ここでもやはり、「流れが良いから面前で行ける」などの訳の分からない事など持ち出すべきではないのです。
はい。
テンパイが入りました。
結果は、わたしと上家の二人テンパイ流局となりました。
もちろん、面前で打っていればどうなっていたかは分かりませんが、仮にどうなっていたとしても、それは所詮結果論でしかないんですよね。なのでそうではなく、その場その場で最善だと思われる手順や選択をするのみなのです。だって、何の根拠も無い理由?から最善だと思われる手順を踏まず、それが結果的に上手く行った所で、一体誰がそれを評価などしてくれますか?と言う話となるからです。
東2局4本場
これはもう即リーチの一手ですね。理由はもう何度も言って来ましたが、このような時にや引きの手替わりなど待っても引ける確率など恐ろしく低いので、ここは手替わりなど待たずこの巡目から出アガリの抽選を受けられるようにすべきだからです。
はい。当然ですよね。
つまり、ここでダマに構えて運良くリャンメン待ちに手替わりアガれたとしても、それこそただ運が良かっただけに過ぎないと言う事なのです。言い替えれば、ここで即リーチとしたが為に、例えばリーチ後にを引き、結果でならアガれていたのが流局に終わってしまったとしても、ここでキチンと即リーチを打った人の方が上手く、ダマに構えて結果的にアガれた人の方が。。。と言う事なのです。それが理解出来るかどうか、受け止められるかどうかが一番重要な事なのです。
結果は、わたしの一人テンパイ流局となりました。
ちなみに、リーチ後すぐに確率の低過ぎるを引いていますし、おそらく待ちとなっていればアガれていたでしょう。ですが、ここで「ほら見た事か!」などと思うようではダメなのです。やはり、確率の低過ぎる現象は所詮運が良かっただけの結果論でしかないので、結果論によって正解不正解を決めているようでは絶対に強くなどなれないからです。
では中編へ続きます。