「マレーシア インターナショナルスクール」で
検索するとたくさんの情報がザクザク出てくる笑い泣き

私が長女のためにインターナショナルスクールを
見学してまわっていたのは、10年前。
状況はずいぶんと変わった。
マレーシアのインターナショナルスクールはずいぶんと
身近になった。

娘達の通っていた幼稚園の園長先生だった女性は
シンガポール人で旦那様はマレー系マレーシア人だ。
軌道に乗っていた幼稚園は後任に任せ、
インターナショナルスクールをペナンで開校し成功。
来年9月にはKL郊外に2校目を開校すべく忙しい。

次女が彼女の娘さんと仲良しだった事もあり、
情報不足になりがちな外国人の私に優しく
いつも親切にいろいろ教えてくれた。
今でも10年前と変わらずパワフルなのだろう。

彼女のトークはマシンガンそのもの。
そのスピードとパワフルさに目がまわる。
頭の回転が早く仕事が正確で丁寧だ。
が、義理人情にあついので人の心をガッチリ掴む。

「私だって昔はゴージャスだったのよぉ!」と言って
フライトアテンダントだった時代の話を
丸くなった体を揺らしながら話し、場を盛り上げる。
自嘲気味に「わたくしキアスで失礼!ギャハハ」
と言っては笑わせてくれる。

キアスとはシンガポール人の気質を表す時に
良く使われる福建語で、良く言えば精鋭主義というか
負けず嫌いだが、決して褒め言葉ではない。
競争という競争に全てに勝ちたいという
ガツガツした感じを言う。

華人系マレーシア人の女性もキアスな人が多く、
特に子供に関わる競争となると、すごい馬力で挑む。
こういう人達もインターナショナルスクールに集まる。
そんなママ達を相手にCEOの椅子に座っているのは
日々シンドイだろう。

いろいろな学校の話を聞くが、校長先生の人となりで
学校は一変することもあると思う。

娘達の学校の校長先生は、いかにも長年教育に
携わってきたイギリス人という感じの女性だ。
学校内部ではいろいろ問題が起こるのは常だ。
でも彼女が来てから状況は確実に良くなっている。
いつでも柔らかな笑みを浮かべながら歩きまわり、
父兄や生徒に声をかける。

機会があれば、校長先生と話すようにしているが、
時折、知らんぷり出来そうな面倒くさいことにも
自分から飛び込んでいるのがわかる。

日本からインターナショナルスクールの見学に
来ている方が増えたと聞く。
容易いことではないかもしれないが、思い切って
目の前にいる先生や生徒に声をかけたり、
校長先生の意見を聞いたりするといいと思う。
パンフレットに書かれていない大切なものが
見えてくると思う。
ロケーションや学費も大事だが、その学校の特色を
自分で感じとることが大切だと考える。

このパワフルでキアスなシンガポール人の彼女にも
娘達の学校の校長先生にも魅了される。
頼んだぞ。


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