2021年、丑年。

 

牛のごとくぼんやり生きる私ですが、

このぼんやりは巳年。ぼんやりしているようで

いつも獲物がやってくる瞬間を牙を研いて待つという。

執念深さを懐にしまい、今年もぼんやり生きていきたい。

 

丑年の競馬ってどんな感じなんだろうか。

 

いまから24年前、97年の競馬。

まずこの年、藤田菜七子騎手が生まれていた。

私、とっくに成人です。

 

マヤノトップガンが天皇賞(春)を勝ったこの年、

クラシックは皐月賞と日本ダービーをサニーブライアン

が勝ち、菊花賞はマチカネフクキタル、

キョウエイマーチとメジロドーベルが牝馬三冠を

分け合った。

 

この年の記憶といえば、やはり天皇賞(秋)の

エアグルーヴだろうか。

 

武幸四郎、初勝利が重賞勝利(オースミタイクーン)。

 

女性騎手のトピックスがいくつか

牧原由貴子がJRA女性騎手初の特別戦勝利

板倉真由子、女性騎手初の障害戦騎乗

ばんえい初の女性騎手辻本由美、初勝利

ホッカイドウ競馬所属の佐々木明美が公営女性騎手として初の中央競馬騎乗

 

年度代表馬はエアグルーヴで、

この年は牝馬の年とも。

 

いやいや、2020年は藤田菜七子通算100勝、古馬混合GⅠは

モズアスコット、フィエールマン以外は牝馬とすでに牝馬の年。

今年はさらに女性と牝馬が活躍するってことなのか。

 

競馬以外だと北野武監督『HANA‐BI』のベネチア金熊賞、

宮崎駿監督『もののけ姫』公開。

暮れの12月には三船敏郎、伊丹十三死去、

そして『タイタニック』公開

 

 

タイガー・ウッズが最年少マスターズ最年少優勝、

ジョホールバルの歓喜、X JAPANの解散、

ダイアナ元妃の事故死などなど。

 

丑年といいつつ、のんびりぼんやりせず、

振り返ると、起伏の大きな一年でした。

 

これら出来事がすべて24年前のことで、

しかもこのとき自分がすでに大人だったという。

 

そうですか。そうですね。

はい、今年もぼんやりいきます。

 

なにとぞご贔屓に。