初めて韓国に行った時のバカな失敗話をひとつ。



時は2009年4月。


友達(バイト仲間の年下の子)と娘(4歳)との3人旅。

ちなみに友達は初海外。
私はその2ヶ月前にサイパンへの家族旅行で海外デビューしたばかり。
なぜそのメンツで無事に旅行出来ると思ったのかw



韓国はクレジットカードがどこでも使えるみたいな話を聞いていたのと、変にたくさん両替して残るのもイヤだなーってのとで、10,000円分しか両替をしなかったんです。
10,000円が空港両替(旅慣れてない感満載)で129,000w。
これが、海外旅行不慣れな私には最後まで慣れなかった魂が抜ける



2泊3日の2日目、まだ80,000wが財布に。

80,000wも残ってる!
ヒー!急いで使わなきゃー!

みたいに焦ったんですが、よくよく考えるとたった6,000円泣き笑い
余裕で使いきれる額なのに、なにをそんなに焦っていたのだろうか?


使わなきゃモードん時、タクシー乗ったら運転手さんが

「6時間前に初孫が生まれたんだよ飛び出すハート

って嬉しそうに写メ見せてくれて、鼻歌うたいながら運転してるんですよ~。
なんだか、ほのぼのしてこっちまで嬉しい気持ちになれたので7,500wのタクシー代に20,000w渡して

「お祝いです。おめでと~ちゅー

なんて大盤振る舞い。
つっても、まあチップとして渡したのは1,000円程度なんですがね。


そんなこんなで、夕方に行った南大門市場。
財布の中には10,000wのみ。

帰りのタクシー代くらいしか残ってない滝汗
市場の露店ってクレカ使えないゲロー

露店でカワイイTシャツ見ても買えズ。
娘にブドウ買ってとねだられても買えズ。

アタマん中に『ご利用は計画的に』の言葉がグルグルめぐるめぐる。
(世間知らずの海外初心者に街の両替屋の発想はナシ)



そして事件は夜におこりました。



買物して一旦ホテルに戻り、一番近い繁華街に焼肉を食べに行ったんですよ。
出発も遅かったし、お腹いっぱい食べて腹ごなしの散歩なんぞもしたしで、さあ帰ろうって頃には4歳児はフラフラ絶望
遅くまでつき合わせて悪かったなぁと思いつつ、帰路に。

「早くタクシー乗ってホテル帰りたい」って言う娘の言葉に少々焦って大通りに出たら、呼び込みのタクシーに声をかけられた。

値段交渉してくるようなタクシーに乗ったらぼったくられるからダメだと、散々ネットで書かれているのを見ていたのにもかかわらず乗ってしまいました!!

ホテルの名前を告げると
「トゥエンティサウザンウォン」って言われて。
(きっと5,000wかからないぐらいの距離)

円とウォンの感覚がつかめてないし、疲れてるし、「サウザン」って単語だけが脳みそ直撃して軽く乗ってしまったが、乗ってから冷静に考えると、トゥエンティサウザン?アレ?ナニ?2マン?
手元には友達と2人の現金合わせて10,000wちょい。


ヒエー!ガーン持ってない!持ってないよー!


慌てて運転手に確認するがやはり20,000w。

「ノーノー!持ってない持ってない!10,000wしか持ってないんだよ!」

と、必死で言うが運転手には日本語が通じない。


「ストップストップ」って言っても、向こうにしてみりゃ最初から値段提示して、それでOKっつって乗ってきたのに今さらなんだよ?ってなモンなんでしょう。

止めてくれないし、それどころかどんどん怪しげな道に入って行く。(今考えると普通の裏道w)

心底焦りました。このまま死ぬかな、みたいな。
だって、その運転手無線みたいなので猫と交信してたり、ひどいチックで首をカクカクするもんで、怖くて怖くて。

結局、信号で止まった瞬間に10,000w渡して無理矢理降りたんだけど滝汗
運転手もまさか日本人が20,000w(1,500円)すら持たず街に出てるとは思わなかっただろう。


そこからは、人に道聞きつつ地下鉄へ。
途中で眠ってしまった娘をおぶって、ホテルまで帰りました。




この旅で得た教訓。

『両替は全力で』

旅慣れていない初心者は、持ち金全部両替するくらいのイキオイが必要なのだ。きっと。
余ったウォンを日本で最両替するはめになり、多少手数料を引かれようとも、怖い目にあったあと夫に国際電話(ガラケー時代)で泣き言を言うよりはずっと安くつくのであるチーン