これが同一女性とは…「錯覚」利用すれば思い通りに美しくなれる | 鈴木のブログ

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目を大きくみずみずしく…「涙袋」のマジック

 「涙袋メーク」という言葉をご存じだろうか。男性はあまり聞き慣れないかもしれないが、最近、若い女性に人気のある化粧テクニックである。

 涙袋とは、目のすぐ下の少し膨らんだ部分のことだ。ここの上半分を明るめのカラーで塗り、下半分を暗めのカラーで塗ると涙袋がぷっくりと強調され、目がみずみずしく潤んで見える。表面を色分けすることで立体性を強調する技自体も目の錯覚(錯視)の活用であるが、ここにはもうひとつの錯視が生じている。

 目の下側に涙袋を描くことで、目が大きく見えるのである。これは、円の外側に少し大きめの同心円を描くと、内側の円がやや大きく見えるという「デルブーフ錯視」の応用である。同様に目の上側の輪郭を強調するアイラインやマスカラもデルブーフ錯視の原理で目を大きく見せる効果がある。

「真実の姿」と「目に見える姿」のズレ

 ある種の服装によって体形がスリムに(あるいは太って)見えたり、化粧によって顔の形・印象がより良く見えたりする現象は、錯視を活用しているということが筆者の近年の研究で明らかになってきた,バーキン。実は錯視を研究することで、視覚のしくみを解明できるのである。

化粧テク、重要なのは「脳に“塗って”錯覚させる」…2枚、襟を変えると…

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