この子の七つのお祝いに(日本・1982年) | Cinéma , Mon Amour.。.:*☆

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左脳は邦画で出来ておりまする╰(*´︶`*)╯

 
  こんばんは

今宵ご紹介する映画は
この子の七つのお祝いに
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1981年、第一回横溝正史賞を受賞した
斎藤澪氏の処女作の映画化です
横溝正史センセと聞けば作風は想像つきますな


戦後間もなくの頃の話
おんぼろアパートに母娘が住んでおりました
母親の岸田今日子さんが、幼い娘に
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『お父さんは
     私たちを捨てて別の女の所へ行ったのよ』
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『お父さんはお母さんのお金を
全部持ってっちゃったの
悪いお父さんねっ、いけないお父さんねっ!
娘ちゃん、お父さんを恨みなさい、憎みなさい』

『お母さんは体が弱いからもうだめ
娘ちゃんが大きくなったら
お父さんを探して復讐しなさい
約束よ、絶対よ!!指切りげんまん』

などと連日連夜、
歯切れよく言い続け
その後、身勝手にも

娘ちゃんが七つになった正月元旦に
手首と頚動脈を切って自殺しちゃうんです
それも娘ちゃんが寝ている隣で……

これはもうトラウマ以外の何物でもなくて
そこから、成長した娘ちゃんの母に成り代わって
父親への復讐劇が始まるのですが

配役を見れば
横溝正史のセオリーと申しましょうか
誰が犯人かはすぐ分かります

ですから
謎解きの面白さというよりは
キャストに注目して観るほうが
楽しいかもしれません


まずは何と言って岸田今日子さんですね
夫(芦田伸介さん)に捨てられ娘を洗脳する
その言動や行いの数々が怖い……もうそれにつきます
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わたし的には『ムーミン』の声、そして
『ぅおぉぉぉ~くでは』(大奥)の
ナレーターとしての印象が強いのだけれど
お若い時はこんなにコケティッシュでいらっしゃって
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言い方は変だけれども
女優さんになれる方って、
やはり我々とは違うんだな~と感じますね
岸田さんは2006年に逝去されております
なんかね、、ムーミンがいなくなっちゃったって
残念な気持ちになったことを思い出しました

他にも

『カナダからの手紙』
『後ろから前から』
楽曲で知られる畑中葉子さん
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与えられた仕事をキッチリこなしています


~やめて はぁ~♬
『経験』の辺見マリ さん
こちらも雰囲気にぴったりな占い師の役所で
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『バラエティには出なかった』
骨太な室田日出男 さん
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いいなぁ、室田さん……
昔はこういった色の濃い脇役さんが沢山いたんですよ
室田さんもお亡くなりになってますねぇ


『永遠の 1:9分けダンディ』杉浦直樹 さん
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杉浦で検索かけると 
辻ちゃんの旦那君、杉浦太陽氏が
一発目に出てくる今日この頃……
2011年、肺線がんで逝去されています
今作でもタバコをひっきりなしに吸って
『おれは肺がんで死ぬんだ』なんてセリフが
ありましたが、どういった因果だったんでしょうか

『ミスター・誠実』芦田伸介 さん
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芦田さんと言えば言わずと知れた『7人の刑事』
寂寥感たっぷりのオープニング曲が有名ですが
そのせいかどうか、芦田伸介さんには哀愁と
それからこの人は、嘘はつかないだろうって
信頼感がありますが、
芦田さんももういらっしゃらないんだな……

そして
『ニヒルなピエロ』根津甚八さん
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実は二十代の頃に
ラジオの公開放送で生甚八さんを見たことがあって
何考えてるかわからないところが、また素敵でした
引退なさったようですが、御年67歳におなりとは!
まさに光陰矢の如し……

と、あの時代を
表から脇から彩った方々が
多数出演しております


ブロ友のあの方も、この方も、その方も
『この子の七つのお祝いに』がお好きだと仰る

もちろん皆様
横溝正史センセもお好きであり


こういった『親の因果が子に報い』な話は
あまりに、あまりに日本的で
わたしたちのDNAに組みこまれちゃってるせいか
無下には出来ないんとちゃいますやろか?

そして
意図的にご紹介をしなかったのですけどね


これが成立しちゃうってことこそが
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まさしく
『この子の七つのお祝いに』が
横溝正史賞受賞した理由でしょうなぁ


ワカルカタニハ  ワカリマスネーーー